脚下照顧
※HP「研 世界史学習」TOP PAGEに連載(基本、毎日)
☆ 令和6(2024)年度
5月へ 6月へ 7月へ 8月へ 9月へ 10月へ 11月へ 12月へ 1月へ 2月へ 3月へ
~4月~
「新しい門出」の初日は、午前にバド部活(県立寺井高校バドミントン部<男女>外部コーチとして)→午後
に読書など。前者では約3週間後に迎える加賀地区大会に向けたシングルス練習を、先日から意識させて
いる「ディフェンス型」のプレースタイルの工夫中心に行い、後者は『月夜の森の梟』(小池真理子 著。朝日
文庫 刊)がメイン。「東洋医学では…哀しみや寂しさは、肋骨の奥にたまると言われています」の台詞に、
思い当たる痛みの疼きを感じた。それもこれも「滑走路」にしてここまで生きてこれたし、そんな哀しみや寂
しさを抱えた生徒達に寄り添った叱咤激励ができる「仏様」(4度目からは鬼になってあげられる指導者)と
して、また今日から頑張る(一般的な努力と、自分ならではの工夫の両方で)! 2024.4.1
午前はバド部練習試合(男女。小松高校にて)。午後に越前大野へプチツーリング。前者では格上の相手
(小松高校は昨年度の県新人戦で男女とも団体ベスト8)とのゲームがほとんどだったので、ダブルスもシン
グルスも負け試合ばかりだったが、だからこそ自分や自分達の課題が明らかになったと思う。後者は気温
が20度の暖かさで、いつもの九頭竜川沿いの道を快走。この時期の水仙や山吹などの野草の黄色い花で、
「目の保養。心の保養」。桜花はまだ二分咲き程度。「ネクスト大野」は、桜の満開の頃に! 帰りには、山
中温泉総湯「菊の湯」に浸かった。晩は、ホームシアターで「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」
を鑑賞。バイク・チェイス・シーンが出色なので。 2024.3.2
朝8:59、新2年生の女子4人と男子1人が「平気な顔をして」体育館に入ってきた。だからバド部活開始の
挨拶後の話は、「お説教(社会の授業?)」。「部活の基本的な目標は、人間性を高めること。競技力向上
という目標は、自己ベストという自分にとっての金メダルを達成するために必要」など、これまで繰り返し伝
えてきた内容。全員に話をした後は、件(くだん)の5人を集めて一人ずつに釈明させた。練習メニューは、
昨日の練習試合の振り返りを踏まえたダブルスノック(一昨年に参加したTさんのバド・クリニックで伝授さ
れた「6点打ち」を、ペアの2人がコートに入って行うもの)が中心。その後のゲーム練習でも、「左手側(右
利きの選手のラウンド側やバック側)」に球を打ち返してみよう。それでどんないいことが起きるかを知ろう」
とアドバイスしながら取り組ませた。バド部活の目標の確認ができ、修正点を意識した質の高い練習ができ
たのは、誰のお陰でしょうか? 「煩悩があって、悟りがある」という考え方につながる? 「悪人正機説」に
もつながる? あれ? 「仏の顔も三度まで」だったのでは? 否。今回のことは、一度目で鬼にならなきゃ
いけない重大事案。昼食は、持参した茹でたパスタ(ソース付き)を3職(相棒のSさんが新1年生の特進ク
ラス担任なので、1年と2年の学年会のメンバーが居る職員室。バドミントン・グッズの置き場所でもある)の
電子レンジでチンしていただいた。少し油を売って帰宅。メッチャ早い粟津温泉総湯での入浴後、読書とギ
ター。3台目(「春ギター」ラスト)のオベーションの弦を張り替えてオベーション特有のキラキラ音を楽しみな
がら、指で弦を弾くアルペジオやスリーフィンガーの曲を中心に弾き語った。 2024.4.3
午前中バド部活、午後は加賀地区バドバドミントン部顧問会議の金曜日。後者では、加賀地区大会(4/20、
27・28の3日間)の団体戦・個人戦トーナメント決め(抽選や話し合い)が小松高校で行われた。くじ運のよさ
が1年前の顧問会議からずっと続いて、今回も特に女子団体戦のベスト4のシード抽選でバッチリ発揮され
た。明日の練習で部員のみんなに印刷・帳合いしたトーナメント表を渡して、練習のモチベーションを高めた
い。 2024.4.5
午前バド部活の土曜日。春晴れの半日、バイクで往復。専門学校に進学した前主将のU君と就職したI君が
来てくれたので、理想的なダブルス練習ができた。午後は自宅で、翌日の町内会会計決算・予算の準備をし
た。 2024.4.6
9:00~13:00、昼食(出前のカツ丼)を挟んで、町内会会計決算・予算の業務(役員6名が公民館にて)を終了
させた。14:00少し前に、春のうららかな晴天の下、徒歩で加賀温泉駅へ出発。偶然、14:48分発の金沢行き
電車に丁度間に合ったので、約1時間早く料亭まつ村に到着。I君を待って、マスターとお連れ合いと私とI君
の4人で芦城公園へ。16:00くらいからお花見開始。18:30頃にはぼんぼりに灯りが点り、風情を楽しみながら
おでんなどのお総菜と日本酒を味わった。撤収後、料亭まつ村のカウンターで「2次会」。22:30頃の電車に
乗り、加賀温泉駅から徒歩で帰宅(0:30頃)。もうずっと会っていない高校時代の「畏友」T君とも電話で話せ
てうれしかった。とにかく、楽しかった! …ところが、私はスマホを芦城公園で紛失してしまったのでした(T_T)
2024.4.7
午前中、母の通院を送迎。その間、昨晩の芦城公園に行き、あらためてスマホを捜したが見当たらず、近く
の交番に相談。本署(小松警察署)で問い合わせることを勧められ、落とし物窓口で紛失届を出した。ところ
が、母の携帯に芦城公園の事務所から電話がかかっていて、最終的には小松市役所の緑化公園課でスマ
ホが戻ってきた。ホッ! 午後はゆっくり休息→バイクの給油→粟津温泉総湯(ここで12年前まで12年間暮
らしていた打木町のK.sさんと一緒になり、退職前に(株)コマツで働いていた頃のワールドワイドな色んな話
<当時の南アのマンデラ大統領と握手(!)など>を聴かせていただいた)→大林宣彦監督作品回顧で映
画「青春デンデケデケデケ」を鑑賞(昨晩の夜桜花見会。高校の同級生達と思い出話に花を咲かせたこと
からチョイスした)。 2024.4.8
バド部活が放課後ラントレの火曜日。午前中は共済組合への今年度分(短期、介護)の銀行振込を終え、
帰宅後はこのホームページの更新(R3・4年度3年倫理ウルトラ80名作・力作集の公開スタート)や読書、
アコギ弾き語り。14:30頃に家を出て(雨なのでクラウン)、きたむらクリニックで診察料のキャッシュバック
(1月下旬に風邪で受診した際に、保険証が無かった)→寺井高校図書館でMさんとお喋り→ランニング
ロードでバド部活。新1年生の入部希望者(男女それぞれ1名の経験者を含む3名)も来ていて、「新年度
が始まった感」を強く思った。部活そのものは30分程度で終了。「無職の外部コーチ」としての、「新しい生活
リズムが始まった感」もあった。 2024.4.9
16:30からバド部活「フル」の水曜日。新入生の部活体験者が、男子2名・女子16名(1名は制服のまま、
見学のみ)も来てくれた! すでに経験者の男子E君と女子Mさんは入部を決めていて(加賀地区大会
にもエントリー済み)、この日から基礎打ち→ノック→ゲームに参加。E君はかなり打てて、Mさんも含め
て団体メンバー確定(オーダーの「隠し球」)。そして一番うれしかったのが、バド初心者の男子2名。F君
は中学では卓球部員でE君と仲が良く、一緒に美川ジュニアにも練習に参加したこともあるとかで、「逸材」
と見た。N君はソフトテニスをやっていて、その癖が抜ければかなり打てるようになりそう。少し気が早す
ぎるが、2年後の加賀地区大会男子3冠(団体・個人ダブルス・個人シングルス全て優勝)獲得を目標に
できると思った。部活前は、自宅でHP・ギター・読書。読書は、『黄色いマンション 黒い猫』(小泉今日子
著。新潮文庫 刊)を読み終えた。どのエッセイも「珠玉」で、それは客観的にも主観的にも。主観的と
いうより「自分的」…。「すぐれて個別的なら、それは普遍」なら「すぐれて主観的なら、それは客観」?
2歳年下で妹と同い年の小泉今日子さんが、まさかの旧知の友のように思えた。この本は、いつでも取
り出して繰り返し読めるように、特別な本棚コーナーに置いておこう。晩にアコギでキョンキョンの「木枯ら
しに抱かれて」を、想いを込めて弾き語った。 2024.4.10
茹でたパスタをタッパーに入れ、手動ミルで挽いたスタバのコーヒー豆ダークローストを水筒に淹れて、
11:00頃にHONDA「Candy」CB250Rでプチ・ツーリングに出発! 枯渕町(山中。県民の森と我谷ダム
の間。ダム湖の湖面から緑の木が伸びている不思議な景色)・比島町(勝山。いつもは通り過ぎていた
街道沿いの町。ずっと訪れたいと思っていたここの神社で昼食)・白鳥町(郡上。岐阜県。ここも、郡上
八幡町に行く途中に通り過ぎていた。長良川に架かる橋や駅前の道を歩いた)・勝原町(「かどはら」と
読む。大野。道の駅荒島岳から少し離れた九頭竜川沿いの町。国道158線の看板「花桃公園の臨時
駐車場はこちら」を発見して途中「下馬」)を回って、帰宅は19:00近く。花曇りの半日と少しのバイクの
小旅行を満喫できた! バド部は休養日。 2024.4.11
このHPで過去の3年倫理の「授業振り返り論述ウルトラ80名作・力作集」をアップしていたら、先日捜して
いた次の言葉・考え方に再会できた。備忘録として、ここに「置く」。
アメリカの現代心理学「ポジティブ心理学」の学者が、人生(幸せ)を決めるのは、50%が遺伝、10%が環境、
そして行動が40%」という考え方を主張しています。あなたの書いてくれた「ウルトラ80」には、その考え方が入
っていて素敵です。「たとえ環境に恵まれていなくても、行動で挽回できる」という考え方は、生きる勇気を与え
てくれますね。
さて、この日(金曜日)のバド部活は、15:20からラントレ・16:45から体育館での練習。約1週間後に近づいた
加賀地区大会団体戦に向けて、男子の「打てる」新1年生(ノーマークだったF君はノーエントリー。残念)の経
験者E君と2年生2人(主将N君とペアのK君)の「3人回し」のダブルスを、女子のエースダブルス相手に試し
てみた。その後、E君にはK君とのシングルスもやってもらったが、これも良かったので、E君をダブルスとシン
グルスの2度オーダーする作戦も可能だと思った。明日は大会前の最後の半日練習。ますます楽しみになっ
てきた(^_^) 2024.4.12
加賀地区大会初日(団体戦、ダブルスベスト4決めまで)の1週間前の土曜日。午後半日の練習に、辰口ジュ
ニア→金沢学院高校(今は金沢学院大学1年生)と進んだM君が父親(なんと、山代温泉8区出身。いとこが
私と同級生だった!)と一緒に参加してくれた。この3月に卒業した男女それぞれ1名も参加してくれて、充実
した練習ができた。晩は、大林宣彦監督作品回顧として映画「理由」を鑑賞。その流れで、萩尾望都の『ポーの
一族』「小鳥の巣」を再読。「エンジェル カミング アイム ヒア!(天使が来た! 僕はここだよ!)」つながりで。
2024.4.13
1日オフの日曜日。居間の窓ガラス拭きや庭の手入れ(小枝などを集めて焚き火)を少々。先日修理が完了
した自転車(街角号)で「プチ桜の名所」になっている(この時期、訪れる人が多い)勅使町~横北町の動橋川
沿いに続く(1.5㎞くらい?)桜並木に行き、少し歩いた。このHPに関しては、Y君(金沢二水高校で私の世界史
Aの受講生だった)からのリクエストに応えて、「My Backbone 本と映画と音楽と」と題したコーナーを新設。
更新情報の文章は、以下の通り。
タイトルの通り、私の「背骨」になっているフィロソフィー(ものの見方・考え方。価値観や哲学)や感性(ものの
感じ方。美意識や美学)を形成してくれた「恩人」的な書籍や映画、音楽達を紹介していきます。注:これらは
決して、「バイブル的」な「批判を許さない絶対的なもの」ではありません。どの作品にも「ツッコミどころ(作品が
生まれた時代の制約などを含む)」があると思いますが、そのことも含めて愛おしく、大切にしている「私的フェイ
バリッツ」です。
先ずは山口瞳の学園小説『けっぱり先生』を紹介しようとして、折り目を付けたページを読み耽ってしまった!
読書と言えば、『ファスト教養 10分で答が欲しい人たち』(レジー 著。集英社新書)を読了。もちろん「アンチ・
ファスト教養本」。結論(いかにして「ファスト教養=手っ取り早く教養を身につける」的なものの見方・考え方を
批判するかの指南)を示した文章の中に、これまで読んだり購入した本(吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』、
中島岳志の『「利他」とは何か』、マイケル・サンデルの『実力も運のうち』など)が登場していて、「やっぱり」と得心
した。 2024.4.14
今日も1日オフの月曜日。母が体調を崩して、一緒にかかりつけの病院へ。レントゲンやCTなどの検査結果は、
「風邪のひき始めからくる息苦しさや手指の震えでしょう」とうことだった。2人でホッとした。気温が25度越えの
「夏日」だったので、夕方、自転車でいつもの粟津温泉総湯へ。片道約30分くらいのサイクリングも、運動不足に
ならないように。晩はアコギを抱えて、近くの尾俣川沿いの「桜の道」を弾き語り散歩。まさに風の佳曲「桜の道」
のアルペジオ演奏からスタート。最後は同じく「星空」で締めくくった。夜風に舞う桜の花びらが、右手の甲にひらり
と着いた。 2024.4.15
風の強い日だったが晴れていたので、自転車でお墓掃除に出掛けた。伸び放題になっていた草を取って、久し
振りに墓前で掌を合わせた。夕方はバド部活。16:15~18:15の2時間を、基礎(実は応用)打ち以外それぞれ
1セットずつのシャトル置き・シングルス2対1・ダブルス「チャリチャリ」→団体戦・個人戦ダブルスとシングルス
で充実させた。初心者で初めて来てくれた1年生女子の2名も、空きコートを使用して最後まで楽しく頑張って
いた。 2024.4.16
部登録(年度最初の部ミーティングを兼ねる)が16:00からあった。新入部員は男子と女子、それぞれ4名の
計8名。完全な初心者が男子2名と女子3名で、みんな「意欲にあふれ、姿に弾みあり」なオーラがでていて
素晴らしい。ラケットショップ・マツダの松田さん(なんと、御年82歳! シニアの世界大会でダブルス銀メダリ
スト!)によるグッズ(ラケットやシューズ)の説明に対して、その都度返事をしていたのが印象的。すぐに名前
を覚えて名前で呼んでいたら、「先生、名前覚えるの早いですね~」と誉められた(^_^)こうやって「よい出会い」
を持ってしまうと、3年生になって卒部するまで一緒にバドを頑張りたくなってしまう。「無職の外部コーチ」に
なったので、今年の4月はそんな気持ちが「格別」。3日後から始まる加賀地区大会にエントリーしている部員
達プラス「ほぼ経験者」のF君に向けて、インターバル走を指示した相棒の顧問Sさんの意気込みも印象的
だった。今年度のよいスタートになった。 2024.4.17
寝室の障子紙を補修する「ついで」に、居間も含めた窓ガラス拭きを「敢行」。これで庭の景色がグッド・ヴュー
に。新入生の分を含めたバド部員のネーム・マグネットを新調して、15:20からの部活(地区大会2日前で、
ほとんどゲーム練習)ですぐに活用した。今年度本校で週6時間授業を担当する、保健・体育科の講師の
Mさん(美川中学校→金沢向陽高校→早稲田大学でのバド名選手)が初めて体育館に来てくれたので、
ゲーム練習を見てもらい、部員へのアドバイスもしてもらった。練習終了時の話の中で、「指導者と部員の
一体感=ワンチームの雰囲気がM先生に十分に伝わったと思います。挨拶や礼儀も大事だけど、このこと
がうち(寺高バド部)の強味。いろんな人が練習に来てくれたり、いろんな学校と練習試合ができるのも、この
ことの結果だと思います」と話をした。 2024.4.18
加賀地区大会前日。バド部活は15:20~16:45(体育館使用が前半)で、10分基礎打ちの後は全てゲーム練習。
女子の団体戦オーダーをめぐる「一悶着」あった(バド経験者の新入生Nさんが「打てる」ようになってきたので、
エースダブルスの3年生<2名のみ>を「解体」してNさんとのダブルスで戦うプランを提示したことに対する
抵抗感)が、相棒の顧問Sさんと相談してそれを乗り越えることでむしろプラス(オーダー決定における監督の
役割と責任についてチーム全員で確認・共有)になった。 2024.4.19
加賀地区大会初日。団体戦の結果は以下の通り。男子:初戦は小松明峰と対戦。第1・2ダブルス、第1シン
グルスの全てが第1ゲームを取られる展開。最終的にはエースダブルスと第1シングルスとエースシングルスが
勝ちきり、3対1で勝利。準決勝は対小松工業戦。オーダーは「完璧」だったが、第1シングルスの2年生K君が
ファイナルゲーム19点で両足痙攣…それでも2点を取りきって3対2で勝利。決勝戦は昨年度と同様、小松高校
が相手。ここでもオーダーは「完璧」。外した第2ダブルスと、この日、大活躍のK君の第1シングルスがシーソー
ゲームになったが惜敗。0対3で敗退。目標にしてきた「団体戦ファイナリスト=準優勝」という「金メダル」(この
チームの自己ベスト)を獲得することができた。これで2年連続の準優勝キープ。名実ともに、「加賀地区での
バド実力校」になっていることをアピールできたし、そのことの誇らしさが部員達の笑顔に表れていて感銘を受けた。
女子は初戦の鶴来を3対1で破り、「勝負」の大聖寺戦に臨んだ。これもオーダーは「完璧」だったが、第1シン
グルスの3年生Kさんが退けられて1対3(第3シングルスの3年生Aさんのゲームが、勝利確実な展開の途中で
打ち切りになったので、実際は2対3)で敗北。女子も昨年度と同じ3位の賞状を手に入れることができた。個人
戦ダブルスは、男女ともエースがベスト8入りで終了。男子の2人が、激戦のセカンドゲームを落として惜敗。
1年生の時からエースとして頑張ってきたN君の悔し涙に、心が震えてしまった。チームの課題の一つが、連戦を
勝ち抜く体力育成にあることをSさんと確認できた大会初日になった。それでもとにかく、応援も含めて(卒業生が
大勢来てくれてた!)「自分達ベスト」を見せてくれた部員達に拍手・喝采! 2024.4.20
久し振りに、「折々の言葉」(鷲田清一。朝日新聞朝刊)備忘録。「魚が欲しい人には魚を与えるのではなく、
それを捕る方法を教えよという諺を知り、教育の重要性を痛感した彼女は(中略)故郷に次々と学校を造って
いった」。調べてみたら、老子の格言で「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか。
魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば一生食べていける」という文章に由来するとのこと。
バドミントン指導に活かしたい。…どうやって(^^;) 2024.4.21
小松に用事(クリーニングの受け取り)があり、「月曜日=映画の日(入館料1,100円)」でもあったので、ついで
に新小松イオンの映画館へ。「オッペンハイマー」は時間が遅かったので、2度目の「ゴジラ-1.0」を鑑賞。
監督や俳優は異なるが、「ローレライ」や「キャシャーン」との共通点(ドラマ設定や台詞に込められた世界観
など)を感じた。一種のコラボ? 2024.4.22
土曜日の加賀地区大会初日(学校対抗団体戦の成績は、男子準優勝・女子第3位<どちらも2年連続>)
明け、3日振りのバド部活練習日の火曜日。早めに体育館に入ってホワイトボードに練習メニュー(特に基礎
打ちをシングルス練習用に一部改変したものの説明図)を記入していたが、部員の集合が遅くて整列・挨拶
が1分遅れになってしまった。このタイミング(地区大会初日後の練習始めで大会2・3日目直前)で「お説教
タイム」になってしまった…。その代わり同時に、(自分自身も含めた)指導者への言葉遣い=タメ口などを
厳しく注意することができたので「雨降って地固まる」になればグッド。「NGに気づいて、Nを外す」ことが
できる主体性(個人としてもチームとしても)に期待…するしかない。 2024.4.23
「食べたら動く」で、朝食後は小一時間散歩(この日は、丸山団地と上野町)、昼食後は30分程度庭の草取り。
晴れの日の生活パターンにしていきたい。バリエーションを増やしながら。ふと手に取った故・大林宣彦監督
の著書『A MOVIE 大林宣彦、全自作を語る』(立東舎 刊)の「ページを折り曲げて、傍線を引いた箇所」を
読み耽った。一部引用。
「『時をかける少女』で、オプティカルさえなけりゃ名作だとい言われたから、じゃあオプティカルのない映画を
作ってやろうと思い(僕は悪評を役立てますよ。それが世界の半分だから)、『さびしんぼう』では一切オプティ
カルなし。」(注:太字・斜体は私)。
「自分が一番気に入っているところは、どうかすると、『自分だけが気に入っている』んです。(中略)自分が
足りないと思っている箇所にこそ、読者や観客はそれぞれの想像力でもってその作り手の思想を見つけて
くれやすいものなんです。それが本当の伝達。一番大事だと自分が思うところは、自分の言葉で演説してい
るだけだから、むしろ伝わらないことのほうが多いでしょう。僕がいつも心がけているのは、『フィロソフィを
定めてフィロソフィを語らず』です。」(注:同上)。
ハッとさせられました。晩に映画「異人たちとの夏」を鑑賞。原作の山田太一さん(先日、物故)、脚本の市川
森一さん、監督の大林宣彦さん…すごいコラボレーション! バド部活はランニングのみ。昨日の今日だった
が、楽しみながら一所懸命な部員たちが、可愛くて頼もしかった。 2024.4.24
この日の「朝散」(朝食後の散歩)は、若葉台町→二子塚町。後者の名前の由来になっている国指定遺跡の
狐山古墳(4世紀)を、ずいぶん久し振りに訪れた。前方後円墳の形を分かりやすくするため(?)大きな木も
含めてきれいに伐採されていて、後方(西側) から古墳の上を歩いて前方(東側。石棺を保護する建屋あり)
まで歩いた。東京の国立博物館にも、豪華な副葬品の一部が収められているそうな。バド部活は15:50~18:15。
入部当初から気になっていた2年生のH君の退部(今日申し出てきて、「速攻で」了承)を、相棒の顧問Sさん
から知らされた。困ったことに、同じ2年生のS君とW君も迷っているらしい。県総体後の6月初め、3年生が
卒部した後、どんな新チームになるのだろう。「プラマイ・プラ」になるように頑張る(努力と工夫)。 2024.4.25
午前中をメインに、バイクで越前大野へ。気温が27度まで上がり、大野城にはポロシャツになって登った。
大野のお酒とお味噌とお醤油を買って、丸岡城前の公園でお弁当を食べて帰宅。バド部活は15:30~17:00。
翌日・翌々日の加賀地区大会2・3日目に向けた話をして終了。晩には「思い出の」映画「ミッドナイト・ラン」
を鑑賞し、玄関前でラブソングをたくさん弾き語りした。 2024.4.26
加賀地区大会2日目。個人戦シングルスはベスト32に3年生4人(男女2人ずつ)の全員がランクインして、
翌日の最終日に駒を進めた。ダブルスで3位入賞できなかった悔しさを、シングルスにぶつけて頑張って
いた。晩は「早くも」昨年度3年学年団の同窓会を、辰口の山崎で1次会→金沢の大豆田町のMACHIKO
で2次会で開催。能登半島地震後の復旧・復興中の飯田高校(珠洲市)に「希望異動」して、まだ断水が
続く官舎で暮らしているEさん(前特進クラス31H副担任)の話が特に印象的だった。「寺高シップ」で結ば
れた「同志会」の、「毎月後半開催」を全会一致の笑顔で決定! 2024.4.27
加賀地区大会3日(最終日)の日曜日。金沢の「定宿」から「朝食抜き」で会場の美川スポーツセンターへ。
昨日ベスト32入りした3年生4人(全員)の対戦結果は、エースで主将のN君が見事、準優勝。女子2名
(Aさん、Kさん)がベスト8、K君がベスト32の栄光に輝いた。N君の試合を見届けて、私は14:00からの
尾俣町町内会の総会・取立へ。夕方から母と買い物→粟津温泉総湯。バド部活外部コーチとしても町内
会会計・書記としても大きな達成感と安堵感を味わった「大きな1日」だった。晩はさすがに「バタンキュー」。
2024.4.28
加賀地区大会明けの月曜日(昭和の日)。自家製カレー弁当とアコギを持って、バイクで福井県勝山市の
三室遺跡(縄文中期・後期。配石遺構が特徴的)へ。平泉寺勢力を滅ぼした一向一揆の山城跡でもあり、
麓には春日神社が建てられている。史跡の案内板前のベンチで昼食後、アコギを持って山頂へ。九頭竜
川やその対岸の勝山市中心部を見晴らせる眺望を楽しみながら、30分くらい弾き語り。山を下りて帰る
準備をしていたら、70歳くらいの男性が新車でピカピカの自転車を押しながら近づいて、「平泉寺に行った
んか? 泰澄大師(だいし)が開祖ってこと知っとるか?」と話しかけてきた。「泰澄といえば、粟津温泉に
いつも行っています」と答えたら、「粟津の粟は『淡海(あわうみ)=琵琶湖、近江』のことで、泰澄は大津
皇子の子どもやぞ」と返された。そこからは、およそ1時間30分の「オカルト的な歴史蘊蓄」談義で盛り上
がり、「じゃ!」という言葉を残して、「邪馬台国は平泉寺のあるこの勝山なんや」と力説した「歴史マニア
の好々爺」が、5段変速機がついていて頑丈そうな真新しい自転車に跨がって去って行った…。帰宅後、
少しミステリアスな心持ちで、いつもの粟津温泉総湯に浸かった。流れ的に、宮﨑駿監督作品「もののけ姫」
を鑑賞。 2024.4.29
加賀地区大会後のバド部ミーティングが、16:45~18:00に行われた火曜日。開始前、職員室で「2年生男子
の彼ら、退部しました」と顧問のSさんから聴いた。これで2年生男子は、シングルスの上位からのランキング
順に3名が加賀地区大会前後に部活を辞めていったことになる。理由は「バドは好きだけど、勝つために
頑張るバド、部活は嫌」ということらしい。これまでに垣間見えていた気持ちだから仕方が無いと思うが、先日
の男子団体戦準優勝や男子主将の個人シングルス準優勝のゲームを団体メンバーとして戦ったり、みんな
で応援したりする中で考え直してバド部を頑張るようになってくれたらよかったのにという残念さは大きい。
もちろんこのことを「プラマイ・プラ」にするし、「禍転じて福と成す」(「転禍成福」と4文字熟語をこしらえて
みた!)。そう、「福と成る」ではなくて「福と成す」。Sさん仕切りのミーティングが、「個人としてもチームと
しても挑み続ける」よいものになったので、それを確信・決心した。 2024.4.30
~5月~
五月朔日(さつきついたち)の水曜日。お天気が生憎(あいにく)だったので、納屋の片付け(5月5日に
向出ファミリーで、2階の片付けをする予定なのでその準備)を頑張った。バド部活は16:45~17:30の「フル
時間帯でのラントレ」。ランニング前のSさん(顧問で相棒)の部員達への言葉かけ(メニューの決まりや
目当ての説明など)に、今日も感心させられた。私の方は、練習前の話の冒頭に部活欠席の生徒の名前
と欠席理由を部員全体で確認できるように伝えるということを始めた。チームへの「帰属意識」を高めるた
めのルーティーンにしたい。「寺高バド部ファミリー」とその一員という意識を大事にしたい。 2024.5.1
バド部活は15:50~18:15の木曜日。翌日のシングルスランキング戦に向けて、「本校ではやっていなかった」
シングルスのパターン練習を行った。「ストレートのクリヤーを打ち合った後、クロスカットで仕掛けるが、スト
レートのヘアピンで対角線に走らされる、それをクロスヘアピンで返球し、甘いストレートのロブをクロス
スマッシュで仕留める」というメニュー。クロススマッシュの「お膳立て」としての4つのコーナーへのプレース
メントを、「戦術(目の前のラリーの作戦)」としてできるようにさせたい。 2024.5.2
バド部でランキング戦があった金曜日(憲法記念日)。「打てる」1年生の入部や辞めた2年生男子の影響
もあって、男女ともランキングがかなり変化した。よい刺激やきっかけになればいいと思う。私はランキング
戦に使わないコート(1面)で、男女のバド初心者に「フットワーク講習プラスα」。全員よい表情で素直に
頑張ってくれるから、所々にユーモアやギャグも盛り込んだ「授業」ができた。成長が今から楽しみ!
…しかし、久し振りにガッツリ動いた(特に全てのフットワークメニューの実演と、お手本としてみんなと一緒
に回数をこなしたこと)ので、かなり疲労してしまった(^^;) それでも夕方には、自転車で粟津温泉総湯へ。
私には「体育の日」的な、GW後半初日だった。 2024.5.3
初任校大聖寺高校で生徒会副会長だった10歳年下のY君と、金沢の「和さび」→MACHIKOで飲み会。
メインは音楽堂邦楽ホールでのガルガンチュア音楽祭の一幕「ジャズピアニスト国府弘子さんとオーケス
トラアンサンブル金沢のジョイントコンサート ビートルズ・カーペンターズメドレーなど」 (15:50~16:50)。
素晴らしかった! 特に国府さんが作曲したピアノ独奏(最新曲?)「スターランド」に感涙。今回も前回の
夜桜と同様、自転車と電車で往復(時間をかけて、体力・気力を使う。「タイパ」の逆)。星空のもと、サイク
リング! 2024.5.4
夏日の気温になったこどもの日の日曜日。母がメインの向出ファミリーが全員(8人プラス甥とお連れ合い
の赤ちゃん<出産予定は7月>)集合して、納屋の2階の片付けとバーベキューの1日。「よく働き、よく飲み
食いし、よく話をして」素晴らしい時間を持てた! 次回はお盆の集まりです。…ん、その前に出産のお祝い
パーティー? 2024.5.5
午前中、1学期中間考査1週間前の最後の通常練習日の月曜日(GW最終日)。卒業生が5人来てくれた
ので、先日のランキング戦の結果を踏まえたダブルス・ゲームを中心とした。初心者には基礎打ちのほとんど
のメニューを打つ相手を替えて教えてもらう場面と、ゲーム中の私の手投げノック(ヘアピン各種とプッシュ)
で「初めの一歩」的な半日練習になったと思う。午後は久し振りに(GW後半はかなりアクティブだった!)
ゆったり過ごした。晩にホームシアターで、犬童一心監督・大島弓子原作の映画「グーグーだって猫である」
を鑑賞。主演の小泉今日子つながり(先日読んだエッセイ集の『黄色いマンション 黒い猫』が素晴らしかった)
で。そして鑑賞後は大島弓子の『綿の国星』(コミックス第1巻)を読みながら就寝。 2024.5.6
バド部活は16:45~17:45(考査1週間前に入ったので、顧問がついた上での1時間の「自主」練習初日。大会
出場者のみ)。15分ほど前に体育館に行き、ゲーム練習の組み合わせ(ダブルスとシングルス1回ずつ)を
ホワイトボードに記入。「写メを撮っておいて、明日からの対戦カードを工夫していく」と部員達にも告げた。
欠席者が2名いたので、私も相棒のSさんも基礎打ちから参加。久し振りにシャトルを打ち、ゲームもできて
楽しかったし、「自主」練習とはいえ普段以上の緊張感や集中力で頑張るバド部員の様子がうれしかった。
晩は庭で、小一時間くらい焚き火。パチパチと燃える火の前に腰掛けて、風のアルバム「ファースト」をかけ
ながら、暗譜している曲を中心に「弾き語り合奏」を楽しんだ。「海岸通り」「なんとなく」「星空」「あいつ」「桜の
道」など。 2024.5.7
『大人のための「世界史」ゼミ』(鈴木菫<ただし> 著。山川出版社 刊)を読了。以下、備忘録。
地理的空間上の位置については、東西南北は用いますが、「文化・文明」について「西」と「東」、「西洋」と
「東洋」(中略)といった対比も、ここでは基本的にしないようにします。(MT注:東西冷戦体制崩壊後の現在も、
「西側諸国」という言葉で「自由と民主主義、法による統治が重視される国々」を指し示していることへの批判?
ならば同感)(中略)各文化圏についての時代区分として私が提唱したいのは、「初期」「前期」「中期」「後期」
「末期」「近代」という区分です。(MT注:これだと「近世」が抜け落ちてしまうのでは? でも「近世」も西欧文明=
近代文明を基準にしていて、「近代に近い時代」の意味だからNGか…)
「グローバル・システム」に包み込まれる前、世界には自己完結的な「文化世界」(MT注:近代の文明世界と対置)
が並び立っていたというお話をさせていただきました。その「文化世界」の中核部分(MT注:タイや日本は、それ
ぞれインドと中国の周「縁」部分)がまさに「世界」としてのまとまりを維持したまま、「国民国家」になったのがインド
と中国なのです。いわば「国民国家」の衣装を着た「世界」のようなものです。それが民族対立などからバラバラ
になることなく、どちらも十三億を超える人口を抱えて成り立っている、非常に特殊な世界なのです。
(中略)
二十三世紀の歴史家はこう書くかもしれません。「世界における西欧の覇権は、十八世紀はじめにはじまり二十
世紀(MT注:二十一世紀の誤植?)なかばで終わりを告げた…」。そして世界は再び十八世紀以前の「五大文字
世界(MT注:漢字、梵字、アラビア文字、ラテン文字、キリル文字の5つの文字が主として使用される文化圏)」の
ように、「アジア」で中国とインドが復権する時代となった、と叙述されるかもしれないのです。
「世界史(世界の文化と文明の歴史)」のメカニズムを考察するための入門書、という読後感。そのメカニズムを
「私の創作用語」で説明すると以下の通り。
メカニズムはイモづるの「つる」で喩えると分かりやすい。「イモそのもの」は世界史の用語を表していて暗記に走る
と世界史が嫌いになる(^^;)。「つる」とは「3つのF」。①フレーミング(骨組み+ing。タテ=時代区分とヨコ=地域区分)
②フローリング(流れ+ing。タテ=時間的な因果関係とヨコ=空間的な因果関係) ③ファクタリング(要素+ing。
政治経済的要素と文化的要素)。これらのキーワードをうまく使って、『MTの「世界史」ゼミ』(仮称)なんてタイトルの
本を書いてみようかしら(苦笑)。2年前によく読んでいた『サピエンス全史』『ホモ・デウス』などのユヴァル・ノア・ハラ
リ氏の著作とセットで、とても「腑に落ちた」。 2024.5.8
軽トラに自転車を載せてバド部活へ。終了後は芦城公園の駐車場に軽トラを駐めて自転車に乗り、小松駅近く
の「いつもの」桜湯に浸かり、18:30から駅前の欧風食堂LUCE(ルーチェ)へ。そこで10:30くらいまで、初任校の
大聖寺で一緒だった面々(60歳台半ばの先輩H氏、50歳台後半の後輩T氏・T氏と私)でずいぶん久し振りの
飲み会。互いの近況や大聖寺での懐かしい思い出話で盛り上がった。 2024.5.9
14:15頃、軽トラの駐めてある小松市芦城公園の駐車場までサイクリング。到着は15:20。途中、パトカーの
お巡りさん2人に職質された。自転車「街角号」に、今は無き松東中学校(2021年に、小学部の松東みどり
学園と統合されて今は「松東みどり学園義務教育学校」)のステッカーが貼ってあることから、盗難車と疑わ
れたから。免許証を見せて防犯登録を確認してもらい、「無罪放免」に。「善良な方なのに、すみませんでした」
と謝られてしまった(^^;) バド部活は、昨日同様15:45~17:00。気温の高い1日(28度の夏日)だったので、
サイクリングとバドで久し振りに「汗だく」になった。晩には庭で焚き火ギター。先日注文したスマホホルダー
(首にかけて、目の前にスマホの画面がくる)を使った「ギタオケ」で、松田聖子の「秘密の花園」やチャゲ
アスの「ひとり咲き」などを弾き語り。「お月様のいない」星空のもと。 2024.5.10
PTA総会のため授業日(午前のみ。午後に総文・総体壮行会)で、バド部活は14:00~15:30の土曜日。私も
ちゃっかり卒アル用部活写真に収まり、今日も来てくれた卒業生(男女主将とHさんの3人)をスパーリング
パートナーとしたゲーム練習を行うことができた。晩は来週18日(顧問の相棒S氏の結婚披露宴に向けて、
自転車と電車で福井駅近くの飲み屋を下見。「恐竜づくし」の福井駅(えちぜん鉄道駅も含めて)にびっくり。
福井城趾(結城秀康)や北ノ庄城趾(柴田勝家)を訪れることもできてよかった。 2024.5.11
バド部活が休養日(部員達は1学期中間考査2日前)で、久し振りに1日オフの日曜日。天気は雨。「晴耕
雨読」でいう読書の1日とした。大学生の頃からよく読んできた2人の本、本多勝一の『殺される側の論理』を
読了、大江健三郎(昨年3月に死去)の『あいまいな日本の私』を読み始めた。多大な影響を受けた両者の
共通点と対立点を意識して、これからも随時、著作に接していきたい。 2024.5.12
午前中は納屋で、廃材をのこぎりで裁断。焚き火用の薪を、かなりの分量、備蓄できた。午後はバド部活
(15:45~17:00頃)。晩の映画鑑賞(ホームシアター)は、「CASSHERN」。上がったテンションのまま、アコギ
弾き語り散歩を23:30~0:30。毎日1時間以上ギターを弾いているので、ミスタッチがほとんどゼロになって
きた。…あとは表現力?! 2024.5.13
バド部員達は1学期中間考査初日の火曜日。部活は11:00~12:15。その後、小松市芦城公園でお弁当→
およそ3カ月振りの散髪→そのままバイクで越前大野へ。到着が遅かったからいつもの南部酒造場もお店を
閉めていたので、ホームセンター「みつわ」で地酒の花垣特撰大吟醸を買って帰宅。晩は充実の晩酌タイム!
2024.5.14
バド部活オフで、午後は18日(相棒S氏の結婚披露宴)の下見。車で式場→鯖江駅前のホテル→福井駅
近くの繁華街を移動。鯖江では鯖江藩5万石の歴史(最後の藩主が、安政の大獄で井伊直弼とタッグを
組んでいた間部詮勝<まなべあきかつ>)を、神社仏閣(特に誠照寺<じょうしょうじ>が浄土真宗十本山
の一つで、スケールが大きかった!)を中心に散策することで学ぶことができた。駅前の「久保田酒店」
(店頭に杉林も出ている本格的なお店)で、お気に入りの鯖江の地酒「梵」(季節限定的な四合瓶。「梵の
初雪」)を1本購入できたのもよかった。晩に「焚き火晩酌」を楽しめた。 2024.5.15
バド部活11:00~12:15の木曜日。来週水曜日から始まる県総体のトーナメント表・タイムテーブル等を印刷・
帳合いして部員に配布。モチベーションを高めている様子に武者震い。男女の団体戦のオーダーについて
は、「顧問2人で相談した結果を明日示すので、団体戦メンバーのみんなも考えておいて。それをすり合わ
せて決めたい」と伝えた。女子は1回戦でベスト8校の遊学館高校と、男子は1回戦が大聖寺高校・2回戦が
2位校の金沢学院附属高校と対戦する。個人戦にプラスになることと、3年生は高校最後の団体戦を誇らし
く締めくくることができることを目標にして、みんなで頑張りたい。 2024.5.16
学校は1学期中間考査最終日の金曜日。バド部活は13:00~15:30の2時間30分。1年生のバド初心者の
部員達にとっては10日以上振りの部活だったので、フットワーク→基礎打ち限定メニューローテーション→
翌日の練習試合と来週水曜日の県総体団体戦に向けた個人戦と団体戦シミュレーションと練習メニューを
設定して進めていたのだが…。前兆はあった。フットワーク中、3年生全員が「あえて」自分達では声を出さ
ずに、1・2年生達だけに任せるという前兆(前回は、加賀地区大会直前にもあった)が…。基礎打ちローテ
を途中で切り上げて、ゲーム練習に入った。私は初心者の指導に専念。この日の「チーム分断状態」を、
それぞれの部員がどんな気持ちで受けとめたか。「またかよ~。トホホ」が多いのでは? 何かを優先させ
ながらそれ以外の大事なことも成り立たせることや、100点満点か0点かではなく70点以上を目指す(プラ
マイプラをよしとする)ことや、中長期的にものごとに取り組むことの大切さを伝えていく必要性を痛感した。
「話せばわかる」ではなく、「話すプラスαでわかる」と信じて。 2024.5.17
「一生モノ」の1日になった。バドミントン部でも学年でも、ずっと「相棒」のS氏の結婚式・披露宴→2次会・
3次会(同じ学年のK君とNさん。鯖江駅前のホテルα1で同宿)で。準備してきた祝辞もパーフェクトで、
下見してきた披露宴お開き後の行動計画もほぼ百点満点(3次会候補のバー UNCLE は満席だったが、
偶然見つけたオープン・カフェ的なお店がヒットだった)。それより何より、S氏の結婚式・披露宴そのものが
「一生モノ」! 自称「学校でのお母さん」Nさんほど」ではないけれど、私も感動で何度も涙ぐんでしまった…。
2024.5.18
鯖江駅前のホテルα1で遅めの朝食(昨日から一緒のNさん・K氏と3人)。9:00フロント集合の際に「お楽
しみ抽選」。お二人は参加賞(?)であめ玉1個。私は…まさかの「大当たり 1等賞」! 受付の方達から
大きな拍手もいただき、恭しくいただいたのは…なんと「5,000円分の宿泊券」! 3月の姪っ子の結婚式
でもクイズとその正解者での抽選により、「3,000円分の Amazon 金券」をゲットしたことがあったので
「もしや」という気持ちはあったケド。昨日のS氏の結婚式・披露宴が「一生モノ」のよい思い出とこの脚下
照顧に記したが、まさにプラス「α1」の楽しいハプニングに3人みんなで盛り上がった! その後、2月に
バイクで訪れた「道の駅 越前」へ。お目当ての「3人共通の知人Kさんに雰囲気が似ているバイト(?)の
従業員さん」が…「朝獲れ海鮮料理のお店」に…いてくれて、このことにも3人で大盛り上がり。 2024.5.19
バド部活が15:20~18:20の月曜日(バド県総体が1週間早いので、ハンドボール部から譲られた?)。私は
「5.17事件を忘れたふり」をして、いつも通り練習メニューやゲームの対戦組み合わせを指示。「雨降って
地固まる」になっているかは不明。相棒の顧問S氏にも秘密(結婚式前日の出来事だったので。ただし、
3年生卒部後に話をするつもり)。そのS氏には昨日の楽しい出来事(ホテルα1のお楽しみ抽選で宿泊券
ゲット。道の駅越前で目的達成など)を伝えて、笑い合った。 2024.5.20
県総体前日のバド部活は16:20~17:30。男子は団体戦2回戦の金沢学院附属高校(第2シード)を、女子は
1回戦の遊学館高校(ベスト8シード)を想定した「団体戦シミュレーション」をメインに行った。「色々あった」
からこそ思い入れの強い3年生達…「それぞれにとっての金メダル=自己ベスト」の達成を期待したい。
2024.5.21
県総体初日の水曜日。私は男子会場(寺井高校は当番校の一つ。引率は「第3顧問」のO氏=野球部の
顧問がメイン)、相棒の顧問S氏は女子会場。団体戦の結果は、次の通り。男子:1回戦は対大聖寺高校で
3-0快勝。2回戦は対金沢学院附属高校(第2シード)で0-3敗退。団体メンバーの2年生1人・1年生2
人もよく頑張ったが、なんといっても3年生がグッジョブ! 女子:1回戦は対遊学館高校(ベスト8シード)で
勝利。2回戦は対小松明峰高校で敗退。やはり3年生がしっかり「仕事をした」成果。この日小松高校女子
が、史上初の団体ベスト4入り(男子もベスト8入り)。小松高校バド部OB兼元監督(2000~2011年度の12
年間)の私も感無量。 2024.5.22
県総体2日目の木曜日。男子:ダブルスで昨日勝ち上がった3ペアが、2回戦で敗退。シングルスも、この日
に1回戦があった7名がことごとく敗退。女子もほぼ同様で、県レベルの高さを思い知らされた。これは新
チームにとっての重要な課題(成長課題=成長のためのハードル)。明日は主将の3年生エースN君(寺井
高校代表…そして加賀地区<シングルス準優勝>代表)のチャレンジに期待! 2024.5.23
県総体3日目の木曜日。個人戦シングルス男女ともほぼ全員が1回戦(または小さなシードを貰っていて
1回目)のゲームで敗退。それでも男子主将N君はベスト64まで勝ち上がり、最後は金沢市立高校の選手
に善戦することができた。そのN君のプレーが「県で戦って勝てる力と技」を体現していることを目の当たり
にできた1・2年生にとって、大きなプラスになったと思う。今回は、本校(他の加賀地区の学校も含めて)の
選手のほとんどが、「県レベルの土俵に上がれていない」という現実的な実力の低さを直視させられた県総体
だった。逆に言えば、「伸びしろが大きい」ということ。この現実直視が、「理想達成に向けたチャレンジ」の
スタート。 2024.5.24
バド部の指導に一区切りが着いた翌日の土曜日。1週間前に開催を決めた、金沢市大豆田での飲み会が
あった。「いつもの」SさんとKさんと私の3人(昨年度まで3年間、学年持ち上がり)に加えて、Uさん(今年度
の3年担任)との4人での「いいとこ鳥→MACHIKO」の定番コース。私は自転車と電車で移動。飲み会の
前には、金沢駅→パソコンの館→犀川沿いの遊歩道→香林坊のせせらぎ通りにある松湯→大豆田の大和
公園…とたくさん歩いた。家から動橋駅まで、自転車で20分の距離なのを知れた(加賀温泉からと比べたら
乗車賃も100円安い)。振り返ってみれば、今年の1月の共通テストの晩から「月1~2 MACHIKO」の
ペース! 楽しい。 2024.5.25
貴重な五月晴れ(気温28度で暑いくらい)のもと、アコギを携えて片野海岸へ。陽射しが強い時には、背の
高さに近い松の木の日陰に入ったりして、およそ1時間半弾き語り。県総体までのバド部指導(今のチーム
の総仕上げ)を終え、久し振りにゆったりした気分の1日オフの日曜日を過ごした。 2024.5.26
自転車(ママチャリ)で、大聖寺川沿いの遊歩道(昔の一時期、通勤路だった)→大聖寺の菅生磯部神社→
その近くの愛宕神社→大菅波町の三輪神社→加賀温泉駅近くの小安神社→弓波町の忌浪(いなみ。ゆ
なみ)神社→八日市町の鹿野酒造(地酒「常きげん」蔵元)などを、3時間くらい(だいたい10:00~13:00頃)
かけてサイクリング。あと、先日妹がくれた「第6回超然文学賞受賞作品集2023」(金沢大学 刊)を一気
読み。晩は粟津温泉総湯での湯浴み後、まだ明るいうちから庭で「焚き火ギター」。キャンプ用のガスバ
ーナーを初めて使って、簡単な野菜炒め(ベーコン入り)を肴とおかずにして飲みと夕食。締めはホーム
シアターで、イーストウッドの「荒野の用心棒」。今日も充実の休日。 2024.5.27
久し振りにずっとレイニー・デイの火曜日。午前中は、少しずつ読み進めていた『ゴーギャンの世界』(福永
武彦 著。講談社文庫)をほぼ最後まで読了。午後は納屋で、廃材をのこぎりで切り分けて焚き火用の
薪作り→金沢市若宮町の「パソコンの館」で22インチの液晶TVを購入→バド部活ミーティング(県総体の
振り返りと卒部式)。バド部は新チームの男女主将・副将と全体の主将・副将が決まり(3年生が決める)、
いよいよ明日から練習開始。さてと! 2024.5.28
バド部新チームの本格スタートの水曜日…と思いきや、フロアーはハンドボール部(翌日から県総体)が
使用するので我々はラントレ。それでもサーキットトレーニング(ランニングと筋トレの組み合わせ)→体幹
トレーニングを約1時間半、しっかり取り組んでいた。最上級生になった2年生がとても意欲的だったので、
本当によかった。寺井高校で10回目のチーム=外部コーチとして最初のチームの指導を、精一杯頑張ろ
うと思った。 2024.5.29
今日・明日は、バドが先週先行した県の総文・総体期間中のため、授業が2限までの特別時間割。だから
部活を10:45~13:00と、たっぷり行うことができる。新チームでの初のフロアー練習なので、一昨日の部
ミーティングを踏まえた新しいメニューを準備して体育館に入ると…1・2年生(主に男子)が、とても大きな
声を出しながら自主練習を楽しんでいた。とてもうれしい意味で驚いた。だから休憩時間に、尊敬するバド
指導者のTさん(一昨年の12月、昨年度の3年生を中心として「バドミントン・クリニック」に参加)に電話して、
明後日土曜日午後に男子3人を連れて行くことになった。それを3人に伝えた時の「やったー、うれしい!」
の反応に、「ああ、また再びの挑戦が始まるなぁ」と (まだ勝ってないのに)「兜の緒を締めた」。 2024.5.30
2時間以上、バド部の練習ができる特別な金曜日(他の部活は総文・総体)。シャトル投げの基本練習
からスタート。「フルスマッシュを打つための『ピッチャー投げ』とクイックスマッシュを打つための『キャッ
チャー投げ』の差別化を体感。その後は、「テイクバックゼロのスマッシュ」を加えた3種類のオーバー
ヘッド(上から打つ)ショットの3種類の打ち分けを、実施。これも新チームにとっての大切な「助走」。
「滑走路にして」バド競技力を高めたい。昼食は、久し振りの小松市役所前の喫茶フローラにて。マス
ターから「ずいぶんご無沙汰でしたね」と言われてしまった…(^^;) いつものように、「ブレンドを豆の
まま200グラム」購入して帰宅。 2024.5.31
~6月~
バド部は午前練。プラス午後に男子3名を車に乗せて、Tさん中心のバドミントン・クリニックへ。3人とも
「物怖じしないキャラ」なので、最初のアップから声を出し、Tさんや他の指導者に自分から質問するという
積極性が見られた。その好印象のおかげからなのか、一昨年に来た時よりもたくさんの練習メニュー(ノック
・手投げノック・半面シングルス)を経験し、その都度、丁寧なアドバイスをもらうことができた。帰る際に、
「先生、明後日(学校は代休日。部活も休み)、自主練していいですか? 一緒にダブルスしましょう」と3人
の頼もしい提案に、「もちろん! いいねぇ!」と笑顔で応えた。早くも、15日(土)の金沢伏見高校(県ベスト
8校)への「武者修行」が楽しみになってきた。 2024.6.1
1日オフの日曜日。午前中は読書、午後はバイクで越前大野へ。勝山市に入った頃から小雨がパラつき
始め、大野市内でにわか「大雨」。丁度雨宿りできたので、軽装の身体を濡らさずに済んでホッとした。
散策はいつもと逆側の「朝倉義景墓所」を中心とした。お土産は地酒「真名鶴」(「2024限定 純米大吟醸
さかほまれ」。二千円ちょっとのお値段とは思えない絶品!)。あと、初めて入ったパナデリアというパン屋
さん(七間通り沿い)で焼きたてを買い、南部酒造場(地酒は「花垣」)隣の酒蔵ギャラリーで囓りながら
美味しく味わった。 2024.6.2
10:00~12:45、バド部自主練(一昨日、Tさんのバド・クリニックに参加した男子3名のリクエスト)。15分前に
体育館に入って準備してたら、なんと、男子全員が来た! 8人はアップ→ダブルスやシングルスのゲーム
練習(1・2コート使用)、1人(バド初心者3人中、フォームの改善が必要なT君)は私のマンツーマン講習
(3コート使用)。すでに初心者2人にシングルスで負けている2年生3名も、バド好きで明るく元気な1年生
から刺激をもらって、なんだか少しずつ上手になってきた様子。新チームの県デビュー戦は、8月6日(水)
の学校対抗戦(団体戦のみの大会。昨年度までの根上大会)。加賀地区デビュー戦は、9月21日(土)・22日
(日)の交歓会(個人戦のみ。初心者は2部トーナメント)。6月後半の1学期期末考査後から、しっかり準備
して臨みたい。11月の県新人大会では、団体ベスト8入りも狙える? …くじ運次第ではあるが(^^;) 抽選会
に行こうかしら。 2024.6.3
広報「かが」で紹介されていた、山中温泉の「加賀依緑園(いりょくえん。杜甫の漢詩にある『名園は緑水に
依る』に由来)」(今年の4月から公開)を見学するために、ママチャリで出発(10:10頃)。川端康成や吉川
英治(執筆のために長期滞在)、吉田茂(「山中会議」で佐藤栄作を後継者に指名)などのゆかりの地で、
特に金唐紙(きんからかみ。オランダの金唐革<皮革>を模したデザイン壁紙)が、とても見応えがあった。
山中温泉の南方の地、菅谷(すがたに)町の八幡神社の風情もよかった。 2024.6.4
昨日に続いて、この日もプチサイクリング(10:00頃~12:30頃)の水曜日。動橋川沿いの県道や市道(や私
道?)を、鶴ヶ滝のある荒谷町まで往復。鶴ヶ滝では滝壺までの遊歩道と鞍掛山(深田久弥『日本百名山』の
「白山」の章に出てくる、「日本人は大ていふるさとの山を持っている」の言葉の意味で私の「ふるさとの山」)
への登山道の一部をゆっくり歩き、とても気持ちの良い「森林浴」を楽しんだ。
「ママチャリで行く 田んぼ近くの 田舎道 つばくろ(燕)たちと 挨拶交わす」…なんて七五調のフレーズを、
自然に口ずさんだ(^_^) 午後はアコギ(モーリス)の弦を張り替えて、ずっと米米CLUBの「浪漫飛行」を練習。
「持ち歌」化までもう少し! ハイコード(バレーコード)での心地よいコード進行が…エレキ(ヤマハのレスポール)
で弾いても楽しそう。 2024.6.5
学校が45分授業になり、バド部活を15:20~18:15と長くできた木曜日。「フォームやラケット・ワークなどの
見直し」プリントをコピー・配布して、クリアーからヘアピン(ネット・ショット)までの基本的なメニューを、打ち
合う相手を交代しながらその都度プリントで改善のポイントを説明しつつ実施した。その後、1~5コートは
全面、6コートは半面のシングルス勝ち上がり負け下がり4分間ゲームを行ったら…男子初心者のN君
(もともとの運動能力の高さもあるが、誰よりもひたむきにバドに取り組んでいるナイス・ガイ)が2コート
まで勝ち上がった! これで1年生は経験者のE君と初心者とは思えないF君とこのN君で、「三枚岩」
(もちろん、まだ原石)がそろい始めた感じ。でも物事にはプラマイ両面がある。マイナス面として、ます
ます2年生の影が薄く…否、これが「課題の可視化」→「意識して改善に取り組める」というプラス面に
転化するきっかけになる!「逆説の真理」(プラスがマイナス。マイナスがプラス。物事は弁証法的に発展。
矛盾や対立が「今よりひとつ上」という成長=止揚には必要)ということ。…あ、倫理の授業に使えるエピ
ソードじゃん。…でも、授業はずっとやっていないし、もうすることもないんだよなぁ(^^;) 2024.6.6
トラベル・ギター「ノクターン」を背負って、バイクで越前大野へ。南部酒造場で地酒「花垣」の季節限定
純米生酒「Syu Syu Syu」を購入した後は、九頭竜川河畔の四阿(あずまや)で小一時間弾き語り。先日
購入したキャンプグッズ(ガスカートリッジ用コンロ)を使ってルゥを温め、それを持参した弁当箱のご飯
にかけた「キーマカレーライス」も美味しかった。そろそろ「ソロ」キャンプに行かなくちゃ。 2024.6.7
バド部活は午前半日でランキング戦(シングルス)の土曜日。3年生や卒業生もたくさん参加してくれて、
よい雰囲気で実施できた。終了時の私からの話は次の通り。「ゲーム中の心技体の心の大切さ。気迫
(足を動かして、どんな球もひろいまくる)・研究心(対戦相手の得手・不得手を見きわめる)・向上心(この
ゲームを通して、うまくなる・強くなる)。3つのK」。帰宅後は、読書とギター。晩はホームシアターで、ブラピ
主演の「トロイ」を久し振りに鑑賞。 2024.6.8
1日オフの日曜日。数年前からの「買い置き本」の一つ、『イチから知りたい 楽典の教科書』(DVD付き)
を読み始めた。「教科書」なので、これは読書というより学習。「書いて覚える」ためのノートも買おう!
そしていつかは、「五線譜に作曲」をしてみたい。1週間前に続いて、2台目のアコギ(オベーション。意味
を調べたら「喝采」だった!)の弦も張り替えたし。 2024.6.9
1日オフの月曜日。このホームページのコーナー「 My Backbone 本と映画と音楽と」を更新するために、
本棚から『知的好奇心』(波多野誼余夫<ぎよお>・稲垣佳世子 著。1973<昭和48>年 初版。中公
新書 刊)を取り出して、ページに折り目があったり傍線や書き込みを付した箇所を読み始めたら…ほぼ
1日、「沼」に入ってしまった。その「沼」とは、教員人生でずっと肝に銘じてきた「態度価値という価値基準
(ものさし)が、人間観や人生観(どんな人間、どんな生き方に価値を見出すか)においてとても大切。たと
えば、90もの力を持つ人が100点満点を取るよりも、40しか力を持たない人が70点を取ることの方が価値
が高い」という考え方を、誰の言葉(どの本)から学んだのかという沼。『夜と霧』(フランクル 著。1956
<昭和31>年 初版。池田香代子 新訳。みすず書房 刊) →『道徳教育への遡行』(岡村遼司 著。
1990<平成2>年 初版。萌文書林 刊)→『人並みという幻想』(岡村遼司 著。2006<平成18>年
初版。駒草出版 刊)と読み進めて、最後に岡村遼司先生(大学で一番影響を受けた、教育学の先生)
の授業ノートを読み切った。どんな教師になろうとしてたのか、どんな大人になろうとしてたのか…22歳
(まだまだ「青22歳」などと言ってたっけ)前後の自分に再会できた…再会してしまった。夕方、ママチャリ
で粟津温泉総湯へ。晩には、近くの尾俣川沿いの螢を見ながらアコギ弾き語り。 2024.6.10
天気が安定して良さ気(よさげ)なので、バイクで西俣キャンプ場へ。行きは滝ヶ原→菩提→上リ江・打木・
赤瀬→大杉→尾小屋→西俣の「できるだけ森林浴ルート」を走り、帰りは最短(ほとんど信号無しの山道。
30分しかかからなかった!)コースの西俣→沢→瀬領→粟津→山代を使った。キャンプ場だとデイ・キャ
ンプで有料になるので、隣接している「自然教室」の広場で昼食(バーナーで温めたハヤシライス)&アコギ
弾き語り。バド部活は16:45~18:45。町内のお通夜があったので、終了少し前に「早退」。声や挨拶の不十
分さについて、久し振りに「お説教」タイムも…(^^;) 2024.6.11
創立記念日で午前半日バド部活の水曜日…てか、6月12日(寺井高校59歳の誕生日。来年は還暦)。先週
土曜日のランキング戦の結果にもとづく新しいペア(基礎打ちの相手、ダブルスの組み合わせ)で、ダブルス
中心のメニュー。「声不足対策」として、冒頭の基礎トレーニングに奪取メニューを取り入れたことと、フットワ
ーク→基礎打ちの時間帯に1コートから順番に「ファイト」の掛け声を出すようにしたことが奏功したようで、
相棒のS氏と二人して少し安心した。帰宅後は、先日予約した福井県丸岡のたけくらべキャンプ場にバイクで
出発。チェックイン後、テント設営や焚き火の準備を済ませて、近くの「霞の里」温泉へ(キャンプ場に隣接した
日帰り温泉場は、水曜日が定休日。だからこの日もキャンプ場の利用客は10組くらい)。入浴後は8号線沿い
のスーパーで買い出し(ここで偶然、理想的なキャンプ用チェアを入手!)して、焚き火しながらの飲食は19:30
頃から。丁度夕闇が訪れるマジック・アワーになり、気持ちの良い時間を過ごせた。螢や流れ星(文字通りの
「箒<ほうき>星。大きな尾を引いて、丁度北斗七星の柄杓の椀の中央を直角に横切った!)も楽しめたし、
アコギ弾き語りも長時間できたし、目出度しめでたしのわたし。 2024.6.12
キャンプ場の朝。昨日届いた(ネットでポチった)キャンプ用コーヒーメイカーを使い、気持ちのいい自然の中で
美味しいコーヒーを飲んだ木曜日の始まり。朝食は、昨晩食べきれなかった焼き鯖寿司。テント等を撤収して
チェックアウトは11:00。午後の15:50~18:15はバド部活。…ところが、キャプテンが不在(生徒会役員の業務で
遅刻)ということで差し引かれるとはしても、コート準備を特定の真面目な2年生と一部の1年生のみが行い、
遅れてきた1年生(すでに校内ランキング上位の2名)が「さもそれが当たり前」のようにコートに入ってシャトル
打ちに興じていて、副キャプテン(女子)がそこに居るのに「今日も」練習開始時間になっても練習を始めようと
しない為体(ていたらく。もとは「人のありさま。ようす」の意味。現在は「好ましくない状態」)だったので、またも
や「お説教」。「時間通りに練習を始めることやコート準備をみんな(1年生が中心)ですることは、声出しや挨拶
以上に大事。まともなチームの必要条件」「私は先生でなくても、『みんなにとって知り合いの人』だよね。その日
初めて顔を合わせたら、知り合いの人に挨拶するのは一般常識だと思う。私に対してそれができないと、練習
試合や大会などで外部の人(相手校の先生や大会役員の人達)に挨拶できなくなるし、そうなっているんじゃな
いか」など。これまでも気になっていた、大会等での朝の集合時に私やS先生に挨拶できないことや外部の人
への挨拶が不十分なことが少しでも解消できればいいけど…。明日、男女の幹部4名で改善策を話し合わせ
ることにした。 2024.6.13
12日(水)の朝日新聞朝刊(「高校野球メソッド」という題のコラム)に、次のような考え方が書かれていて感銘を
受けた。「決勝点は相手のミスからでした。自分自身も初めて甲子園で優勝できて、本当にうれしかったのは
間違いないですが、『相手のことを思え。はしゃぐな』という言葉が出ました。監督として『人間を人に変えるのが
仕事』というのをずっと信念にやってきました。『人間』と『人』は違います。人というのは、正しさや思いやりを
持っているもの。(中略)みんなに対する思いやり、心を第一に持つことが大切。『鬼』と言われた頃も、そこは
変わらなかったですよ。」(関商工高校<岐阜県>野球部特別顧問 阪口慶三さん。もと東邦高校<愛知県>
・大垣日大高校<岐阜県>野球部監督)この考え方が、その翌日、バド部で「お説教」したことと連動して、
久し振りにジブリ映画「紅の豚」(宮﨑駿監督のフィロソフィーが随所に垣間見える作品だと思う)を見返した。
主人公の「飛ばねぇ豚はただの豚だ」という台詞が、バド部員達に伝えたかったこと? などと考えてしまった。
「勝つことは目的じゃなくて目標。勝つことや勝つための頑張り(努力と工夫。個人とチーム)を通して、人として
成長することが目的。バドミントンという競技で、バドミントン部という部活で途上感と達成感を味わうことができ
れば、それがバドミントン以外の取組にも活かすことができる」という話をしたので。「飛ばない」ということは
「挑まない」ということ。「挑まねぇ人間はただの人間だ」「挑むこと、挑み続ける人間が、正しさや思いやりの心
を第一に持つ『人』になれるんだ」。 寺高バド部の部旗(7年前に作成)の言葉は、「 We Will Try. 挑み続ける」。
2024.6.14
バド部が午前半日の土曜日。男子4名は10:00まで学校で練習した後、「向出号」で金沢伏見高校へ。6月の
県総体ベスト8校(4校)との練習試合の第1回目。卒部した3年生のO君(伏見のエース。県でもシングルス
ベスト32入り)がダブルスで本校1年生ペアと試合(1ゲームのみ)してくれて、4-21の完敗。それを見てい
た伏見の外部コーチの方(一昨年にも練習試合に来てお会いした現役シニア選手)から、「ゲームを運ぶ球、
ゲームの道筋をつける球が打てていない。だから2人それぞれの力が掛け算になっていない」等のアドバイ
スをいただいた。参考にして精進させたい。次は1学期期末考査明けに、県ベスト8校との練習試合第2回
目として前々任校の小松高校(加賀地区優勝校)へ! 2024.6.15
午前中は町内の草刈人夫。13:00~15:00に公民館で「後会」の飲食。夕方は母と1週間分の食料品等
買い物。18:00頃にママチャリで粟津温泉へ(片道3.5㎞くらい?)。帰る際に、なじみの受付のUさんから
美味しいお饅頭をもらい(昨日は飴玉をもらった)、それを食べてから出発。少し早めに就寝。「よく頑張
りました」。 2024.6.16
快晴…とまではいかない「曇り晴れ」の一日、バド部活オフの月曜日。久し振りに、バイクで岐阜県の郡上
八幡へ。昨日までの35度近くの真夏日とは打って変わって、20度代の山道やトンネル(10度代? 寒っ!)
のため寒さに震えることも。そこで福井県大野市の道の駅「荒島岳」に立ち寄り、モンベル専門店で長袖
シャツを購入。色もデザインもとてもよいものを手に入れることができたが、風通しがよすぎて帰りの夕方
の時間帯に道の駅「九頭竜」で綿100%の長袖ボタンダウンシャツ(白色のものを持ってなかったので、洗
いざらしで普段着に着られるこんなのが欲しかった!)をさらに購入して着込んで帰宅。郡上八幡では「清流」
吉田川沿いの遊歩道で、1時間半くらいアコギで弾き語り。川の水音が大きいので、歌声やギターの音が
周りに居る人(鮎釣りをしている人や橋の上を歩く人など)にほとんど届かないことをいいことに、「ストリート・
ライブ気分」で演奏できた。これも大事な修行かも? 2024.6.18
このHPの「 Hobbys 」のコーナーにある「 My Backbone 」(今も私の「背骨」になっている、ものの見方・考え方
のルーツ的な書籍や映画、音楽などの紹介)の更新を頑張った。今回は『道徳教育への遡行(そこう)』(岡村
遼司 著。1990<平成2>年 初版。萌文書林 刊)について、紹介のための本文引用やこの「脚下照顧」で
岡村先生(友人で教育学部の鈴木智<今も映画やTVドラマのの脚本家、演出家として活躍中>君から誘わ
れて、先生の授業を「ゲリラ受講」<私は文学部で他学部生>。その後、教員資格を得るための教育心理学
や教育実習前のオリエンテーションなどの授業を正規で受講。自分勝手に「私淑」している唯一人の先生。
ウィキペディアには、「早稲田大学教育学部卒、同専任講師、助教授、教授、教育総合学術員教授、2014年
退職。教育問題を文化史・文化論の視点から考察することに関心をもつ」と書かれている)のことを取り上げた
文章を公開。この書籍は、私が大学3年生当時(1985年度)に受講していた岡村先生の授業のエッセンスが
詰まっているもので、孔子やプラトン、パスカルやフランクル(ドイツの実存主義心理学者)の思想を、「道徳
そのものは教えることができない。それは実際に生きて行う態度や体験によってはじめて得られる価値だから」
という考え方の「補助線」として学ぶ(試験はレポートが中心)もの。引用したのは、「態度価値の意義」や
「無宗教者の信仰の在り方」、「正しさからでなく評価を得られるから行われるパリサイ人の善行の罪深さ」など
について書かれた岡村先生の文章。この「 My Backbone 」は、前任校で出会った元生徒のY君(ペンネーム
は小清水志織)のリクエストでスタート(定年退職後の4月から)できた企画。改めてY君に感謝します。
2024.6.18
ほぼ快晴の初夏空のもと、バイクで「海福井」を堪能した。パワー・スポットのように感じる越前海岸の鮎川町
(もと国見村の一角)の駐車場にバイクを駐めて、これまでまだ歩いていなかった町の北半分くらいを海沿い
に往復した。キャンプ場やガラス工房、手作り製塩所や国定海岸公園、独特な神社等を巡ることで、潮風を
胸一杯に吸い込み、空と海の青や山と森の緑を身体一杯に浴びてスーパー・リフレッシュできた! 道沿いに
丹精された紫陽花(丁度、花の周りの草刈が行われていた)も素敵だったし…。帰宅後、いつものママチャリ
「街角号」で粟津温泉総湯へ。晩酌はこの日購入した福井の地酒「梵」を美味しくいただき、10:30にアコギを
抱えて近くの尾俣川から山代中学校に伸びる田んぼ道へ。帰宅したら0:30になっていて驚いた! 2024.6.19
先日登録した能登半島地震・石川県災害ボランティアのHPの予約コーナーで、明日1日、七尾市での災害
廃棄物(「瓦礫<がれき>」とは言わないのは、被災された方へのエンパシー「自分事のように受け取る想像
力」に基づくネーミング?)の片づけや運搬、津波の被害を受けた海岸の清掃などをすることになった。6年
前の西日本豪雨・岐阜県災害ボランティア(2018.7.17)に、軽トラで行って以来の活動。晩には金沢の大豆田
のいいとこ鳥で、初任校(大聖寺高校)の教え子E君(今年の4月から教育委員会で頑張っている「社会」科
ティーチャー)と飲み会。泊まりは、定宿のビジネスホテル東楽。オープン・マインドで、1日臨みたい。
2024.6.20
朝5:45に車で自宅を出発。大事を取って小松ICから北陸自動車道を使う。途中(宇ノ気町)で休憩をいれたり、
七尾市内のコンビニで昼食用の携帯食を購入しながら、8:15頃、七尾城登り口駐車場に到着。そこからシャトル
・バス(無料。8:30発)に乗り、七尾市災害ボランティアセンターへ(7分程度)。8:45頃から説明や注意事項の
連絡、チーム分けがあり、私は「災害廃棄物の仮仮仕分け」(20人で3班編制。軽トラや2トン車、ハイエース
の運転手募集の呼び掛けの次の呼び掛け)に立候補した。現地に軽トラの助手席に乗って(ドライバーのボラ
ンティアの方が私の一つ年下の女性で、ボランティアのベテラン。いろんな接点<趣味や人生経験>があって、
この日一番お喋りした「楽しい人」)たどり着いた後、ボランティアセンターの方に、おそらく「見た目」から力仕事
メインの作業(いろんなボラ現地から運び込まれる災害廃棄物をトラックから降ろして分解したり、種類別に
運び分けたり、その分別されたものを次の仮仕分け場所や最終的なリサイクルセンターに運ぶトラックに積ん
だりする)班に割り当てられた。午前2時間半、午後2時間半くらい作業した後、16:00過ぎに七尾城登り口駐車
場から車で金沢へ。いつもの満天湯で入浴→ビジネスホテル東楽にチェックイン→大豆田のいいとこ鳥で初任
校の大聖寺高校の教え子(2年・3年で担任。「社会」科の先生でバドの先生。今年の4月から教育委員会へ)
E君と飲み→スナックMACHIKOにも二人で。「教え子」というか「出藍の誉れ」の頼もしい彼。今は、私の方が
教えてもらっている…というか、互いに「師」。「師合わせ」。 2024.6.21
ボランティアと飲み会の翌日、1日オフの土曜日。週末に届くいつもの「週刊金曜日」と、昨日から読み進め
ている『他者の靴を履く』(ブレイディみかこ 著。文春文庫。著者は1つか2つ年下の同年代。既刊の著書、
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の1と2には、たくさん折り目と書き込みをしてある)を読み
込んだ。それとは別の、久し振りの朝日新聞朝刊「折々の言葉」(鷲田清一)からの引用を記す。
先生の存在が、<問い>だからである。 大澤真幸
何かを知ろうとすれば問いを立てなくてはならない。そして良く問うには先生が必要だ…(中略)…人生の意味
は何かある目的の達成にあるのではなく、日々の歩みの在りように懸かっている。実際、教わった知識は
またたく間に忘れても、先生の背中は忘れない。『私の先生』から。
文中にある「忘れない背中」の先生になれていたかなぁ、今も(バド部外部コーチの「先生」として)なれている
かなぁと思った。あと、自分が出会ってきた、今も親しくお付き合いさせていただいている先生達が、生徒達に
とって、そんな「忘れられない背中」の人達だなぁ。自分は幸せ(師合わせ?)ものだなぁとも。 2024.6.22
前任校の二水高校卒業生Y君(ペンネームは小清水志織)と、小松の道の駅「木場潟」でランチ→軽食堂
クッチーナ(お目当てのフローラは定休日)でコーヒーを楽しんだ日曜日。Y君が2月に自費出版した小説
『言葉くづし』(謹呈されました!)のことや、「今推し」の映画や音楽の話がたくさんできて良かった。7月か
ら金大で開催される古代エジプトのカタコンベ関係の展示の情報もいただいて、今からそれがメッチャ楽し
み。その図録作成にY君も校正等で関わっているとのことで、素敵です。
MT的「折々の言葉」。
音楽以外のあらゆることをやることが大切だと思います。 池辺晋一郎
「音楽家になるなら、毎日、音楽を聴くほうがいい?」の質問に対する、著者の回答の要点。「そんな必要は
ないですよ。皮肉っぽく聞こえるかもしれませんが、」に続く言葉。「作曲家になったあかつきには、自分の
作品を発表しなくてはなりません。職業として『家』という字がついたなら、世の中に何かを問わなければなら
ない。自分の世界観を表明しなくてはならない。そのときに自分のなかに何もなかったらどうしようもない。
(中略)内なるものとは、蓄積したものです。その蓄積をつくっておけと言いたいんです。それには本を読んだり、
絵を見たり、さまざまな体験をしたり…そうするうちに、何を書けばいいか見えてきます。」 『音楽って何だろう』
(2019<令和元>年 初版。平凡社 刊)から。
このページの余白にメモられた私の書き込みは、以下の通り。音楽のために、音楽以外を頑張る(努力と工夫)。
教育「家」。授業「家」。バ道「家」。 2024.6.23
朝食後の軽い運動は、ママチャリ「街角号」で小一時間のサイクリング。この季節の野鳥は、田んぼの燕
(街中でも、巣に餌を運ぶ姿が見られる)や白鷺(サギ)・青鷺、川の近くなどで鶺鴒(セキレイ)が多く見ら
れる。時々、遠くの麦の苅畑などに雉(キジ)の声を聴いたり、姿を見たり…。自転車のカゴには淹れたて
のコーヒー(小松の老舗喫茶店フローラのブレンド豆)。「さてと、風はないけど、今日も一日『よく生きめやも』!」
と心で言う。…あ、今気づいた。宮﨑駿監督の映画「君たちはどう生きるか」のタイトルは、前作の「風立ちぬ」
とこんな風に連動していることに。それもそうだけど、また堀辰雄の小説『風立ちぬ』、読んでみようかな。
2024.6.24
数年間に読んだ『ホモ・デウス』(ユヴェル・ノア・ハラリ 著。柴田裕之 訳。2016<平成28>年 河出書房
初版)上・下2巻の読書備忘録。一時期(2年前)、ずっと「ハラリ本」を読み進めていた。『ホモ・サピエンス
全史』から『21 Lessons 』も含めて。この日、折り曲げたページを中心に再読しながら、傍線と書き込みをした。
「歴史の研究は、私たちが通常なら考えない可能性に気づくように仕向けることを何にもまして目指している。
歴史学者が過去を研究するのは、過去を繰り返すためではなく、過去から解放されるためなのだ。」
「歴史を学ぶ目的は、私たちを押さえつける過去の手から逃れることにある。歴史を学べば、私たちは
あちらへ、こちらへと顔を向け、祖先には想像できなかった可能性や祖先が私たちに想像してほしくな
かった可能性に気づき始めることができる。(中略)歴史を学んでも、何を選ぶべきかはわからないだろうが、
少なくとも、選択肢は増える。」
「歴史を学ぶ最高の理由がここにある。すなわち、未来を予測するのではなく、過去から自らを解放し、
他のさまざまな運命を想像するためだ。もちろん、それは全面的な自由ではない。私たちは過去に縛られる
ことは避けがたいが、少しでも自由があるほうが、まったく自由がないよりも優る。」
2021.3.9付のこの「脚下照顧」で、私は以下の様に記している。歴史を解するコツ(「補助線」)は、次の三つの
考え方。「歴史とは、現在(未来も)と過去との対話」(E.H.カー)と「歴史とは、自分(の内面)と過去との対話」
(阿部謹也)。そして、「歴史とは、過去を当時の人の眼で見て、経験すること」(J.H.エリオット)。
四つ目の考え方に出会った! それは、「歴史とは、過去の束縛から解放されて未来の可能性に気づくための
ヒント」(Y.N.ハラリ)。 2024.6.25
梅雨の晴れ間の水曜日。お弁当(クスリのアオキで購入した鰻丼)とお茶をクーラーバックに入れて、
福井丸岡たけくらべキャンプ場へ。アコギ(オベーション)を背負って、バイク(HONDA CB250R
「キャンディ」)に乗って。食事と演奏後は、いつもの越前大野へ。すぐに南部酒造場で地酒「花垣」を
2本購入(1本は、30日の日曜日に「サロン西」での集まりに持参予定)して、帰りは別ルート(美山や
永平寺経由の山あいの道)を使い山中温泉総湯「菊の湯」へ。アウトドアと温泉と地酒で、豊かな1日!
2024.6.26
翌日の「能登震災ボランティア」(先週は七尾まで自家用車で往復、今回は珠洲市まで金沢駅からバスで
往復)に向けて、「プラスαの準備」(先週のボラ体験を踏まえて、つば付きキャップや踏み抜き防止イン
ソールなどを購入)をした。天候は雨の予報なので、バイク用の雨合羽が活躍するかも。早朝6:20(金沢
駅からバス出発)から夕方19:30(金沢駅にバス到着)までの長丁場になるので、今日は早く就寝します。
2024.6.27
先週の七尾市に続いて、珠洲市に能登半島地震災害ボラへ。5:15自宅出発→(一般道使用)6:00金沢駅
西口前のコインパーキング到着→コンビニで昼食用のパンを購入→6:30大型バス出発→(途中、西山SAで
休憩)9:30珠洲市ボランティアセンター到着。ガイダンス後、班分けがあり、私は今回も最初に募集された
班に立候補。2トン車1台と軽トラ5台、人員12名(運転手と助手席の人)で、狼煙(のろし。能登半島北端
の禄剛崎<ろっこうさき>の灯台がある)近くの寺家(じけ)町へ。山側の須須(すず)神社の分宮と海に
挟まれた町工場が、1月1日の地震と津波(2m以上)のために倒壊していて、経営者の方が自力(重機を
使用)で解体した建物の瓦撤去作業を行った。心配していた雨にはほとんどあわずに、午前・午後の約2
時間半ずつ活動した。2トン車の運転手さんは福井の防災関係の仕事をされている方で、1週間くらい近く
のボランティア・キャンプ場で寝泊まりしながらの長期ボラ。「津波の被害も大きかったことが知られていない。
もっとその実態を報道して欲しい」と、実感を込めて話されていた。リーダーの貫禄あふれた方で、時々ジョ
ークを飛ばしてみんなをなごませていた。「タイヤの真上近くに重い荷物を置いとくと、軽トラのハンドル取ら
れるよ」との注意には、なるほどと思った。「防災士の資格が2日間の講習で取れるよ。取っとくといいよー」
とおっしゃっていた。の私が乗でていただいた軽トラを運転していた方は東京で自営業をされていて、やはり
1週間、金沢のホテルに泊まりながらの長期ボラ。13年前の東日本大震災のボランティアにもずっと参加
されていて、「今の活動は、草刈とかが多いですよ。顔なじみが多くなって、全国から集まってくる人達といろ
んな話が聞けて楽しんでます」とのこと。あと、瓦の手渡しリレーでずっと一緒だった、大阪の泉南市から来た
(深夜1:00に車を乗り合わせての来県)6人の20歳代前半の男性の若者達が印象的で、「友人達みんなが
仕事を休めるタイミングで、やっと来られました」とのこと。16:00ボランティアセンターをバスで出発→18:30
金沢駅到着。「お疲れ様でした!」と挨拶して解散した。…ところで、大阪の泉南市…せんなんし…「何か
自分や自分達にできることを、せんなんし!」。これは石川(小松? 寺井?)の方言なので、大阪の若者達
には言えなかった(^^;) そうだ、明後日、Nさんのサロンの集まりで寺井高校縁(ゆかり。えん。えにし)の皆さん
に披露しよう! 2024.6.28
一日「曇りのち晴れ」の天候を活用して、11:30、バイクで小松の西俣キャンプ場へ(2度目)。キャンプ用具で
昼食(カレーライス)とコーヒー(豆はフローラのブレンド)を美味しくいただいた後は、アコギ(ノクターン)で
「野外ライブ」。座り弾き→立ち歩き弾きで、気がついたら17:00近く! いつもの粟津温泉総湯に浸かって
帰宅・夕食後には、ホームシアター用のスクリーンにYouTubeの動画を映しながらエレキギター(ヤマハの
レスポール)で「本人歌唱」のコンテンツに合わせて弾き語り。まさに「ギター三昧」の土曜日だった! 2024.6.29
16:00~19:30頃、寺井高校縁(ゆかり。えん。えにし)の皆さんと、4年前と昨年度と3年学年会でご一緒した
Nさんのサロン(ご自宅を、「笑いヨガやカラーセッション」等の地域活動のために改装)で会食・飲み。気が
許せる顔ぶれで、楽しいひとときを過ごすことができた。Nさんは来月、インドに研修に行かれるので、「帰国
後に報告会をしましょう!」という運びになりそう。また一つ、「近い楽しみ」が加わった。 2024.6.30
~7月~
先日購入した『他者の靴を履く』(ブレイディみかこ 著。文春文庫)を読了。以下、備忘録的引用。
(「共感」という共通の)日本語になると「エンパシー」も「シンパシー」も同じように感情的・情緒的というか、
単なる「お気持ち」の問題であるような印象を与えてしまう。つまり、「身につける能力」というより、「内側から
湧いてくるもの」のように聞こえるのだ。(中略)特にエンパシーの訳語に「 ability (能力)」という言葉がまったく
反映されていないのは奇妙だ(と同時に、なぜ日本でそうなっているのかは面白い点でもある)。
ちなみに英英辞書では、エンパシー empathy の意味は「他者の感情や経験を理解する能力」と書かれている
そうな。さて、私の日本語訳案は、「他者理解力」「配慮力」「手心力」「気働き力」…うーん。思うにエンパシーは、
特に初任校での「ホーム通信」(12年間勤務して、初めの3年間以外は7年間ずっと2年生か3年生のホーム担任)
や授業、部活などを通して生徒達に強調していた「社会力」という言葉・考え方に近い…というか含まれるのでは?
次に、2018.6.23付け「脚下照顧」の、その「社会力」に触れた文章。
「先生は世界史を教えているというよりも、世界史を通して社会を教えているんだよ。数学が数学力を高める教科
なら、『社会科』の科目は社会力を高めることが目的なんだよ。社会力というのは、みんなが一人ひとりのメンバー
として成り立たせている社会というチームをよりよくする力と、社会というチームの中で自分自身をよりよくする力
なんだよ」(世界史A<キリスト教とローマ帝国>の授業にて)。
能登半島地震の発災から丁度半年になる7月1日にふさわしい、読書と考察になったと思う。さてと、またボラン
ティアに行くぞ~! ボラはエンパシーと社会力を高めてくれる。学生時代に経験した、いろんなボラが懐かしい。
サークル「ひまわり子ども会」も。 2024.7.1
翌日からバド部再開!…のタイミングで、「もしドラ」=『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海 著。2009<平成21>年 初版。ダイヤモンド社 刊)を再読。その
テーマや内容は、今も私の「バド部指導のバックボーン」になっている価値観と重なる点が多いということを
確認できた。以下の引用(今回は、「さわり」のみ)で、紹介します。
キャプテンの星出純は、こう言った。「それは正直厳しいよ。うちの部員たちは、甲子園に出るために野球を
やってるわけじゃないからね。身体を鍛えたり、仲間を作ったり、高校時代の思い出を作るためだったり…
後は、子供の頃からの惰性とか、他にやることがないからってやつもいるし。そういう連中に『甲子園を目指
そう』と言ったって、誰もついてこないんじゃないかな」
野手の要、キャッチャーの柏木次郎はこう言った。「あのさ、それはやっぱり難しいと思うよ。気持ちは分かる
けど、へたに甲子園なんか目指したりすると、かえって行けなかった時のショックが大きくなるんじゃないかな?
だったら、初めから大きなことは言わないで、三回戦突破くらいを目標にしておいた方が無難だよ」
さて、この後の展開は…? バド部のみんなと共有したいフィロソフィー「バ道。バドミントン哲学」について、
考えて、伝えて、結果を出していきたい! 2024.7.2
1学期期末考査最終日の水曜日(一昨日が大雨のため休校。だから1日遅れで終了)。約2週間振りの
バド部活は、13:30~15:30の2時間。「校内ランキングが高い人には基礎・基本の見直し、低い人には基礎・
基本ができていない現実から目をそらさないで改善にチャレンジ」という話をした上で、「1メニューずつ、
20秒間フットワーク→2分間そのフットワークを使ったシャトルの打ち合い」を、ホームポジション(ゼロ=
相手の打球のコース判断とリアクションステップを意識)から真っ直ぐ前後(前2歩・後ろ3歩)→同じく斜め
前後左右(3歩)→同じく左右サイド(2歩)の3メニューを行った。この練習方法はオリジナルで初の試み。
終了時には「このメニューを経験することで、一つ一つの動きを、『真っ直ぐ前は2歩で』などのようにお互い
に分かる言葉で伝え合えるようになったことが大事」「寺高バド部は、上級者にもまだそうじゃないプレーヤー
にもどちらにも『今必要な練習』をみんなで頑張ることを大切にするチーム。だから、団体戦で勝つことや
個人戦の誰かの勝利を全員で喜べる」という話をした。『もしドラ』からの今日の引用は、次の通り。
みなみ(注:主人公。高校野球部のマネージャー)はドキドキしながらその先(注:ドラッカーの著書『マネジ
メント』)を読み進めた。すると(中略)「人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理
体制、昇進制度、報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分
ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである」「(中略)学ぶことのできない資質、後天的に獲得
することのできない資質、始めから身につけていなければならない資質が、一つだけある。才能ではない。
真摯さである」(一三〇頁)
現チームの主将(男子K君)の真摯さ(バドだけでなく、勉強にも生徒会役員としても)は、「折り紙付き」
(バド部内だけでなく、教員も含めた学校全体の誰もが認める彼の素晴らしい資質)。私も負けてられない。
だから、「知行合一」(陽明学。ソクラテス)で頑張る。 2024.7.3
午前中にお墓の草取り、午後は15:50~18:15にバド部活の木曜日。前者ではお墓のすぐ近くを流れる
小川周りの草取りと、流れに溜まった泥などを取り除いて周囲に石を敷き詰める作業も行った。これで
雨の日に泥などが流れ込みにくくなり、お墓に来た人がここで手を洗ったりできるようになると思う。後者
については以下の通り。考査課題未提出のため部活禁止の部員がまだ数名いたので、この日も昨日の
ように「基礎・基本ができていないという現実から目をそらさないで、改善にチャレンジ」的なメニューを中心
に頑張った。特にこの日は、新チームになって初の「ステップダッシュ」(チャイナステップ8種類とダッシュ
を組み合わせたもの)を敢行。あと、「平日の放課後練習の基礎打ちはむしろ『応用打ち』。土曜日の基礎
打ちを大会当日に合わせた10分間の基礎打ちにするので、1週間の『応用打ち』の成果をそこで実感でき
るようにしていこう」という練習計画・練習戦略をスタートさせた。「基礎→応用」ではなく、「応用→基礎」を
大事にする。理由は、「究極の応用=ゲーム」だから。自らの欠点・弱点を直視して、改善の必要性を痛感
させ、改善への意欲を高めるという戦略的・中長期的なプログラム。これも初の試み。でも理にかなってい
ると思う。「基礎打ちが楽しくない」と思う部員も多いと思うが、練習の目的を理解して、バド力(自らはもち
ろんチーム全体の競技力)向上と部活のムードの高まりが実感できれば、必ず成果が上がると考える。
では、今日の『もしドラ』引用(注:一部改変)。
「この本にはさ、『企業の目的と使命を定義するとき、出発点は一つしかない。顧客である。顧客によって
事業は定義される』って書いてあるんだけど、これは顧客が誰で、どんな人であるかによって、野球部が
何であって、何をすべきかが決まってくるってことだよね?」
「野球をやるためにお金を出してくれたり、お金は出さないまでも、協力してくれている人たちがいるじゃないか」
「そうなると、例えば『親』が顧客ということになるの?」
「それから、野球部の活動に携わっている『先生』たちや『学校』そのものも、顧客ということになるだろうな」
「その学校にお金を出している『都道府県』も顧客。全国の『高校野球ファン』も顧客。…そう考えると、高校
野球に携わるほとんど全ての人が顧客」
「それから、忘れちゃいけないのは、ぼくたち『野球部員』も顧客。野球部員であると同時に、一番の顧客」
みなみ(注:主人公。野球部マネージャー)は、分かりかけていた野球部の定義というものを、具体的に認識
することができたのである。「感動!」とみなみは叫んだ。「顧客が野球部に求めているのは『感動』だったのよ!
それは、親も、先生も、学校も、都道府県も全国のファンも、そして私たち部員も、みんなそう! みんな、
野球部に『感動』を求めてるの! だから、野球部のするべきものは、『顧客に感動を与えること』なんだ。
『顧客に感動を与えるための組織』というのが、野球部の定義だったんだ!」
そういえば今日の練習で、練習メニューの説明をしている時に目の前であくびをしていた部員に対して、ふと
「バドで青春してますか? このチームで青春してますか?」と優しく注意をした場面があった。「青春」を、「人
(恋愛ならパートナー)に感動を与える・自分が感動する」と定義すれば、ドラッカーの考えと結びつくことに気が
ついた! 晩にネットサイト「バド×スピ」で、先日のイングランド・オープン女子シングルス準決勝の山口茜と
アン・セヨンの「激闘」を観戦した。私は1人の顧客、すなわち=山口茜選手を「ひいき」にしている「得意先」の
ファンとしてメッチャ感動した。 2024.7.4
13:20集合で、14:00~15:20に県の永年勤続退職者への知事感謝状授与式が県庁近くの地場産業センター
であった。馳知事から感謝状を手渡される際に、「けんしですか? けんじですか?」と名前の読み方を質問
された。「けんじです」と笑顔で答えて、前の人と同じように(この人と私の2人だけ?)「ありがとうございます」
と言いながら受け取った。後で思いついたネタは以下の通り。「私はけんじ。あなたはけん『ち』じ。でも、私にも
あなたと同じ熱血の『ち』が流れています」。感謝状の文句「…本県教育行政の進展に多大な貢献をされました」
には違和感(^^;)を、日付(令和六年七月五日)と受領者通し番号(教庶<教育委員会庶務課?>第二二二六七号)
の数字には親和感(^_^)を覚えた。17:05~18:15はバド部活。16:00頃に学校に着いたので、図書室で「油を売って
から」体育館へ。参加部員の人数が奇数だったので、基礎打ち→ダブルスゲームと一緒に頑張った。室温は35度
超えのフロアーで(^_^;) 2024.7.5
午後バド部活の土曜日。翌日が能美市の市民体育大会(ダブルスのみ)なので、ステップ練習のトレーニング
と10分間の基礎打ちの後、ダブルスのみのゲーム練習。卒業生が6人来てくれたので、練習試合的な半日
練習ができて良かった。ただし、3日前に1学期期末考査が終わって、まだ部員全員がそろって練習できて
いない現実を直視し、みんなにも直視させた。考査の課題が出せていなかったり、この日の模試の課題が
出せていなかったり、体調管理ができていなかったり…。「チーム全体の課題(学校生活や食生活などの
「生活力」を、バドや部活のためにも高めること)だよ」という話をして、部活を締めくくった。 2024.7.6
七夕の日曜日は、1日、能美市民体育大会(ダブルスのみ)。怪我と体調不良の男女一名ずつ以外の
8ペアがエントリー(男子の2ペアが1部。他は2部)し、それぞれ3回ゲームができた。結果は…ほぼ全敗。
特に男子の1番手ペアが、社会人ペア(外国籍の方達?)の「完全トップ&バック型」(後衛専門の人は
自分のサーブもコート後方から打っていた!)に「してやられて」しまったゲームで、2人…というか寺高バド
部の弱点(ショットのコントロールやショットの打ち分け<タテの角度やヨコの角度、緩急、面の切り替え
など>が不十分)があぶり出されたと思う。だって、完全トップ&バックということは、常にコートの左右が
がら空きになっているのに、そこに強打しようとしたり、ネットやラインギリギリを狙いすぎたりして自滅する
ショットが多すぎた。要するにダブルス特有の「ゲーム運びの球でペアをアシストする球」が打てなさ過ぎ…
っていうよりその意識や戦術がなさ過ぎ。先日、金沢伏見高校でコーチの方から指摘された通り。「1人
1人のシングルス力はあっても、2人それぞれのダブルス力が足りないと掛け算にならないよ」ということ。
このゲームは、男子全員に声をかけて観戦させたので、自分達全員のダブルスを考えるチャンスにさせ
たい。 2024.7.7
バド部定休日の月曜日。① 読書→② 自転車で片山津温泉総湯→③ 昼夜食堂オオハタ。で飲みの1日。
①については、以下の通り。『グレート・ギャツビー』(フィッツジェラルド 著。野崎 孝 訳。新潮文庫。?度目)
を読み終え、同じ訳者による『ライ麦畑でつかまえて』(J.D.サリンジャー 著。白水uブックス。?度目)を
半分まで読了。どちらも現代アメリカ文学の「古典」。前者の解説からの引用。
「ロマンティックであると同時に、ロマンスというものに対してシニカルである」
フィッツジェラルドが浮かび上がらせたかったギャツビーの「偉大さ」もしくは「偉大さの欠如」とは、実は同じ
ギャツビーの盾の表と裏なのである。
後者からの本文引用で、十七歳の主人公ホールデンの独白。
今は十七さ。(中略)頭の方一方の側は―右側だけどさ―白髪がいっぱい、ゴマンと生えてんだ。子供のとき
からずっとこうなんだよ。それでいながら、いまでも、ときどき十二ぐらいの子供みたいなことをやるんだからな。
みんなからそう言われるんだ。特におやじがね。それも、いくらかはその通りなんだが、しかし、全くその通りって
わけのもんじゃない。大人ってのは、いつだって、全く自分たちの言う通りと思うものなんだ。こっちは知っちゃ
いないやね。ただ、年相応にふるまえって大人から言われると、ときどき、退屈しちまうだけさ。ときには僕は、
年よりもずっと大人びたことをやることがあるんだ―ほんとだぜ―ところが大人はそれに気がつかない。
大人ってのは、なんにも気がつかないんだからな。
雨の日に読むのがふさわしい2冊。前者の244頁に、「幸福(さいわい)なるかな、死して雨に打たれる者」
(訳注 マタイ伝の「山上の垂訓」をもじったもの)とある。 2024.7.8
16:45~18:15バド部活の火曜日。家にあるクラシック系のCDの「自炊」(パソコンでデータ化)に着手。他の
系統のCDはすでに完了。数年前から新しく購入したらすぐにデータ化していたので、ずっと聴いていなかった
アルバムがほとんど。シューベルトの歌曲集「冬の旅」(バリトンがゲルネ、ピアノがブレンデル。2003年10月
録音)が特によかった! ライナーノーツには歌詞(ドイツ語と日本語訳)もついていて。
以下、冒頭の「 Gute Nacht グート・ナハト おやすみ」からの引用(注:一部改変)。
僕は旅に出るのにも
時を選ぶわけにはいかない
この暗闇の真っ只中で
自分で道を探さねばならない
月の落とす影だけが
僕の旅の道連れだ
月明かりで一面真っ白な中
獣の通い路を探すのだ
ヘッセの小説を、またまた読みたくなってしまう。…あれ、5曲目の「菩提樹」って、何かの作品で大事な役割を
果たしてなかったっけ? 2024.7.9
蔵書の断捨離を敢行しようとして、一冊の本を手に取った。タイトルは、『思考体力を鍛える』(西成活裕 著。
あさ出版 刊)。著者の講演を、金沢で聴いたことがきっかけになって購入した本。以下は、「バド部の指導に
使える!」と思った箇所の引用。
大きな目標を立てたらそれに伴う小さな目標をいっぱい立てて、それをひとつずつ
クリアしていくのです。こうした小さな目標を「予備目標」といいます。
部員達に次のように伝えたい。「寺高バド部男子は県大会で団体戦ベスト8に入る」=大きな目標←「加賀地区
大会県で団体戦・個人戦ダブルスとシングルス3冠」=予備目標とか、「初心者が経験者に勝つ」=大きな目標
←「クリアーを相手コートの奥まで打つことができる」=予備目標など。…で結局、断捨離はできませんでした(^^;)
2024.7.10
劇場で観たのが約2年前(シナリオが原作者。その原作もほぼ同時に読んだ)の映画「20歳のソウル」
(秋山純 監督、神尾楓珠 主演、佐藤浩市 助演)のDVDを、ホームシアター鑑賞。以下の文章は、
初見の後、この「脚下照顧」に掲載したもの。
何回も出てくる「よい音楽を」という台詞に、この映画が持っている普遍性を感じた。そして、この映画が
持っている個別性にシンクロする私がいた。「ベクトルは他者(ひと)に向けるな、自分に向けろ!」(吹奏
楽部顧問「タカケン」高橋健一先生=佐藤浩市の台詞)。 2022.6.13
原作本のページを折り曲げて、傍線を引いてある箇所を拾い読みしていたら、次の言葉が胸に残った。
「音楽は人間関係だ」
出会いや別れ、和解や交流、そして衝突や分断…などなど。なるほど、音楽は、調和が難しい互いに
異なる人間どうしに、またひろく社会や世界に、共感(シンパシー)や共感力(エンパシー)のハーモニーを
生み出「そうとする」芸術的な試みなのかも…と思った。 2024.7.11
朝日新聞朝刊投稿欄「声」に掲載された、千葉県の大学院生Kさん(昨年度までは公立高校の「社会科」
の先生。小松高校での私の世界史授業・補習受講生の「エース」)の文章からの引用。
私は社会科教員として、コロンブスは「英雄」か生徒に考えさせる授業をしてきた。しかし、生徒が
社会に出て上司や先輩、他人と違う自分の意見を表明するための教育はできていたか。反省し
つつ、学んでいる。
特に後半の「社会に出て自分の意見を表明するための教育はできていたか」について、私も自問自答
しています。 2024.7.12
午前中は野球部の甲子園県予選の応援(タイブレーク9-7で勝利)、午後は小松高校に男子4人で
練習試合(2年連続、加賀地区大会団体決勝戦の相手校。来年度は勝って優勝を目指している)。
やはり小松の1年生O君のバド競技力は高いものがあると実感させられつつ、団体戦と個人戦ダブルス
は負けられないと確信した。うちの2年生主将K君が、シングルスでもO君を苦しめるラリーを少なから
ずしていたことも収穫。「まだ半分しか得点できてませんが、夏休みに練習頑張って、次に対戦する時
は15点以上を目指します」と頼もしい宣言が聴けた。ちなみにバドミントンの正規ポイントは21点3ゲーム。
2024.7.13
フランス革命135周年の日曜日。35年前は初任校の大聖寺高校勤務2年目で、「生徒会の先生」。
学校祭(聖高祭)の体育祭で優勝した団のテーマが「フランス革命」(団の色は青・白・赤のトリコロール
・カラー)。…そんな日に、米トランプ前大統領が狙撃されたというニュースが! 米独立宣言や
仏人権宣言の思想(蘭グロティウスの自然法思想や仏ヴォルテールなどの啓蒙思想、英ロックなど
の社会契約説等がベース)が「有言不実行」(意義や価値、必要性が分かっているのに、それを
生きられない・体現できない)になっている(今に始まったことではないにせよ)とか「不言不実行」
(そもそも意義や価値、必要性が学ばれていない・教えられていない)になっていることが現代の
「症状」の「病因」? 2024.7.14
梅雨の晴れ間(…とは言っても、ずっと曇り空)を利用して、トラベル・ギターと一緒にバイクで越前海岸へ。
初めて訪れたのは、福井県三国市に近い福井市浜住町(はまじゅうちょう)にある鷹巣海水浴場。「海の日」
ということもあってか、浜茶屋(…「海の家」の呼び名がふさわしい? ?百メートル続くきれいな砂浜に、
6つくらいあった!)にはけっこう人が入っていて、バーベキューなどを楽しんでいた。その後はマイ・パワー
・スポットの一つ、鮎川町の西之宮蛭子神社境内にバイクを駐めて日本海を眺めながら2時間程度弾き語り。
帰途、道の駅「みくに」に立ち寄って地酒を購入し、出発しようとしたら突然のスコール。すぐに駐車場の桜の
木の下で、こんなこともあろうかと持参したレインウェアを着込んだ。吉崎町の道の駅「蓮如の里」で少し休憩
して、17:30頃帰宅。車庫ですぐにバイクの雨や汚れを拭き取って、車で粟津温泉総湯へ。 2024.7.15
「キネマ旬報」最新7月号のレヴューを読んで興味を持った「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
( holdover の意味は「残留者」。クリスマス休暇なのに、アメリカの寄宿制私立高校の寮に「留め置かれた」
先生と生徒と料理長の3人の物語)を、金沢のユナイテッドシネマで鑑賞した。作品や監督、主演男優などが
アカデミー賞候補(助演女優賞受賞)になっていたこともあり、気にはなっていたけど、内容が「学園モノ」で
主人公が高校で歴史を教える(学ぶ)非常勤講師ということを知り(あと、レヴューでの評価がとても高かった!)、
食指が動いた。見終わって…素晴らしかった! キネ旬レヴューからの引用。「アレクサンダー・ペイン(監督)
は今もロードムービー作家であり続けていて、世がどうであろうとも人間主義を手放さない。名優ポール・ジアマッティ
も同様だ」。…かといって「お説教臭さ」は皆無。むしろ「人間臭さ」にあふれている(確かR13指定。これはいくつかの
台詞の過激さから?)。1970年末から翌71年の冬のボストン近郊の学校が舞台。そのボストンへの「社会見学」の
場面で映し出された街並みや風景、博物館や慰霊墓地(独立戦争のもの? ボストンだから? 今の米国への
批評にもなっている?)のショットなども心に来た。これもレヴューの言葉。「クリスマス映画の定番になってほしい!」。
2024.7.16
母の通院に付き添った後、2人で国道8号線沿いのすき家で牛丼定食を食べた。バド部活はハンドボール部が
休みになったので、フロアーでの通常練習に切り替え(いつもはランニング・トレーニングの水曜日)。ところが
2年生の大半は、先週のインターンシップのお礼状書きなどで欠席。少人数での部活になったので、基礎打ち
も2人でコート全面を使用。締めのシングルス勝ち上がり負け下がりも、条件付きゲーム(スマッシュ無し→
クリアー無し)を半面で行った後はフリーで全面使用。私も久し振りに、部員と一緒にほぼ全部のメニューを
こなして「汗まみれ」に(^^;) 2024.7.17
お墓掃除から帰ったら、「熱中症対応で部活禁止」という連絡が入っていた。確かに「暑くて蒸し蒸し」の度合い
が今年1番? 家に居て冷房つけて読書…の気分じゃなかったので、アコギを持ってバイクで西俣キャンプ場
近くの川縁へ。汗をかいたら川に入って手足や顔を冷たい水に浸して17:00頃まで「納涼」した。その後散髪も
できたので、気持ちもさっぱり。関東などでは梅雨明け宣言があったが、北陸は来週末くらいになりそう。
梅雨明けに、どこかツーリングで遠出するのが楽しみ! 2024.7.18
スマホの液晶画面が紫色になってきたので、バド部をお休みしてこのスマホを約5年前に購入した福井県
のドコモショップ(アピタ内)へ。平日なので、すぐに担当の方が対応してくれた。3時間くらいで「スマホ乗り
換え」を完了。この日オープンしたフードコートで丸亀製麺のぶっかけうどんにかき揚げをプラスして遅い
昼食(ほとんど夕食)を取り、いつもの「手作り的」本屋さん AKUSHU(握手)へ。図書カードのポイントが
まだ数千円残っていたのと、この日がエルパカード(この日、ドコモショップの店員さんのお薦めがあって
入会)のポイント5倍の日だったので、以下の書籍をまとめ買い。『苦界浄土(くがいじょうど)』(石牟礼
<いしむれ>道子 著。講談社文庫)、『こころの処方箋』(河合隼雄<かわいはやお> 著。新潮文庫)、
『檸檬(レモン)』(梶井基次郎<もとじろう> 著。新潮文庫。買い戻し?)、『ジョゼと虎と魚たち』(田辺聖子
著。角川文庫)、『ABC殺人事件』(アガサ・クリスティー 著。早川書房)。うーん、定年退職後1年目の
「読書の夏」! 2024.7.19
午前中はバド部活。ホワイトボードに私の名前、「向」と「出」を書いて、それぞれ「シャトルをむかえに
いくこと」と「両肩を上げて次のショットを準備するゼロ・ポジション」の大切さを説明した。その後の練習
メニューは、予測してむかえにいく「V字ノック」や、ゼロポジションで構えるダブルスのショートサービス
からの4打ラリーなどを行って「向」と「出」を意識させた。午後はバイクショップ村上モータースで、CB
250R「キャンディ」の一万㎞点検。「上手に乗ってあげていますね」と、今回も若い店主さんに誉められた。
「サービス」でチェーンに油もさしてもらい、翌日のツーリング(今年度初の泊付きツーリング。目的地は
福井県小浜。昨年度は雨天で中止していた)の準備ができた。 2024.7.20
予定通り、10:00にバイクで出発。越前海岸を南下して、敦賀から自動車専用道路で若狭三方ICまで。
道の駅三方五湖で昼食(「地産地消」の焼き鯖寿司・へしこ鯖寿司)を取り、近くの「年縞(ねんこう。英語
の varve を邦訳したもの。『1年に1枚ずつ規則正しく積み重なったシマシマ模様の地層のこと』<展示
案内より>)博物館」へ。「7万年分、積もる話があるんだ。」という宣伝コピー(?)にも惹かれた。高校
の科目・教科でいうと、地学と地理・歴史の勉強になった。17:30くらいに小浜の宿に到着。近くのスーパー
で地酒やお刺身を購入して、リーズナブル兼地産地消で「部屋飲み」。21:00くらいから、アコギ(トラベル・
ギターの「ノクターン」)を抱えて夜の小浜「界隈」へ。…すごく素敵だった。去年のこの頃に昼間歩いた
神社仏閣や古い街並みを、満月(ほとんど?)の明るい月影に照らされて歩き回り、最後は「人魚の海岸」
(八百比丘尼がその肉を食して不老長寿になったといわれる人魚! 手塚治虫の作品に出てくる)で、
「海」が出てくる持ち歌(風の「海岸通り」など)を弾き語り。今回も「心を耕す」ツーリング初日になった!
2024.7.21
「小浜ツーリング」2日目。…とはいっても、気温が高すぎ、午後には雨の予報なので、遅い朝食(豪華!
素晴らしい!)後、10:00頃に小浜を離れた。国道27号線→敦賀から国道365号線→途中から北国街道で
今庄(福井藩の本陣と脇陣があり、明治の鉄道の一大拠点)へ。駅と併設された町の歴史・文化の展示
コーナーを見学し、土産物店では地酒の「雪きらら」を購入。武生(古称は「府中」。国府が置かれた越前
の中心地。紫式部の縁の地)から県道18号線(武生-美山線)で「越前漆器の里」河和田へ(2度目)。
レストランで「B級グルメ」(…私はA級だと思う)グリーンカレーを昼食にいただき、一条谷滝の「佐々木
小次郎ゆかりの滝」(「燕返し」を編み出した場所とされる。生地が近くの浄法寺町)へ。最後に「戦国武将
朝倉氏の一乗谷遺跡」へ。…あれ? 午後は雨の予報では? 「晴れ男」(…ん? 「晴れ人間」がふさわ
しい?)を実感して、帰宅は17:30頃。ママチャリで粟津温泉総湯へ。帰ってから「ヘッドライト」を使いながら
愛車の洗車。あ~、いい旅だった。「夏空に 浮かべて楽し 旅心」。…これって、秋空を夏空に替えただけ
の「セルフ本歌取り」(^_^;) 2024.7.22
午前はバド部。午後は…あまりにも暑くて、自宅で「沈殿」。今シーズン初の居間で冷房。定期購読している
雑誌などを読んだり、シエスタしたり…。それでも夕方は、ママチャリで片山津温泉総湯へ。晩もアコギ外弾き
→0:15過ぎまで! 2024.7.23
しかし、暑い! 午前はバド部活で汗をかき、ゲーム練習以外は窓や扉を開け放って、どちらかというと
過ごしやすいんだけど、午後に帰宅して家の中が暑い! 一昨日から冷房を入れて、読書したりシエスタ
したりだけど、こんな夏は初? …あ、この日は午後に福井のアピタへ。ドコモショップでスマホの事を済ま
せた後、書籍(8月のツーリング行き先の白馬と高山のガイドブック)や食材を購入して帰宅。その後、ママ
チャリで粟津温泉総湯へ。 2024.7.24
午前半日はバド部活。この日の「夏挑み」メニューのメインは、2対1でのクリアー打ちと、同じく2対1での
クロスヘアピン手投げノック(スピンのかけかたも説明)。それらを踏まえた「条件付き(クリアー無し→スマッシュ
無し→フリー」「ペナルティ付き(勝者は2往復、敗者は3往復ダッシュ)のシングルスゲーム(4分間。7試合)+
ダブルスゲーム(正規ポイントで1試合)で締めくくった。私も「模範演技」とゲームで汗だく(^_^;) 「やって見せ
言って聴かせて させてみて 誉めてあげる」(山本五十六さんの言葉から)コーチングの日々。 2024.7.25
午前半日バド部を11:30に「早退」して、約6年振りの歯医者さん(金沢の大豆田近くにある「つばさ歯科医院」)へ。
超・久し振りだったけど、やっぱり素敵な歯医者さん。今回はレントゲンと診察、クリーニングと歯磨き指導で、
次回は8月1日。すごく頼りになります。 2024.7.26
午前半日バド部。鶴来高校が男女(女子は1名)で来校。少人数だったので、半分合同練習・半分練習試合と
した。前者として、フットワーク(シングルス方向指示・ダブルス2人で5打回転)と「応用的」基礎打ちを一緒に
頑張った。後者では、鶴来高校の1年女子Sさんがゲーム後に「アドバイスお願いします」と私のところに来て
くれて、「ライバルは小松高校1年生のAさん」と宣言していたのが印象的だった。今年度の県総体で団体戦
ベスト4入りした小松高校には2年生にも3人「打てる」選手がいるので、このSさんには加賀地区大会上位
入賞を果たしてもらいたい。そのためにも、定期的に寺井高校(力的に、ゲームの相手は男子になるけど…)
に来て欲しいと話をした。男子達も頑張り屋さんが多くいたので、鶴来高校の顧問のNさんにもそのことを伝
えた。うちの部員達にも励みになると思う。よかったよかった。夕方から、福井県丸岡のたけくらべキャンプ場へ。
お風呂と飲食物買い出しは、前回同様「霞の郷温泉」と8号線沿いのピアゴ。今回も、6月に来た時と同じくらい、
すごい流れ星を見ることができた! 2024.7.27
キャンプ場のテントで起床。手回しミルやバーナーを使って、朝のゆったりコーヒーとパン(地元のオオカワ
パン)食。桜の木の枝影のもと、キャンピングチェアに「くるまって」読みかけの文庫本(カズオ・イシグロ著
『夜想曲集』。ノーベル賞作家の珍しい短編集)の1編を読了。11:00のチェックアウト後も滞在。12:30頃に
帰宅(家まで30分程度)。家で残りの短編も読み終え、訳者あとがきや解説に膝を打ち、晩は「読書熱」の
勢いで、クリスティーの『ABC殺人事件』に突入…引き込まれすぎて就寝が遅くなってしまった(^_^;)
2024.7.28
1日オフの月曜日。『ABC殺人事件』を読むことに集中(…途中で止められない!)。16:00頃に読了。
クリスティーの「ポアロもの」(…しか読んでないけど)の中で、一番読後感が爽快だった。もちろん、他の
名作(『そして誰もいなくなった』や『オリエント急行の殺人』、『アクロイド殺し』に『ナイルに死す』など)には、
爽快とは別の興趣が大きかった。「よい読書」だった! 2024.7.29
午前半日バド部活。参加人数が奇数だったので、私も基礎打ちに入り汗だくに。それでも、汗をかいて
しまった方が断然涼しく感じる。なにせ気温が35度近くで、梅雨明け前の湿度の高さという環境での部活
なので。帰宅後はシャワーを浴びて、パスタと「昼ビール」。これがまた、美味しいったらありゃしない。
火曜日で粟津温泉総湯がお休みだから、片山津温泉総湯へ。もちろん「夜ビール」も美味(^_^;)
2024.7.30
午前半日バド部活。県立工業高校3年生のK君(うちのF君の兄の友人。県総体でダブルスベスト8)が
練習に参加してくれた。ゲームもシングルス・ダブルスと入ってくれて、8月6日(火)の学校対抗戦に向け
て良い練習になった。家が本校に近い美川なので、「また来ます」と言ってくれた。期待! 2024.7.31
~8月~
午前半日バド部活。連絡無しとか連絡はあっても理由を伝えずに部活を休むメンバーが何人か出てきて
いることと、やはり何人かのメンバーが外部コーチ(私…ですが)に朝の挨拶ができないことが目に余って、
久し振りのお説教。「簡単に休んだり遅刻したりできるみたいなムードになってないか?」「人として常識と
してやるべきことができてないんじゃないか?」というような話をした。…さて、「教育的」効果が出てくる
だろうか? 2024.8.1
やはり午前半日バド部活の木曜日。「先生、こんな練習したいです」と、1年生男子F君の提案を少しアレ
ンジしたダブルスノックをメインに頑張った。来週火曜日に迫った学校対抗戦(団体戦オンリーの県大会。
秋の新人大会の「前哨戦」)に向けたシミュレーション(団体戦オーダーに基づいたゲーム練習)も、だん
だんと熱を帯びてきた…とはいっても、女子は今の戦力では勝つことが難しい。男子は予選リーグで1位
になって決勝リーグで1勝して県ベスト8入りする可能性が十分にあるので、主将のK君を中心によく頑張
っている。成果を上げて、秋の地区大会や県新人大会につなげたい。 2024.8.2
晩に小松駅近くの老舗洋食店「モカ」にて、1年ブリのHリピー会(H先生を囲む大聖寺高校卒業生の会)。
16:44発の電車に乗るために、ママチャリで20分以上酷暑の炎天下を走って汗だく。小松駅からできるだけ
日陰の道を歩いて、いつもの桜湯で湯浴み後に参加。…それらもあってか、ビールもワインも美味しかった!
2024.8.3
午前半日バド部活は寺井ジュニア(OB・OG、保護者含む)が来校(3月下旬以来)し、練習試合。コーチの
お二人は、私が寺井高校1年目に3年生と1年生の女子部員の保護者。そう思うと、かれこれ10年来の
お付き合いになるが、今のように「定期的に練習試合しましょう」となったのは今年からなのでとてもうれしい。
「私は外部コーチなので異動がない。だから、ずっとここで頑張りたい」とお伝えした。もちろん、「いい選手」
に来て欲しいから。これって、一種の「営業活動」(^_^;) 2024.8.4
今年度からスタートした県高校バドミントン学校対抗戦(昨年度までの「根上大会」。団体戦のみ)が、
美川スポーツセンターで開催された。結果は…男子1勝1敗・女子0勝2敗で、ともに予選リーグで敗退。
男子の「本番での弱さ」が課題。解散時に「心技体の心=精神力は、耐えるとか我慢するとか粘るだけ
ではないんだよ。自分の持っている技術や体力を、いつも通り発揮できる力も大事な精神力なんだよ。
余裕とかゆとりとか、アイディアとかプレーを楽しむとか」という話をした。負けたからこそ痛感を伴う気づき
があるはずなので、また精進させていきたい。「ヒロシマの日」なので、晩は映画「父と暮せば」(井上ひさし
原作。黒木和雄 監督。宮沢りえ、原田芳雄 主演)を鑑賞。 2024.8.6
正直言って「ふがいなかった」「しょぼかった」(特に、決勝トーナメント進出=県ベスト8入りを目指した男子)
学校対抗戦の翌日の午前半日バド部練習日。この日は、9月下旬に開催される加賀地区交歓会(個人戦
のみ)エントリーに向けたランキング戦。自分の試合が全て終わった後、自主練習に励む部員達が何人か
いて、昨日の敗戦をきっかけに頑張る姿勢が見られてよかった。 2024.8.7
ランキング戦明けの午前半日バド部活の木曜日。ノック(ダブルスもシングルスもフリーノック)中心の
メニューで、ゲーム練習も両方バランスよく行った。帰宅後、シャワーと昼ビール・パスタ昼食の後、甲斐
よしひろの「スイート・スムース・ステートメント」のギターソロを練習して、ほぼ持ち歌にできた!
~♪~君が胸に灯をともすまで 月さえ見たことがなかった~♫~ 2024.8.8
お盆休み(翌日から学校閉庁日)前バド部活ラストの金曜日。参加者が少なめだったからこそできた練習
メニューで充実。私もトレーニング(ステップ練習を含めたランニング体育館20周)とゲーム(相棒のS先生
とペアのダブルス。「この日の」男子一番手ペアに辛勝)に参加。夜、映画「母と暮せば」(山田洋次 監督、
吉永小百合、二宮和也 主演)を鑑賞。 2024.8.9
早朝6:30から町の神社掃除(老人会担当。母の代役)で汗をかき、夕方17:00からの寺井高校元同僚・
現校長のMさん宅スペースでのバーベキュー大会(職員とその家族<お子様中心>が多数参加。スペ
シャルゲストは能美市長! 小松高校バドミントン部同期生の兄)その前に美川温泉で湯浴み。美川駅
から40分くらい歩いて到着)で美味しい生ビールとお肉に野菜に…素敵な夕べに誘っていただいて大感謝!
20代のUさんが持参したアコギ(なんと、ギブソンの「J45」!)を弾かせてもらったのもうれしかった。
2024.8.10
8:00から尾俣町神社祭礼の準備。続いてお盆直前の墓掃除。10:30頃には家の庭の草取りも終えて、
シャワーと昼ビール。翌日からのバイク・ツーリング(3泊4日で富山の黒部→長野の白馬→岐阜の高山
巡り)に携帯するアコギ(トラベル・ギター「ノクターン」)の弦を張り替えて、アルペジオの曲を中心に弾き語り。
夕方、母と買い物。粟津温泉総湯にも。晩に自宅近くの農道に座って片山津温泉の花火を見終わり、
帰ろうとしていたら大きな流れ星が天空を走った。ペルセウス座流星群を見られる時が近づいているらしい。
2024.8.11
「黒白高」ツーリング旅行記①初日 朝9:30頃に出発。今回は日程に余裕があるので、「全て下道」(例外
は、安房峠トンネルと九頭竜から大野までの中部縦貫道<まだ無料>のみ)走行。強い陽射しを避ける
ために、可能な限り山間部を走った。粟津→瀬領→中海→鳥越→鶴来→金沢のルートで、富山へは角間
の手前で右折→県道10号線(塩硝街道)を使い、刀利ダムを通過して南砺市の福光へ。昼食をガストで
取り、国道359号線→41号線→県道172号線で富山市岩瀬に到着。北前船の豪商馬場家を見学後、富山
湾沿いの県道1号線→2号線で黒部市生地(いくじ)へ。駅前の湧き水で喉を潤し、生地鼻灯台を見学して
旧国道8号線沿いのお宿に到着(17:00頃)。入浴後に近くのスーパーへ、部屋飲みのための買い出し
(「上握り」の寿司が絶品だった)。TVで宮澤賢治の特集番組を放送していて、なかなかよかった。 30分
ほど夜の散歩をして就寝。残念ながら曇り空のため、ペルセウス座流星群は「おあずけ」(結局、3晩とも
見られなかった(T_T))。 2024.8.12
「黒白高」ツーリング旅行記② 2日目 明け方に降った雨で少し路面が濡れている朝、手作り感一杯の
朝食をいただき腹ごしらえした後、9:00頃にこの日の目的地、宇奈月温泉のトロッコ電車駅に向けて出発。
驚いたことに、今年元日の能登半島地震の影響で電車は途中の猫又駅までしか行けず、そこでの下車
もNGとのこと。それでもほぼ満員の乗車率で、「これに乗らないと味わえない情趣・感慨」を楽しめた。
富山県出身の「タレント」室井滋さんによる(もちろん、録音再生)車内案内放送もよかったし(^_^) 午後は
宿泊地の長野県白馬へと、主に国道8号線(糸魚川まで)→148号線を走行。富山と新潟の県境にある、
越後市振(いちぶり)の関の食堂(「ツーリングマップル」でも紹介)でいただいた昼食のかき揚げ丼の美味
しかったこと! 16:15頃、白馬駅に到着。翌日に乗るゴンドラリフトの近くまで散策し、八方温泉の場所も
確認してから、10㎞くらい離れた山間の宿「一の倉荘」にチェックイン。荷物を置いた後、再びCB250Rに
跨がってお風呂→近くのスーパーで買い出し→部屋飲みで締めくくった。宿は登山客向きの山荘で、とっ
ても雰囲気があり居心地がよかった。若い宿主のお兄さんやそのお母さん(?)との会話も楽しかった。
2024.8.13
「黒白高」ツーリング旅行記③ 3日目 お味噌まで自家製(まさに信州「手前」味噌!)の手作り朝食を
満喫して、宿の周りを少し散歩してから9:00頃に出発。昨日下見したゴンドラリフトに乗車して、いよいよ
白馬八方尾根の麓「兎平(うさぎだいら)」テラスまで一気に1,400メートルを昇った。絶景…そして涼しくて
美味しい空気を満喫。パラグライダーの体験教室を見学することもできた。午後には一路、高山を目指
して国道148号線→県道51号線(安曇野アートラインの一部。めっちゃ快適)→県道432号線→県道25号
線(爽快な高台ルート。リンゴや梨、桃などの果樹園が続く)→国道158線を快走。宿のα-1到着は16:30頃。
チェックイン後、軽装になって街中へ。雨が降り始めていたが、アーケードが充実していたのでたくさん歩い
て写真も撮影できた。丁度夕暮れの赤やオレンジの光線に飾られ始め、やがて夕闇に融けていく古い街
並みや寺社などの景色が素晴らしかった。20:00頃、街の飲み屋で飛騨料理を楽しめた。宿でTVをつけ
たら、あいみょんの甲子園での弾き語りコンサートを中心にした番組が放映されていて、「マリーゴールド」
以外の代表曲をいくつか聴くことができてよかった。ギターはもちろん、あの「J45」! 2024.8.14
「黒白高」ツーリング旅行記④ 4日目(最終日) バイキング形式だけど豪勢な宿の朝食の後、少し近くを
散歩して、9:30頃に出発。少し遠回りになるけど県道73号線(郡上街道、飛騨街道。「せせらぎ街道」)→
国道257号線→472号線を使って、郡上八幡まで快走。途中、道の駅「パスカル清見(なぜパスカル?)」で
休憩。飛騨古川の地酒「白真弓(しらまゆみ)」(4月に白鳥の道の駅で初めて購入。とても美味しかった)の
小瓶を購入して、国道156号線で白鳥まで、国道158号線で道の駅「九頭竜湖」まで走行。簡単な昼食を取り、
後はノンストップで自宅到着15:30頃。今回のツーリングは、歴史的遺構や博物館にはほとんど訪れず、
主に景色や地元グルメを楽しむ旅になった。「定年ライダー1年目」の余裕? 2024.8.15
向出ファミリーのお盆。お墓参りの後、18:00スタートでいつもの「ひるよる食堂オオハタ。」へ。妹が「風邪欠」で、
甥っ子夫婦は子どもがまだ生後1カ月なため大事を取って欠席。母と長男と姪っ子夫婦の5人での「飲み」を
楽しんだ。終了後も母屋で家飲み。次会は9月下旬に新居(同じ町内ですぐ近く)完成・入居予定の甥っ子夫婦
や妹、そして赤ちゃんも一緒に集まろう! 2024.8.16
お盆休み明けのバド部活はSさんにお願いして、町内役員の一人(4年連続の会計)として尾俣町神社の秋
祭り(神主さんに来てもらって、お祓いとお参り)に参加。終了後は、町内の人(同級生の父君)のお葬式に
参列。午後は自宅で、久し振りにじっくり読書。福永武彦の中編『告別』(講談社文芸文庫)の後半の短編
「形見分け」を再読。読了後は、前半の「告別」をもう一度拾い読みしたり、充実した解説や作者案内を味読
して「福永武彦の世界」に浸った。ちょっとタイムリーなフレーズが、これ。「生は暗く、死もまた暗い」。タイム
リーという理由は、昨日のお盆のファミリー飲み会で、亡くなった父(去年が七回忌)と次男(同じく十三回忌)
の思い出話で、しみじみとおかしく、みんなで笑い合えたこと。「生は明るく、死もまた明るい(面がある)」と
言い換えてみたりして…。~♪~あんな時代もあったねと きっと笑える日が来るわ~♫~(中島みゆき
「時代」より) 2024.8.17
8:00から自転車で、尾俣町の人夫(秋祭り後の神社の片づけ)→お墓周辺(町内のお墓に向かう山道)の
ゴミ拾い(ショルダーベルトもつけた分別のためのゴミ袋と大きめの火鋏<ひばさみ>を使用)。帰宅後も
庭の草取りとバイク洗車。そしてシャワーを浴びて、ゆったり読書。午後はアコギ(モーリス)の弦を張り替え
て、最近「持ち歌」にできた曲を中心に弾き語り。気温は高くても風が家の中(特に玄関)を涼しくしてくれて
いて、クーラー無しでも快適に過ごせた。夕方は母と買い物→再び自転車で粟津温泉総湯へ。晩はDVD
「フェイス/オフ」(ジョン・ウー 監督)を久し振りに鑑賞。 2024.8.18
午前中は街の墓道のゴミ拾いと母の通院付き添い。午後は昨日洗車してピカピカになったバイクCB250Rで
西俣キャンプ場近くのいつものスペースへ。アコギ(トラベル・ギター「ノクターン」)で2時間くらい弾き語り。
帰りには粟津温泉総湯へ。晩は田辺聖子の短編集『ジョゼと虎と魚たち』を2編目まで読んで心ホッコリと
就寝。 2024.8.19
お盆明けの17日のバド部活に参加できなかったので、9日以来の体育館。主将を含めた特進クラスの
部員は進学補習2日目で、11:30頃から参加。それにしても連絡のない欠席者や遅刻者(この2名は1年
生男子で、校内ランキング2・3位の部員)が多くて、「ガッカリ」な半日練習。「効果は時間の長さに反比例
する」(河合隼雄『心の処方箋』より)お説教タイムが何度か…。それでも真面目に頑張っている部員も
ちゃんといるので、チャンピオンシップ(勝ちにいく)のバド部の「旗」は降ろさない。午後は主に、アコギで
中島みゆきバージョンの「慟哭」を練習。夕方はチャリで片山津温泉総湯へ。晩は、先日亡くなったアラン・
ドロンの主演作「冒険者たち」を最近購入したDVDで鑑賞。「アートでエンタメ」の「あの頃のフランス映画」
を堪能。 2024.8.20
午前中のバド部活は、久し振りにほぼ全員が参加。「ためにする(練習のための練習になっている)」
ラリー練習のマイナス面を反省して、ノック中心(球出しは自分達で行うメニュー)でダブルス重視の半日
練習を行った。いつもの「みんなにも聴かせるための、NG部員へのお説教」(昨日と今日の2日間連続)
や、「理由があっても、またそれを事前に連絡していたとしても、あまりにも欠席や遅刻が多い部員には、
退部について話をする。会社や企業では当たり前。中学校までの義務(保護者にとっての義務。社会
全体に対する義務)=権利教育ではなく、高校では責任(自分自身にとっての責任。社会全体に対する
責任)=自由教育」という内容の全体への話が奏功することを期待したい。きっと、こんなふうに「闘ってる
感」「挑んでる感」を持って「仕事」できていることが、今の自分にとっての「生きる芯」になってるんだろうなぁ。
「はた迷惑」的に思われていても。「よけいなお世話」的に思われていても。お互いに「めぐりあわせ」と諦めて…
否、「明らかに受け取って」。晩は大聖寺の居酒屋で、ちょっとした同窓会(今の大聖寺高校学校長を中心に、
大聖寺や小松での同僚5名)。同じ学年で担任したり、同じ分掌で頑張ったりした顔ぶれで、思い出話等に
花を咲かせた。私は、両校での「流行語大賞」と銘打ったプレゼン・グッズ(紙芝居的な)で笑いと話題を提供
できた。 2024.8.21
生徒達は全校登校日の木曜日。それでバド部活は10:30スタート。学校祭準備期間に入ったため、欠席・
遅刻者の多くなる約1週間の初日。練習メニューは、すぐに基礎打ち→シングルス・パターン練習→シング
ルス条件付き勝ち上がり負け下がりゲーム→ダブルス。私は最初の基礎打ちと最後のダブルスで羽を
打った。部活の途中で、あまりにも高温が予想される翌日の部活禁止が決まった。午後の自宅での読書等も、
冷房無しでは耐えられない状態。夕方になっても涼しくならないので、自転車での粟津温泉総湯もやめて
久し振りの家風呂。晩に、「アラン・ドロン追悼」としてDVDで映画「レッド・サン」(テレンス・ヤング 監督。
チャールズ・ブロンソン、三船敏郎 共演)を鑑賞。悪役のアラン・ドロンが黒沢明の映画「用心棒」に出て
いる仲代達矢のように思えた。三船もいるし。 2024.8.22
熱中症「特別」警報が出たので部活(屋内も屋外も)禁止の木曜日。午前中の涼しいうちに(山間なので
10:00くらいまで日陰)、お墓のこと(枯れた花を捨てて水を足すとか、草取り)やお墓周りのゴミ拾いをして、
後は読書とギター。前者については「夏の課題読書」と銘打った何冊かの中の、河合隼雄の『心の処方箋』
と田辺聖子の『ジョゼと虎と魚たち』を読了。河合隼雄の「ふたつよいこと さてないものよ」の考え方は、
「ふたつわるいこと さてないものよ」とペアで「一生モノ」だと思う。「ふたつわるいこと さてないものよ」も
「ふたつよいこと ときにはあるものよ」「ふたつわるいこと ときにはあるものよ」という考え方と一緒に(^_^)
田辺聖子の世界に初めて触れて(解説は山田詠美…なるほど)、うなってしまった。映画の「ジョゼと虎と
魚たち」(犬童一心 監督。池脇千鶴、妻夫木聡 主演)、観んほうがええんかな…あれ、関西弁うつって
もうた。そういえば最近YouTubeの動画でよく観ている、シンガーソングライターあいみょんの関西弁トーク
もええなあと思うてた。「裸の心」…ええ歌やなあ。 2024.8.23
午前半日はバド部活。出だしはお説教(1年生男子の「コート準備怠慢」と9月の加賀地区交歓会のエン
トリー変更など)。そしてお説教の最後には、「お説教の効果を諦めない」宣言。はい、こんな時にも、河合
隼雄の『心の処方箋』の言葉(もともとことわざ的なものらしい)の登場です。「ふたつよいこと さてないもの
よ」→「ふたつわるいこと さてないものよ」。おかげで寺高バド部のルールの確認(コート準備と片づけは
1年生中心など)ができてよかったし、交歓会に向けて気持ちが引き締まった(…そうであって欲しい)という
こと。「わるいこと」があった時の心の持ち方と「ピンチをチャンス」にする対処法の大切さの実践(^^;) 夕方
から自転車で粟津温泉総湯へ。湯浴み後は、粟津温泉の「おっしょべ祭り」(2日目。最終日)を楽しんだ。
屋台の生ビールと揚げたてのポテトフライも久し振りの食堂「宮園」の焼き鳥や厚揚げ焼き、野菜サラダも、
素晴らしく美味しかった! おっしょべ踊りもたくさんの人が踊りの輪をなしていて、とても風情があって
よかった。総湯での顔なじみの人達の姿にもたくさん触れることができたし、声も掛けられたりしてうれしかった。
そこそこ大きな祭りなのに、手作り感が感じられる所がいい。今回、初めてのおっしょべ祭り体験。来年からも
楽しみ! これも定年退職の「旨味」。去年まで8月のこの時期には、学校祭のことや2学期の準備等で心に
余裕がなかったんだなあ。 2024.8.24
やはり今年の「夏の課題読書」として購入していた、石牟礼道子(いしむれみちこ)著『苦界浄土(くがいじょうど)』
を読み始めた。…絶句。作家の池澤夏樹(父親が福永武彦)が個人編集の世界文学全集(全30巻)に取り上げた
「水俣病の現実を伝え、魂の文学として描き出した作品」(書評より)の凄み! 第1章「椿の海」の第1編「山中
九平少年」から第2章「不知火(しらぬい)海沿岸漁民(ぎょみん)」の第3編「空へ泥を投げるとき」まで、一気読み。
これほど高い集中力を維持しながら約140ページを読み切るのは初めて? 近い読書感は住井すゑ著『橋のない
川』? 「一生モノ」の読書体験は、第3章「ゆき女きき書」第1編「五月」からも続く…。第1章第4編「死旗(しに
ばた)」からの引用。「…私の故郷にいまだに立ち迷っている死霊や生霊の言葉を階級の原語と心得ている私は、
私のアニミズムとプレアニミズムを調合して、近代への呪術師とならねばならぬ」。 2024.8.25
バド部活定休日の月曜日(夏休み最後の1週間のスタート)。昨日からの『苦界浄土』(石牟礼道子 著)を
読み進める+『李贄 明末<異端>の言語世界』(阿部亘 著。早稲田大学エウプラクシス叢書)の再読の
両方にじっくり取り組んだ。両書を結びつけるフィロソフィーとは? 例えば、社会的な個人の倫理観。アコギ
弾き語りは、中島みゆきヴァージョンの「慟哭」(工藤静香に提供)の暗譜がほぼ完璧になった。イントロの
ギター・フレーズも耳コピー。エレキで演るともっとよさげ。~♪~一晩中泣いて 泣いて 泣いて わかったのに
お前も早く誰かを さがせよと からかわないで エラそうに~♫~ 2024.8.26
午前半日バド部活の火曜日。シングルスとダブルスそれぞれのパターン練習後、ダブルスとシングルス1回
ずつのゲーム練習。定期購読している雑誌、「バドミントン・マガジン」と「キネマ旬報」が届いていたので、
帰宅後は「熟読」。映画つながりで、晩に犬童一心監督・小泉今日子主演のDVD「グー・グーだって猫である」
を再度鑑賞。やっぱり、よかった! 物語の主人公「小島麻子」は、マンガ「作家」の大島弓子がモデル。代表
作の一つ『綿の国星』、今も読み返してるし。 2024.8.27
今日も午前半日バド部活の水曜日。台風10号対応で学校祭の日程が「後ズレ」したため、明日も午前半日
練習となる。フットワーク練習をゲームに近い形で、方向指示とダブルス(2人で入るメニュー)の2つにスリム
化。その分、パターン練習(この日はミスの回数×5回のペナルティ筋トレ付きの半面オールショートやオール
ロングが中心)に、じっくり時間を使った。ゲーム練習も正規ポイントでダブルス・シングルスそれぞれ1回できた。
帰宅後はシャワー&昼ビール・昼食後、バドマンガの『はねバド』の第14巻の途中から第16巻の最終回まで
一気読み。これで何回目かのヘビーローテーション。現時点でのバドマンガ「最高峰」。そういえばバド部卒業生
のW君も連載当時読んでいて、共通の話題で盛り上がったっけ。懐かし! 2024.8.28
気になった新聞の寄稿文(朝日新聞朝刊 オピニオン&フォーラム 「言葉を消費されて」<作家 星野智幸氏
による> 今年8月27日付)から抜粋。「リベラルな考え方に理があるかどうか、現状に即して公正かどうかと
いう判断と、リベラルな思想は『正義』であって絶対的に正しく否定されることはありえない、という感覚を持つ
ことは、まったく別の問題である。自分を含めリベラル層の多くが、じつは後者を求めている」「問題は、その
居場所が無謬(むびゅう)化していくことだ。無謬とは、間違いがない、という意味である。カルトの本質は無謬
性にある(中略)無謬性に完全服従し全身を預けることで、自分も間違いのない存在だというお墨付きを得る。
絶対的な真実だから、それを批判する者は排除してよい」。結びの言葉は、この日読了した石牟礼道子の
『苦界(くがい)浄土』の意義や価値と重なり合う(最後の「文学の言葉」の部分)ような気がする。「誰もが自己
を放棄し無謬性にすがりついてまで、安心できる居場所を欲している現在は、どれだけ殺伐としていることか。
あらゆる発言が攻撃できるか感動できるかで消費される状態では、対話はおろか言語も成立しない。そこに
呑み込まれたくなければ、文学の言葉を吐くしかない。他人に通じるかどうかも定かではない、究極の個人語
だから。私はそうした発話にのみ、未来を託している」。リベラル(左派)批判としては、小林よしのり氏の『正義
論』での主張も思い出した。無謬性に囚われた教条主義「非難」は、世界史の授業ではスターリン主義や毛沢東
主義「非難」(レーニンやフルシチョフ、鄧小平との比較)のテーマとして生徒達に説明していたことも…。 2024.8.29
午前中はお墓周りの掃除→自転車「街角号」を山代温泉通りにある自転車屋さんに「入院」(前から気に
なっていたペダルの不具合が悪化)させた。午後は(台風の影響でおそらくこの日までの)晴れ間を利用
して、ほぼ1カ月振りにバイクで越前大野へ。気温は35度近くで風もフェーン現象の南風。それでも大野
では冷たい湧き水が豊かに水路を満たして、それを眺めながら、そのせせらぐ水音を聞きながら(時々、
取水場で喉を潤して)散策できて心身共に涼むことができた。いつもの南部酒造場で地酒「花垣」を、純米
大吟醸(棚田米)と純米生酒の4号瓶をそれぞれ1本購入(オリジナル手ぬぐいも衝動買い)して、帰途は
丸岡のキャンプ場(夕方16:30頃、ほとんど誰も居なかった)の森の中にある神社でアコギ弾き語り→隣接
する丸岡温泉たけくらべの日帰り入浴。晩酌も最高! 2024.8.30
8月最終日は読書の1日…というより、「李贄(李卓吾)デイ」。「3歩進んで2歩下がる」的に読んできた
『李贄 明末<異端>の言語世界』(阿部亘<わたる> 著。早稲田大学エウプラクシス<「よい実践」
という意味>叢書)を読み終えた勢いで、こちらは新書でもう3度目(?)になる『明末の文人 李卓吾』
(劉岸偉 著。中公新書)を半分くらいまで読んだ。私の大学・学部卒論のテーマの人物。「教科書的」
に言うと、「中国の明朝末期(16世紀前半~17世紀初め)の陽明学急進派の儒学者。仏教を信じ童心論
を主張して朱子学の形式主義を批判し、男女平等を説き聖人の営利活動を肯定したため、反逆者として
投獄されたが獄中で自死」。前掲書の終章「自由か、束縛か」からの抜粋。「彼は古今を超え、フラットに
様々なる言語から真摯さや切実さを読み取り、表層における言語の類型にこだわらなかった。この真摯さ、
切実さは、「内」なるもの(個人の資性・資質 ※向出)と「時」(時代の状況 ※同)が直接に結び合うとき
に生ずる類のものである。古い言葉であろうが、新しい言葉であろうが、言語が意味をなすのは「時」を
過たない瞬間(適時性。タイムリー ※同)においてなのである。こうして李贄は、時間と多様性を自由に
往還しながら、言葉に意味を見出す原理を編み出した。このような発想は、多様性の肯定という側面に
おいては時代に棹差す(時流を推し進めること ※同)ものであるとともに、膨大な情報に如何に対峙する
かという同時代的な課題にも応えるものであった。彼は原理主義(原理の無謬性にとらわれた教条主義
※同)にもニヒリズム(何でも相対化して冷笑する ※同)にも偏らない新たな物語を語ろうとしていた」。
次にその結びの言葉。「李贄の遺した言葉に動かされて書かれた論考はここに終わる。この拙い論考が、
その主人公の言葉を、改めて読むよすがとなれば、この『流寓客子』へのせめてもの手向け(たむけ)とも
なろう。そして、読まれることを願い続けた魂のために、新たな<読み>の出現を切望し、予祝したい」。
くーっ、痺れたー! この本は、2022年2月に刊行されていて、「李卓吾本」の最新作。著者は1982年生まれ
なので、40歳で刊行。著者が生まれた年は、京都で大学浪人(予備校生の下宿生)してたっけ。よい刺激を
もらえました。…やっぱり、李卓吾とその思想は、もっと世に知られて欲しいなぁ。…というより、知られるべき
では? だって明末の中国と今の世界の時代状況は「相似」している(タイムリー)と思うし、李卓吾個人の
在り方・生き方や考え方も今の我々に大きなプラスになる(ベターマッチ)と思うから。そういえば日本で李贄
が「発見」されたのが、典型的な転成期(新旧がせめぎ合う破壊と創造の過渡期)の幕末(吉田松陰などが
中心)だったし。 2024.8.31
~9月~
自転車が「入院」中なので、運動を兼ねて歩いて尾俣町のお墓へ。今回も、近くの水場を整える作業に熱中。
底に溜まった泥を掻き出し、周囲の草を引き抜いて、足場にするために石を敷いて踏み固めたり。東西を
山に囲まれた狭い谷なので、晴れていてもずっと日陰で涼しい。家に帰ったら13:00を過ぎていてびっくり。
2時間以上作業していた! シャワーを浴びて着替えて「昼ビール」と冷やし素麺で昼食。あとは読書と午睡
とギター。夕方から母といつもの週末買い物→粟津温泉総湯で締めくくった。 2024.9.1
9月の2日目月曜日。今日も読書中心。『明代の文人 李卓吾』(劉岸偉 著 中公新書)の何回目かを読了。
以下、引用。「明末中国は既成の世界観が崩壊し、すべての価値観の再編が迫られる時代であった。五十
歳を過ぎて「求道の巡礼」に向かった李卓吾は、「知」と「言」の乖離する時代精神に抵抗して儒教の裏切り者、
異端と迫害され、ついに自刎した文人である」(ブックカバーの解説より)「『童心』を保つことは、すべての作為
―既成の価値、モラル、教義、規約、しきたり―の束縛から自由であることを意味し、人間の自然の本性に
従うことを意味する。李卓吾の追随者の多くは、『童心』保持の緊張よりも、『童心』追求の放縦のほうに魅力を
感じるようだ」。前者については、ソクラテスや孟子、王陽明の「知行合一」(「そのことを知識として持っている
から実行できる」「そのことを知識として持っているなら実行すべき」)の考え方を深めて、「そのことを知識として
持っているから言葉にできる。言葉にしたからには実行する」=「知言行合一」(向出の造語)の大切さを知った。
…知ったからには、言って、行わなきゃ(^^;) 後者については…五味太郎さんの次の考え方と「相似」。それは、
「生物は魂のピークの時に生まれ出る。そして、その高みから落ちないように抵抗するのが生きるということ」。
「落ちないように抵抗する」緊張を大事にしたい。 2024.9.2
台風の影響のため4日後に順延になった、寺高祭の文化祭当日。私は9:00~10:30のステージ発表を、
「保護者・来賓など席」で観た。「サプライズ」の若い先生達による歌や演奏が盛り上がって(大半の生徒
達がステージ前に詰めかけてで「乗って」いた)、とても楽しかった! ゆずの「夏色」は、6年前に教務
主任をしていた年の文化祭で、合唱部の発表で私がギターを担当した曲。懐かしかった~。午後は金大
角間キャンパスの図書館・資料館の「エジプト、サッカラ遺跡発掘調査最新報告展 古代エジプト3000年
の墓地を掘る」を見学。Y君(金沢二水高校の卒業生で、私の世界史A受講生)の「推し」の通り、見応え
があった! その後も図書館で、儒学の経書の一つ『大学』を読んで帰った。なんだか高校→大学と「再」
体験できたような、豊かな1日だった。…あ、私は「高校→浪人→大学」体験でしたが(^^;) 2024.9.3
体育祭の水曜日。開会式から閉会式まで、保護者・来賓などのためのテント席で観た。熱中症対策の
ため寺井体育館で行う予定だったのが、台風の影響で順延になったため寺井体育館が使用できず本校
グラウンドでの開催。よって短縮された、午前半日のプログラム。主にバド部員の「活躍振り」を観られて
よかった。「体育」祭に触発されて、帰宅途上に木場潟ウオーキング(6.4㎞。約1時間30分)。夕方に
「バイクにアコギ」で、久々(6月以来?)の片野海岸へ。日本海に夕陽が沈むのを観るまで「海ギター」
弾き語り。片山津温泉総湯に浸かって帰宅。18:20が日の入り時刻。それもこれも、秋らしくなってきました。
少しもの悲しい季節だけど、「バイクの秋」、そして「アコギの秋」が今から楽しみ! 10月の考査期間
(バド部活お休み)中、どこにツーリング行こうかなあ…。甲府とか、これまで通り過ぎるだけで、じっくり
見て回ったことがない所がいいなあ。 2024.9.4
ほぼ1週間振りのバド部活。学校は2学期授業がスタートしたので、放課後。終了時間の18:15は日没
5分前。体育館の鍵を事務室に戻して、駐車場のバイクに跨がった頃にはトゥワイライトの「誰そ彼
(黄昏)」時。日中は34度まで気温が上がって残暑(「残酷」の残? 「惨暑」は過ぎた?)が厳しかった
けど、夜のバイクライドにはもう長袖・長ズボンでないと寒い! 粟津温泉総湯に浸かって帰宅。ユージュ
アルな毎日の初日になった。あ、午前中は今日もお墓周りの片づけなど。午後は西俣キャンプ場でアコギ
タイム。そのままアコギ(学校では職員ロッカーに。外部コーチの私に、専用ロッカーの使用がそのまま
許されていて、名札もそのままというのはとてもありがたい)を肩に掛けて部活へ。 晩も星空を眺め、
秋の虫の声を聴きながら「外ギター」。この頃、1日3時間以上、弾いているような…。 2024.9.5
朝、散歩を兼ねて「街角号」(36年間連れ添ったママチャリ)を先週から「入院」させている、昔からお世話
になっている自転車屋さんへ。「交換せにゃかん部品がもう作られてないんで…」と残念そうに店主さん
から伝えられた。一昨年「最期を迎えた」バイク(HONDA VT250F)も36年間、今年の3月で「最後を迎えた」
私の教員生活(人生)も24歳から60歳までの36年間…。36=12×3。街角号(チャリ)もスイミー(バイク)も、
MT(教員の私。メタ認知!)も、一緒になって「よく生きた」のでしょう。…「街角2号」と名づけたママチャリ
を注文したので、「キャンディ」と名づけた今のバイクCB250Rと、今の私(やっぱりMT=mukaide teacher 。
でも「シン・MT」?)と「三位一体」で、生きていく。 2024.9.6
午前半日バド部活の土曜日。夏休みに「幽霊部員」化した部員や、部活にモチベーションが保てなくなった
部員などが去就を決断するタイミングになってきた。前者は2週間後の大会にはノー・エントリー、後者は
今のままでは棄権になる。ここでも、8月の読書で得た箴言が生きる。「ふたつよいこと さてないものよ」
(河合隼雄 著『心の処方箋』より)の応用で、「ふたつわるいこと さてないものよ」。「わるいこと」が
起こったときは、何か「よいこと」が起こる。この後の部活が、共通の目標(チャンピオンシップ<対戦相手に
勝つことと同時に、自分自身に克つこと>の追求と人間性の向上)を改めて確認・共有したよりよい個人と
チームを育むものになるといい。 2024.9.7
午前中(小一時間の散歩直後!)の突然のスコールと、翌日までの天気予報をチェックした結果、数日前
に予約したキャンプをキャンセル。それでも午後は、キャンプ用チェアとアコギだけ持ってそのキャンプ場
へ。神社に近い駐車場奥のエリアの木陰で寛ぎながら、読書とギター。梶井基次郎の『檸檬』(新潮文庫)
に収められている数編の短編を味読(随分以前に読んでいたが、ストーリーなどすっかり忘却…だから
初見のように楽しめた)。大正時代の終わり近く(1923年前後。あ、関東大震災前後か)に書かれた本
だけど、表題作の『檸檬』(高校の現代文の教科書で初めて読んだ。今も掲載されてる?)を筆頭に、
新鮮で清冽(かつ凄烈?!)な魅力でいっぱい。たとえば、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)のそれ
ぞれや主要な感情(喜怒哀楽…それ以上)のそれぞれに訴える力が強烈。感性でいうと、子どものセンス
と子どもと大人の中間のセンス(著者は31歳で逝去)が瑞々しい。それを愛おしみ、懐かしむセンスも。
だから「永遠の青春小説」なんだなあ。隣接した丸岡温泉で湯浴みして、日没近くに帰宅。…あれ、
天気は安定してたぞ。キャンセルは失敗? いやいや、「ふたつわるいこと さてないものよ」で大成功!
キャンプのキャンセルが失敗にならないように、自分で工夫した結果の成功。「あみだくじに はずれなし」。
すなわち、「はずれをポジティブに受けとめて 結果オーライにする」なのだ(^^)/ 2024.9.8
午前中は家事と、母の通院の付き添い。少し遅めの昼食を、初見のラーメン屋さんで母といただく。午後
はいつもの西俣キャンプ場へ。山の木陰の涼しいこと! 森林浴しながらの読書とギター。今回は『大江
健三郎 作家自身を語る』(新潮文庫)を途中まで読み、ギターは中島みゆきの「慟哭」が大分よくなった。
帰りに粟津温泉総湯へ。晩も星空のもと、アルペジオ中心の弾き語り(約90分)に興じた。 2024.9.9
午前中に、コーヒー豆(自家焙煎の加非工房の「加非ブレンド」)を購入するため、加賀温泉駅近くのJA
元気村まで歩いて帰ってきた。約2時間半のウオーキングになった。この勢いで、今年中に白山登山に
チャレンジしたい! 午後はこの日も西俣キャンプ場で「外ギター」→16:45からのバド部活。2学期から
2年生の授業に出ているS君(輪島高校バド部)が見学に来てくれた。全てのメニューに参加して、最後
は私とシングルス。このまま毎日練習に来てくれるとうれしい。部活の終了時の話で、相棒の顧問S先生
から「幽霊部員」的になっていたMさんの退部について連絡してもらった。ずっと不安的で、土曜日の部活
で私と衝突して帰ったE君は、「もう一度頑張ってみる」ということになった。「雨降って地固まる」にして
いきたい。 2024.9.10
9.11の日。米国大統領選挙TV演説もあり、事後のハリス氏に対する評価が高かったことに一安心。
午前中はゴミ拾いしながら尾俣町を縦断(…というか、東西狭く低山と田んぼに囲まれた細長い土地)
するように歩いてお墓まで行き、草取りなどして帰った。シャワーを浴びて、昨日の読書(大江健三郎
本)の続きとシエスタ。14:00くらいにバイクで西俣キャンプ場へ。そこは草刈作業中だったので、少し川
の上流にあった神社でアコギ。16:45~18:15、バド部活。午前中にも夕方にも「着替えが必要になるレベル
の運動」ができていて、体調も気持ちもいい感じ(いいけんじ)。 2024.9.11
午前の散歩(1時間以上。4㎞以上)と正午前後の読書(時々午睡)、午後のバイクと「外ギター」(主に
西俣キャンプ場)と夕方のバド部活、晩の粟津温泉総湯と就寝前の「外ギター」(主に家の近くの尾俣川
河畔)をこの日も楽しんだ・頑張った。「晴れの日」(「ハレの日」ではなくて)の「日課」になってきた。一つ、
備忘録。「エジプト考古学の魅力は、現地で汗水流して年前年もタイムカプセルみたいに隠されている
ものを、自分たちの手で発見できること。この面白さは何事にも代え難い貴重な体験で、半分エンター
テイメントとも言え、学問ならず、『楽問』と感じています」(金沢大学古代文明・文化資源学研究所長
河合望氏の言葉より)。「半分エンタメ」「学問というより楽問」…素敵! この「楽問」の「楽」は「音楽」の
「楽」に通じると思う。 2024.9.12
午前中の散歩ついでに山代温泉の温泉通りにある自転車屋さんに立ち寄ったら、先週注文した新しい
自転車がすでに届いていた。でも防犯登録等がまだ終わっていないので、受け取りは翌日になりそう。
ブリヂストンの「ステップクルーズ」の赤。カタログで見たよりも、とても格好良かった!2024.9.13
午前中は半日バド部活で、新人大会エントリーに向けたランキング戦を実施。男子で2人の「手練れ」
(県工3年生のK君と本校卒業生<バド部ではない>Y君)が参加してくれたので、ランキング戦後の
ダブルス練習も含めて充実した練習になった。夕方、新しい自転車を受け取り、その足で粟津温泉総湯へ。
晩には「自転車が出てくる映画」が観たくて、新海誠監督作品「君の名は。」を鑑賞。倫理の授業で取り
上げたり、生徒と一緒に観たりしたことを思い出す。「うれしくて泣くのは かなしくて笑うのは きみの心が
きみを追い越したんだよ」。 2024.9.14
3連休なかびだけど、天候不順な日曜日「敬老の日」。読書(梶井基次郎の作品集『檸檬』の続き。「Kの
昇天」に新しい驚き)とアコギと食材等の買い物(母と)で、ぼちぼちと過ごした1日。晩に、昨日からの
流れで新海誠監督作品「天気の子」視聴。やっぱり、「新しい驚き」を楽しんだ。孟子の思想のキーワード
=「大丈夫」(君子になれなくても、それに挑むチャレンジャー。おおらかで前向きな、浩然の気を豊かに
発揮する人)を倫理の授業で伝える際に紹介していたのが、~♪~君の大丈夫になりたい~♫~と歌う
RADWIMPS の楽曲だった。 2024.9.15
天気予報を確認して、バイク・ツーリングを決行。岐阜県可児(かに)市に宿を予約して、11:30頃に出発。
岐阜県郡上市の白鳥(しろとり)の道の駅で昼食(朴葉めし。絶品!)を取り、郡上八幡から南の国道
158号線を楽しんだ。関市から国道418→248号線を使って可児市に入り、何となく右折した所に、ナント
「ヤイリ・ギター工場」が…! バイクの後部座席には、予約して、ここで製造されたトラベル・ギターの
「ノクターン」が…! まあ、いつものことだけど、このセレンディピティ(よい偶然。よいシンクロニシティー
<共時性>)にニコニコしてしまった。17:00頃に宿に到着。チェックインを済ませた後は、サンダルに履き
替えて可児川沿いの遊歩道を歩いた。川を中心にした街(好きだなあ。郡上八幡とか九州の日田とか人吉
とか)の情緒を満喫しながら…。 2024.9.16
9:00過ぎに、岐阜県可児市の宿を出発。関市内で国道418線に乗る際に、少し迷った。道路掲示板の
ある交差点の手前でバイクを停め、スマホと地図で現在地を確認。そこから国道157線で福井県大野市
に入る道は、初めて走る道。スケールの大きな「杣道(そまみち)」「林道」を長時間ライディング。途中、
岐阜県本巣市の根尾谷に立ち寄り、「日本三大桜」の一つ「根尾谷淡墨(あさずみ)桜」を見学。ここも
(しばしば訪れる福井県河和田町と同様)偶然、継体天皇縁(ゆかり)の場所ということで「うれしビックリ」。
大野ではいつもの食堂が連休明けでお休みだったので、「みつわ」というマーケットでイート・イン(手作り
の「焼き鯖高菜<こうざい>お結び」が絶品!)。帰宅は16:00少し前。いそいで着替えて、16:45からの
バド部活にバイクのまま駆けつけた。 2024.9.17
午前中はお墓の前の道の草取り。1匹のチョウチョが、ずっと草取りしてる右手にとまってくれていた。
午後は西俣キャンプ場近くの広場でアコギ弾き語り。1匹の赤とんぼが、ずっと演奏してるギターの
ネックにとまってくれていた。後者について。宮澤賢治の『セロ弾きのゴーシュ』に登場する動物たち
(ゴーシュにテンポやリズムの大切さを教える「太鼓の子狸」など)みたい。だって、赤とんぼが飛んで
行ってしまわないようにギターのネックを揺らさないことで、コードや弦弾きのミスタッチがほぼゼロだった
から。3曲弾き終わって飛んで行くとき、「うん、なかなかよくなった」と、赤とんぼに誉められた気がした。
あとそういえば来る途中、バイクで山道を走っていたら、1羽の鶺鴒(せきれい)がまるで道案内をして
いるように、私の前をかなり長い距離、一緒に飛んでくれた場面もあった。そんな初秋の1日。
2024.9.18
午前中に散髪(だいたい2カ月周期)。午後は読書→ギター→バド部活。晩にYouTubeでバドとバイク関係
の動画を観た。就寝前は家の近くをウオーキング。昨夜までのお月様(中秋の名月で満月前後)は、雲に
隠れていた。どこかに「雲隠れ」ではなく(^_^) 2024.9.19
午前中は「新車の」自転車「街角2号」で、「最寄りの海」=橋立海岸へ。片道45分くらいの行程。橋立は
北前船の代表的な拠点の一つ。子どもの頃には海水浴で家族や町内会で来た場所。つまり、「民族的・
国民的ノスタルジー」(おおげさ!)と「個人的ノスタルジー」のダブルなスポット。楽しい「初秋サイクリング」
になった。午後は早めにバド部活へ。翌日から2日間は、加賀地区交歓会。その前日の練習をコンプリート。
2024.9.20
来年度4月に開催される加賀地区大会のシード決めの大会でもある加賀地区秋季交歓会初日(今年度
から2日間開催。ところが、いつもの美川スポセンが予約できなくて加賀体育館。ここが観覧席がほぼ無くて、
初日1部・2日目2部での開催)。チーム「寺高バド部」の成績は…男子ダブルス(2年生主将のK君と1年生
のE君)準優勝、男子シングルス(同じくK君とE君)3位入賞に2人。一つの成果で一つの途上。来年度4月
に開催される加賀地区大会の3冠(男子団体・男子ダブルス・男子シングルス)達成に向けて、一つのステップ
になった。 2024.9.21
加賀地区交歓会2日目(バド経験半年未満の初心者トーナメント)。寺高バド部の成績は…男子ダブルス
準優勝・男子シングルス優勝! 惜しくも2冠を逃したのが、高校始めでメキメキ競技力を高めたN君。その
パフォーマンス、とくに制球力・制「心」力が素晴らしかった。大人びた落ち着きや立ち居振る舞いは、さながら
「バド侍」。4月に入部して、「ガチでバド頑張りたい」と相棒の顧問でN君のホーム担任(特進クラス)のSさん
に言ったそうな…。先日のランキング戦で、すでに4番手。11月の県新人大会では、ランキング3番手の主将
K君とダブルスを組むことになりそう。これからの「進化」がますます楽しみ。晩はこの時期の恒例DVD「吉田
拓郎・かぐや姫インつま恋コンサート フォーエバー・ヤング 2006」を2枚目まで鑑賞。 2024.9.22
前の晩、久し振りに冷房を入れずに就寝。朝起きたら…なんと、寒さを感じた。秋分の日が昨日だった
ことと重なるけど、まさに「いきなり秋」。夏から秋へのグラデーションの時期が、やっとスタートしたよう。
午前中は洗濯とサイクリング。午後は甥夫婦が赤ちゃん(私と同じ辰年。年齢差は60年で「五周り」違い!)
を「山代デビュー」させてくれて、私も少し抱っこさせてもらった(^^)/。その後はバイクHONDA CB250R
「Candy」を洗車→12年間暮らした打木町の打谷口公園の兜滝を見ながらアコギ弾き語り。夕方には
半袖では寒くて、帰宅してから自転車「街角2号」で珍しく山代温泉総湯へ。晩に昨日のDVDの続き
(3枚目でラスト)を鑑賞。18年前のつま恋コンサートに、バイクHONDA VT250RⅡ「スイミー」で参加
「できた」ことを懐かしんだ。 2024.9.23
日中はまだ、少し暑いくらいの秋の日。朝食後は庭の草取り→山中温泉までサイクリング。昼にバジル
ソースのパスタを食した後、読書とギター。16:50~18:15のバド部活は、2年生が本日から3泊4日の修学
旅行なので1年生の8名(男女それぞれ4人)で実施。基礎打ち後は、「打てる」男子3名と顧問のSさんで
ゲーム練習。私は他の5名と一緒に、シャトルの整理→ゲーム練習。2年生がいる練習よりも声が出てい
たのは、仲間意識の高い学年の証拠だと思う。Sさんが担任に入っている学年でもあるし。…あ、昨年度
の卒業生(私も学年主任で、Sさんと3年間持ち上がり)が1年生の時みたい! 2024.9.24
午後に村上モータースで、オイル交換などのバイク定期点検。走行距離14,000㎞でのオイル交換になった
(本来は13,000㎞)ので、次回は17,000㎞まで走ったらまた来ます! 2024.9.25
一昨日の県ボランティアセンター(6月に登録)からのメールで、先日の能登豪雨の災害ボラで追加募集
定員に空きがあったので申し込んだ当日を迎えた。金沢駅6:20発のボラ・バスに乗り、9:30頃に柳田到着。
20名のグループでKさんの自宅の裏山に溜まった土砂・流木の撤去や、今も山から来て家を浸す水を外に
流す導線作りなどを行った。ベテラン・ボラの方の「水害は時間との闘い(泥が乾燥してしまわないうちに。
次の雨が来る前に)」に「なるほど」と思いながら、スコップや鍬を揮った。…隣で一緒に作業していた20歳
代半ばの女性に見覚えがあるような気がして、「遺跡発掘みたい」とか「金塊発見(それっぽい石を掘り出
して)。ゴールドラッシュ」などと「歴史ジョーク」を投げていたら、前任校で1年生の時に世界史Aの授業を
担当したNさんだった。Nさんは朝から気がついていたようで、私の「出方」を見ていたみたい。「二水で
バスケ部だったNさん?」と先に話しかけたのは私。同じバスケ部(ただし男子)に、昨年度まで一緒に
3年間学年担任を持ち上がったKさん(今年度、母校の金沢二水高校に異動)と同級生なのと、同じくバド部
のHさんと仲良しということで、共通の話題で楽しく話ができた。15:45発・18:30着→粟津温泉総湯→20:00頃
自宅着。朝、ボラ・バス出発前に駅のコンビニで朝食と昼食を買う時に、レジの方が私の格好(つなぎに
長靴)を見て、「ボランティアですか。ありがとうございます。頑張ってください!」と声をかけてくれたのも
印象的だった。「こちらこそ、ありがとうございます」です。 2024.9.26
バド部活は、2年生が修学旅行中で休養日。それで午前中から、久し振りに越前大野へアコギを携えて
バイクライディング。結(ゆい)ステーションの駐車場にバイクを駐めた後、寺町通りや七間通りを散策。
昼食は、食堂ときわの醤油カツ丼。南部酒造場で、地酒「花垣」の新酒(ひやおろし。この季節の生酒)を
購入。結ステーションに戻って、野村醤油を購入。帰途、丸岡町のたけくらべキャンプ場で小一時間弾き
語った後、隣接する宿泊施設の温泉に浸かって帰宅。まだ気温が30度越えで暑かったけど、時折秋の
涼風を感じた1日だった。 2024.9.27
土曜日のバド部活は午前半日。翌日が能美市総合選手権大会(ダブルス・シングルス)なので、基礎打
ちとシングルス・フリーノック以外はほぼゲーム練習(ダブルス・シングルスそれぞれ2試合ずつが基本)。
本校の卒業生3名に加えて、県立工業3年生のK君(美川なので本校に近い)も今回3度目の練習参加。
私も基礎打ちからゲーム練習(ダブルス2回・シングルス1回)まで汗を流した。午後は定期購読している
雑誌(キネマ旬報、バドミントンマガジン、週刊金曜日)を読み込み、夕方遅くに自転車で粟津温泉総湯へ。
帰り道は真っ暗だったけど、秋の虫の声を聴きながら ~♪~ゆっくり ゆっくり 走ってく~♫~(ゆず
「夏色」一部改変)。 2024.9.28
定期考査前の最後のバド練習日は、能美市総合選手権大会(ダブルス・シングルス)。「腕に覚えのある」
参加者(中学生も)ばかりで、勝てたのは女子のダブルス1番手のみ。それでも、県でも上位入賞者の人達
のプレーが間近で見られて、よいバド日になった。全員…とまではいかないけど、バドに対する向上心の
高い部員がほとんどというチームの潜在的な可能性も実感できてよかった。 2024.9.29
長月最終日の月曜日。母の通院に付き添った後、おそば屋さん(加賀温泉駅前にあるアビオシティ内の
「澤屋」)で一緒に昼食。久し振りに食べたねぎトロ丼が美味しかった。午後はバド部のミーティング(先週
の加賀地区交歓会と昨日の能美市総合の振り返りと11月の新人大会に向けてのもの)。2年生男子K君
の「サーブからがラリー」という言葉に感心。欠席者が多かったことが残念。夕方は自転車で片山津温泉
総湯へ。20:00からは町内会の集まり(町内会費等の取立中心)もあったけど、終わった後2時間くらい(21:30~)
玄関前でアコギして「長い9月」を締めくくった。 2024.9.30
~10月~
金沢の定宿に泊まり、翌日は6:20発のボラバスで珠洲市へ。シネモンドで映画「ホールドオーバーズ
~置いてけぼりのホリディ~」(7月以来2回目)鑑賞。「2度見」の洋画は久し振り。「クリスマス・ムービー」
というジャンル映画には納まらない力を感じる理由は、「キリスト教との距離の取り方」にあるのでは?
主人公の歴史教師の専門がキリスト教以前の古代ギリシア・ローマ史だし。ローマの「哲人皇帝」マルクス
=アウレリウス=アントニヌスの『自省録』のネタも効いてるし。そういえば哲人皇帝つながりで、「グラディ
エーター」(リドリー・スコット監督 ラッセル・クロウ主演)にもそれを感じる。映画人の訃報。クリス・クリスト
ファーソン(「トラブル・イン・マインド」「パット・ギャレット&ビリー・ザ・キッド」など)88歳。 2024.10.1
金沢に前泊して、珠洲市でボランティア。今回はIさん宅の災害廃棄物(床上浸水で水や泥がついて使え
なくなった家財など)の運び出しと、納屋や家に上がった泥出しが中心。私はマニュアルの軽トラの運転を
担当。助手席でナビを担当していただいたZさんは、千葉県船橋市の方。「やっと仕事の休みが取れました」
「子どもが小さい頃好きだったマンガの主人公が訪れた珠洲市。そこで出会った老夫妻のモデルの方々が
1月の震災で亡くなられた」といったお話が印象的だった。人それぞれの「能登を助けたい」気持ちがあるん
だなあと思った。「10人のチーム」が作業を終えて帰る時に、Iさんから珠洲市で作られたお塩とペットボトル
のお茶を一人ひとりいただいた。お互いに「ありがとうございました」と言い合った。 2024.10.2
1日秋雨の木曜日。午後から福井県のアピタへ。廉価版DVDの映画「カッコーの巣の上で」「ミッション・イン
ポッシブル」(1作目と最新作)と鯖江市の地酒「梵」を購入。帰りに片山津温泉総湯へ。夕食・晩酌の後、
「カッコーの巣の上で」を鑑賞。スピリチュアルで寓話的、かつ社会批評(管理社会批判)も効いている名作。
主演のジャック・ニコルソンだけでなく、俳優達が素晴らしい。音楽も。そういえば、あの「アマデウス」も同じ
監督ミロス・フォアマンだったなあ。 2024.10.3
この日も秋の雨。ならば「秋雨読書」と決めて、積ん読状態だった『般若心経(はんにゃしんぎょう)講義』
(高神覚昇 著。角川ソフィア文庫)を味読。戦前にラジオ放送された講義を本にしたもので、とても読み
やすくて分かりやすい。特に面白く感じたのは、筆者の引用(ソクラテスやイエス、ゲーテなど)や喩えを
用いた説明の効果。以下、その例。「その昔、ソクラテスがアテネの十字街頭に立って、真っ昼間、ランプ
をつけて、何かしきりに探しものをしていました。傍(そば)を通った門人が、『先生、何を探しているんですか。
何か落としものでも?』と、尋ねたのです。ソクラテスは門人にいいました。『人をさがしているのじゃ』
『人って、そこらあたりをたくさん通っているじゃアありませんか』と、再(かさ)ねて訊(たず)ねますと、
哲人は平然と、『ありゃ皆人じゃない』といい放ったという話ですが…(中略)『人多き人の中にも人ぞなき』
です。だから私どもはその求められる人に自らならねばならぬと同時に、また他人を人にせねばならぬの
です。教育の理想は『人を作ることだ』と聞いていますが、仏教の目的も、やはり人を作ることです。
…(中略)『人となれ人』『人となせ人』です」。…あれ、これに近い話、新聞に出ていて、今年の6月にここ
で紹介したぞ。次の通り。
朝日新聞朝刊(「高校野球メソッド」という題のコラム)に、次のような考え方が書かれていて感銘を受けた。
「決勝点は相手のミスからでした。自分自身も初めて甲子園で優勝できて、本当にうれしかったのは間違い
ないですが、『相手のことを思え。はしゃぐな』という言葉が出ました。監督として『人間を人に変えるのが仕事』
というのをずっと信念にやってきました。『人間』と『人』は違います。人というのは、正しさや思いやりを持って
いるもの。(中略)みんなに対する思いやり、心を第一に持つことが大切。『鬼』と言われた頃も、そこは変わら
なかったですよ。」(関商工高校<岐阜県>野球部特別顧問 阪口慶三さん。もと東邦高校<愛知県>・
大垣日大高校<岐阜県>野球部監督)。
…もしかして、この阪口さんも、『般若心経講義』を読んで影響受けてたりして。…ていうか、「山に登る道筋は
ちがっていても、山の頂(いただき)が同じ」だったということかな。 2024.10.4
考査期間中でバド部活が休みの土曜日。午後に自転車「街角2号」で初のロング・サイクリング。自宅
(山代温泉)出発14:00頃→片山津温泉。海沿いの自転車道で安宅関所→小松高校→小松駅→吉竹町→
木場潟→粟津温泉(総湯に浸かる)→自宅到着19:00頃。さすがに太腿が少し筋肉痛。でもよいリフレッシュ
になった。…これって、そのまま海沿いの自転車道を走ってたら金沢にまで行けた? 次は金沢1泊の
行程で、モア・ロング・サイクリング?! 福井方面もいいなあ。 2024.10.5
待望の秋晴れの日曜日。午前中から越前大野へバイク・ツーリング。いつもの結(ゆい)ステーションに
駐車した後、これまでまだ歩いていない街並みを1時間以上歩いた。篠座(しのくら)神社(延喜式神名帳
<927年。平安時代>に記載される古社。717年・養老元年に泰澄大師が開いたとされ、大野城主の金森
長近が再興。…また、「粟津皇子」泰澄だ!)→良縁の樹(春日神社の根っこがつながったスギとケヤキ)
→野村醤油のお店に、「偶然」たどり着けたという「やっぱり」で「必然」。 2024.10.6
年に一度のCT(腎臓がメイン)検診日。9年前の手術で主治医になっていただいたK医師の問診は、
「結石も消えて(去年の11月に尿管結石)検査結果の数値も全く問題ないですよ」。来年10月6日月曜日
の予約を確認して、病院を後にした。午後は『般若心経(しんぎょう)講義』を読み終え、その勢い(よくある
パターン)で、『日本最古 隅寺(すみでら)版 紺地金泥(きんでい) 般若心経』(立松和平 監修。
小学館文庫)を再読。さらに『池上彰と考える、仏教って何ですか?』(新書。飛鳥新社 刊)を半分くらい
まで読んだ。仏教が先祖供養やそれにもとづく葬式・法事を担うようになった理由は中国仏教が儒教
(「親孝行」の孝の徳などを重視)の影響を受けたからとか、そのルーツは庶民仏教(それまでの仏教は
国家や貴族のものだった。誰もやりたがらなかった葬式を引き受けたのは庶民の願いに応えたから)
としての鎌倉仏教の諸宗派だったなどのことがよく理解できた。…あれ、先月は金沢大学の図書館で
儒教の経書『大学』を読んでたっけ。あの頃は李贄(李卓吾)関係の本を集中して読んでいたから、
儒教が「マイ・ブーム」だったのか。「儒仏道三教一致」が李贄のテーマの一つなら、仏教の次に来るのは
「道教マイ・ブーム」? それも楽しみ。
…おっと、般若心経のマントラ(呪。真言)と立松和平訳を記さなきゃ。
ギャーテー ギャーテー ハラギャーテー ハラソーギャーテー ボウジソワカ
いける者よ いける者よ 苦しみのまったくないところへ 智慧の完成へいける者よ みんな、幸せになろう。
さあ、いこう
立松和平(根岸吉太郎監督作品の映画「遠雷」の原作者、としか知らなかった)…何か読んでみようかな。
2024.10.7
午前中は小雨の中、傘を差して、勅使町の動橋(いぶりはし)川沿いの遊歩道まで往復の散歩。先週は
満開の彼岸花(4月の桜並木同様、「映え」スポットになっているみたい)が咲きそろっていた場所。途中、
落ちていた山栗や銀杏(ぎんなん)の実を10個ずつくらい拾って帰宅。栗は煮て・焼いて栗ご飯に、銀杏は
晴れた日に干してから焼いて酒のおつまみに。「秋の味覚」が今から楽しみ。昨日ポチったコミックス
『ここは今から倫理です。』(雨瀬シオリ)の新作第9巻が届いていたので、8巻を読み返した後熟読。8巻の
第39話「信じること」では仏教が取り上げられていて、フランクル(20世紀オーストリアの実存主義心理学者。
『夜と霧』で知られる)の言葉が次のように紹介されていた。「〝信じたもの〟が真実ではない。〝信じる〟
とはもっと、それ以上のものなのだ。〝信じること〟そのものを真実にするのだ」。…あ、メッチャ倫理の
授業、したくなってしまった。晩に、谷山浩子の「放課後」と豊田勇三の「アイリメンバーユー」をアレンジして
弾き語りした。「最速」で暗譜・身についたので、今がタイムリーだったのだろう。
♪ 君と初めて 二人だけで 帰る放課後 神様がいる 僕は信じてはいないけれど
今日だけは 信じてもいいかな ♫ (「放課後」)
♪ 零下17度の外気のなかで しゃぼん玉吹くとすぐにこわれ
細かい氷の結晶になって 光りながら落ちるのよ
そんな話が美しかったし 話すあなたも美しかった
今は離れた夜にいて アイリメンバーユー ♫ (「アイリメンバーユー」) 2024.10.8
秋晴れの瑞々しい水曜日。久し振りにキャンプグッズとアコギを持って、バイクで小松市の西俣キャンプ場
近くの広場へ。ガスバーナーでパスタ(バジルソース)とコーヒーを味わった後、チェアに寛いで読書(池上
彰の『仏教って何ですか?』の続き)。そして立ち弾き語り。薄暗くなってきた17:00頃にはその場所を後に
して、粟津温泉総湯へ。たった一つ残念だったのは、以前から目を付けていたアケビがまだ食べ頃になって
いなかったこと。日照時間が短いからかなあ。…ま、楽しみが続いているということで。 2024.10.9
「引越日和」の穏やかな秋の日に、甥夫婦と赤ちゃんが、町内で近くの新居の受け渡しと入居スタート。
私は町内の決めごとや行事、名簿や地図コピー、ゴミ出しに使うゴミ袋(加賀市指定など)をクリアー
ファイルにまとめて渡し、妹と甥のお連れ合いの二人に説明した。母(赤ちゃんからしたら曾祖母)も
赤ちゃんに笑顔、新居に興味津々な表情で、この「イベント」に幸せそうだった。15:00頃、アコギと
バイクでいつもの近くの海(片野海岸)へ。17:00頃からの沈もうとする夕陽と、濃いオレンジ色に彩られた
雲と海の景色が素晴らしかった! 2024.10.10
「遅かった? 時宜を得た(タイムリー)? 間に合った(「抑止力論を批判する廃絶論」が働いて、核平気…
何という誤変換! 今の世相を反映する悪趣味なブラック・ジョーク。核兵器を使わせないことに間に合う
ことになる)?」。そんな印象を抱いた、「今年のノーベル平和賞、日本原水爆被害者団体協議会が受賞」の
ニュースを受けとめて。 2024.10.11
午前中はバド部活で、鶴来高校と合同練習。先方に3人、こちらに2人のOB・OGも参加してくれて、充実
した半日練習になった。午後は読書と買い物(母と)。夕方には自転車で片山津温泉総湯へ。晩には、届い
ていたうれしいメール(THE ALFEE情報。10月17日にTV番組)への返信。うれしいままに、たくさん弾き語り
して going to good sleep 。明日は3年前から「年1」で訪れている福井県敦賀市に、1泊2日バイクツーリング!
「天高く 馬肥ゆる秋」に「天高く バイク駆る秋」。 2024.10.12
朝10:00頃、出発。まずは「山福井」ということで、丸岡→勝山→大野(道の駅「荒島の郷」で、「狙っていた」
mont-bell のバイク・ライダーズ用レインスーツとバックパックを購入。これも、先日の「臨時収入」=外部コーチ
謝金で賄う。かなり「足が出た」けど…)→池田(最近オープンして人気の「まちの市場 こってコテ」で、
昼食はソースカツ丼)の山間の道を快走。武生からは国道8号線を使って、15:30頃目的地の敦賀に到着。
「観光エリア」北の金ヶ崎城址→同じく南端の気比の松原の順に訪れた。17:00過ぎ、敦賀駅前の宿に
チェックイン。お目当ての「蕎麦居酒屋」(2年前に入り、なじみの越前大野の蕎麦とお酒<花垣>を楽しんだ
お店)が「行列状態」だったので、別の飲み屋へ。鯖の塩焼きと勝山(大野の隣)の地酒「一本義」が、最高に
美味しかった! 2024.10.13
敦賀ツール…ツーリング2日目(後半)。午前中は、敦賀半島ほぼ一周。前々回に訪れた常宮(じょうみや)神社、
再び。敦賀気比神社が男神で、こちらが女神(天八百萬比咩命<あめのやおよろずひめのみこと>)を祀って
いる。本日のパワースポットその1。色浜(いろがはま。半島東岸)、水晶浜(半島西岸。美浜原子力発電所近く)
が美しかった。午後は日本海沿いの国道8号線→305号線を快走。いつもの「道の駅 越前」の「お食事処
かねいち」で、揚げたてのお魚ミックスフライを定食に仕立てて貰った昼食が絶品だった。パワースポットその2は
鮎川の西之宮蛭子神社。松平春嶽の歌碑前にキャンプシートを敷いて横になり、少し休憩。その後は、ツーリング
の締めくくり。夕陽に輝く日本海を左に観ながら、三国まで走った。17:15頃、自宅到着。自転車で山代温泉総湯へ。
2024.10.14
『池上彰と考える、仏教って何ですか?』(飛鳥新社 新書)を読了したので、備忘録。「葬式や法事が
単なるセレモニーになり、お経が意味のわからない呪文になってしまったのは、きちんと商品説明を
果たしてこなかった仏教界側の努力不足だったかもしれません」「教えとして自分にしっくりくるのは、
やはり仏教ではないかと次第に思うようになりました。この世を創った絶対的な神様などはいない。
宇宙には始まりも終わりもない―こうした仏教の世界観は、信仰を持っていなくても受け入れられる
ものです。キリスト教やイスラム教の教えは、基本的には人が変えることのできない厳密なルールに
基づいていますが、仏教には懐の深さを感じます」。放課後(16:15~18:15)、バド部活。新人大会まで
の練習スケジュールを提示して、先日の団体戦組み合わせ抽選会の結果に基づいた今のチームの
目標(男子は県ベスト8入り・女子は1回戦勝利)達成に向けた練習を、本格的にスタートさせた。
2024.10.15
先日通販で購入した『越前・若狭 武将たちの戦国』(岩田書店)を、半分くらいまで読み進めた。「教科
書的」には、戦国時代は応仁の乱(1467~77年)~織田信長による足利義昭追放(1573年。室町幕府を
滅ぼし、天下統一に乗り出す)の期間約100年間とされるが、「大坂の陣の第二章とでもいうべき性格を
もつ」(前掲書より)島原・天草一揆(1637~38年。寛永14~15年)を「戦国」最後の戦いであることを、
ツーリングで旅することが多い越前・若狭での戦国武将の動向を通して実感的に理解することができた。
この知識も、旅のモチベーションや旅先での感興や学びの「栄養分」になってくれるに違いない(^_^) あと、
やっぱり「教科書的」だったり、様々なエンタメ作品によって形作られた「悲劇の武将たち」についての
最新の研究プラス敬愛の心が豊富な論考が中心になっていて、朝倉義景や柴田勝家、明智光秀らの
イメージが「修正」され「好転」したことも収穫。後半には金森長近(越前大野や飛騨高山の偉人)も登場
するので、この後の読書も楽しみ! 2024.10.16
10月も後半に入っているのに、汗ばむくらいの暑い木曜日。コーヒー豆(可非工房の自家焙煎)を購入する
ために加賀温泉駅近くのJA「元気村」まで自転車で行ったら、店内は冷房がかかっていた! バド部活は
45分授業×6限の日なので、15:20~18:00。これまで18:15まで練習していたが、暗くなる時間帯が早いので
この日から18:00には切り上げることにした。これも、ハンドボール部が「開店休業」中になっていて火曜日
から金曜日までフルでフロアー練習ができるようになったことが大きな理由。その分も頑張らなきゃ。
2024.10.17
梶井基次郎の作品集『檸檬』を読了。解説で引用されている小林秀雄の批評からの備忘録。「これは言う
までもなく近代知識人の退廃、或いは衰弱の表現であるが(尤<もっと>も今日退廃或いは衰弱の苦い味
をなめた事のない似而非<えせ>知的作家の充満を、私は一層退廃或いは衰弱的現象であると考えている)、
この小説の味わいには何等<なんら>退廃衰弱を思わせるものがない。切迫した心情が童話の様な生々
<せいせい>とした風味をたたえている。退廃に通有する誇示もない。衰弱の陥り易い虚飾もない。飽くまでも
自然であり平常である」。解説者(淀野隆三)曰く、「立派な批評である。梶井の本質を言い当てている。実際
梶井は退廃を描いて清澄、衰弱を描いて健康、焦燥を描いて自若、まことに闊達にして重厚な作風である」。
表題作の「檸檬」は、今も全文、国語の教科書に掲載されているのでしょうか? されているといいなあ。
で、「檸檬」だけで終わらせてしまうのは惜しい「近代知識人」で「知的作家」だなあとしみじみ思った。いい読書
だった。31歳で夭折しなかったら、「文豪」になっていたのかも。ならなくてよかったのかも。否、なってもならなくても
よかったのでしょう。 2024.10.18
先日の THE ALFEE 出演のTV番組 SONGS について。デビュー50周年でメンバー3人全員が「約」70歳の「無敵
トリオ・チーム」が司会・進行の大泉洋さんと絡み、スタジオ・ライヴ(4曲も!)も披露された「至福の」45分番組。
…で、秋ツアーのチケット一般発売日の19日(土)…金沢公演も復位公演も、全てソールド・アウト(>_<) 当日の
立ち見席チケット販売に希望をつなぐ! 「映画人」西田敏行の訃報に際して、映画「敦煌」をホームシアターDVD
で鑑賞。「朱は赤い。王は王様。礼は礼儀」(佐藤浩市演じる趙行徳に、自分の名前を着ている服に書いて貰う
<自分では文字が書けない>場面のセリフ)の朱王礼は…私(私たち)にとって「永遠」です。 2024.10.19
白山市役所の駐車場を6:20出発のボラバスで輪島市へ。到着したのは、山間部に位置する町野町の中心地
「粟蔵(あわぐら)」だったので、「ご縁」に驚いた。高校2年生の夏休み(今から43年前)に、北陸鉄道バス(父の
職場が「兄弟会社」(?)の北陸工建だったので「家族パス」を持っていた。それで無料)を乗り継いで、それこそ
初めての1泊2日の「一人旅」で訪れた町。高校で友人だったT君の実家の民宿に宿泊して、晩に2人で自転車
に乗り、曽々木海岸の窓岩(今年元日の震災で崩落)前の神社で行われていた御陣乗所太鼓(ごじんじょだいこ)
を観に行った。就職後(初任校の大聖寺で勤務していた頃)も、1度だけバイクで来て、やっぱりT君の実家で
泊まった。今回のミッションは、Sさんの畑の復旧。100mくらい離れた町野川から押し流されてきた土砂や流木
…それどころか道路の一部(図太い板状になったアスファルトの塊や鉄製の階段、倉庫がまるごとなど)で大変
な状態の畑の復旧…正直、初見は途方に暮れた。しかし、「二十人力」(5人4チーム。私は第7班のリーダー)
で見事、復旧コンプリート! しかも「余力」を発揮して、石灰(自然石灰で、貝殻や卵の殻のかけらが中心)や
肥料をまいて、それをまんべんなく鍬やすきで土に混ぜていったグッジョブ! 第7班のメンバーは、鶴来の男女
お二人と辰口の男性若者(なんと、辰口中学校のバドミントン部出身で、コーチのHさんや私の2校目の小松
高校でバド部員だった共通の知人の話で盛り上がってしまった…世間狭っ!)、そして横浜から車中泊でおい
でた男性の方(私と同様、高校の退職教員)と私の5人。鶴来のお二人と横浜の方は登山が共通の趣味という
こともあり、色んな接点があってアット・ホームな雰囲気で作業ができた。高校時代の友人T君とは、4月に小松
の「料亭まつ村」で、もうずいぶん久し振りに電話で声を聴けたっけ。 2024.10.20
朝日新聞朝刊に、昨日の輪島市町野町でボランティア作業中のカラー写真が掲載されていて驚いた。それ
には私を含めた20人グループ(5人4チーム)の、5・6名の方々が映っていた(私はフレームの外)から。
全国版? そういえば早朝、集合場所近くのコンビニに作業服に長靴のいでたちで昼食のためのお結びを
買いに行ったら、レジの方が、「あ、そこのペットボトル、1本持っていって」とサービスしていただいて、
ほっこりしたことを思い出した。午前中は母の通院に付き添い、昼食に牛丼を8号線沿いにある吉野屋で
食べた。午後は読書・アコギ。自転車で粟津温泉総湯へ。昨日の筋肉痛を少し感じながら、ゆったり過ご
した秋の1日。 2024.10.21
「もしかして」と思って、母が購読している北陸中日新聞10/22朝刊を見せて貰ったら…第1面にカラー写真
で輪島市町野町でのボランティアの様子が掲載されていて、作業した畑の持ち主Sさんの隣に私が映って
いた! でも、帽子とマスクで下を向いて鍬を揮(ふる)っている姿が私だとは誰も分からないと思う(^^;)
首に結んだ寺井高校のマフラータオルが目印にはなっているが…。この日のバド部活は、相棒の顧問Sさん
体調不良で早退のため「活動禁止」(外部コーチの私だけでは部活NGということ。Oさん(野球部がメイン
顧問)は「引率顧問」なので、校内にいてもノーカウントということか。Sさんにプレッシャーがかかりません
ように。管理職の指示)。モーリスの弦を張り替えて、数曲演奏した後、自転車で山中温泉へ。ところが総湯
の菊の湯が定休日! だから「超」久し振りに、帰宅途中にある別所温泉で湯浴み。晩にDVDで映画
「アマデウス」を鑑賞。先日の「カッコーの巣の上で」つながりで、ミロス・フォアマン監督作品。唯一無二の
傑作を堪能。次のサリエリの台詞が、映画のテーマを象徴する。「神は私に切望だけを与え、才能を与え
なかった。…しかし、最後に笑うのは神ではなく私だ!」。凄すぎる。 2024.10.22
曇り時々雨の「水」曜日。それでも傘を持って、朝食後に桂谷町まで散策。途中、激しい雨に降られた際
には、「大きな栗の木の下で」休憩。目的地はいつもの菅原神社。その境内に聳(そび)え立つ「加賀市内
3大大杉」(?)に数えられる立派な杉の木が、葉っぱや枝・幹に細かい雨粒をいっぱい身につけてキラキラ
輝いていた。バド部活は16:15~18:00。「丁度2週間後の今日が、新人大会初任で団体戦が行われる日」と
いうことを確認して練習を終えた。晩にTHE ALFEEの25年前(結成25周年)のYouTubeを鑑賞。「誓いもなく、
野心も無く、目標さえ無しでやってきた」という高見沢氏の言葉に、「達成感より途上感」というようなフィロ
ソフィーを感じた。 2024.10.23
昨日届いた定期購読している雑誌「キネマ旬報」と「バドミントンマガジン」を精読。前者では先日無くなった
女優ジーナ・ローランズ特集が、後者ではダブルスで守備から攻撃に転ずるショットの解説が興味深かった。
ジーナ・ローランズ主演、ジョン・カサベテス(お連れ合いで、男優でもある)監督の「グロリア」、観てみたい!
15:20~18:00、バド部活。シングルス中心の練習メニュー。1年生男子のT君にファイナル、デュースで初の
敗戦。高校始めのT君、確かに強くなった。嬉しいやら悔しいやら…(^^;) 2024.10.24
申し込んでからずっと楽しみにしていた「It's SAMURAI ROAD」(サムライロードを行く)当日。8:40、加賀聖城
高校を貸し切りバスで出発。13:00頃、馬籠(まごめ)観光案内所前から歩行開始。16:00頃、妻籠(つまご)
第一バス駐車場に到着。約8㎞を、参加者約40名で完歩。加賀聖城高校の生徒達も参加。変化に富んだ
旧中山道を、森林浴と本陣を置く宿場町の歴史と風情を楽しみながら歩くことができてよかった。始まった
ばかりの紅葉も、少なからず味わえたこともグッド! 解散は予定を少し過ぎて20:45頃。山代温泉総湯に
浸かって帰宅。秋ビールが美味しかった! 2024.10.25
学校は模試があるため、バド部活が13:00~16:15の土曜日。夕方は母と買い物(翌日のBBQで飲み物
購入担当が私)、粟津温泉総湯、加賀温泉駅に長男の出迎え。晩は息子との会話=ジャック・ニコルソン
主演の映画「カッコーの巣の上で」つながりで、スタンリー・キューブリック監督作品「シャイニング」をDVD
で鑑賞。この様式美…そして「お笑いと紙一重の恐怖」を堪能。そういえば、この映画の公開時に、ドリフ
(志村けんさん)がネタにしていたような。フォトグラファー出身のキューブリック監督の美意識にもとづく
完璧主義、それでいて「チープ感と紙一重のインディペンデント性」があるんだよね。次は「博士の異常な
愛情」…かなあ。深刻な題材なのに、ポップ性がというフックが効いているともいえる? 井上ひさしさんの
フィロソフィー(「むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く」)にも通じる? 2024.10.26
「山ばあを囲む会」秋のBBQ初開催。「初」といえば、7月に生まれた「山ばあ」の初ひ孫が初参加(両親の
甥夫婦が徒歩でやって来て<今月10日から近くの持ち家に住み始めた>部分参加)。その甥が持参して
くれたドン・ペリを、みんなで味わえたのも初。私がキャンプ用品を使い、その場で淹れたコーヒー(一度失敗)
も初提供。姪夫婦からの嬉しい発表も…もちろん、初。妹の来年度からの「初」職場(栄転?)の公式発表
もあったし。そんなこんなで、いっぱいハッピー。…で、久し振りに飲み過ぎ。でも楽しい午後半日だった。
いい気分で自転車をころがして、山代温泉総湯にも行けたし。晩の映画鑑賞はこの日の「ファミリーの絆」
つながり(!)で、コッポラ監督の「ゴッドファーザー」。アル・パチーノが、やっぱり素晴らしかった。「 part Ⅱ」
にはロバート・デ・ニーロも登場。「 part Ⅲ」まで、「ゴッドファーザー」鑑賞のスリーデイズ(ナイツ)にしよう。
芸術の秋、「映画の秋」。 2024.10.27
投票日から一夜明けた「衆院選報道フィーバー」の月曜日。「行き当たりばったりでなく、臨機応変」「石橋を
叩き過ぎないで渡ること」などの大切さを強く感じた「選挙ウイーク」とその前後だった。バド部活は定休日。
『越前・若狭 武将たちの戦国』(福井県郷土誌懇談会 編)を読了。アコギ(オベーション)の弦を張り替えて、
2時間くらい弾き語り。Gコード(ローコード)での薬指のポジショニングを改善(他のコードと同様、垂直に
6弦ベース音を押さえる)している。これも「用心して準備しつつ、臨機応変」なチャレンジ…大げさ(^^;)。
谷山浩子の「カントリー・ガール」(シングルとは異なるアルバムVer.の歌詞。こちらはハッピーエンド)が
「持ち歌」化してきた。~?~ボクは初めから終わりまで 君を見ていた 真っ赤なルージュそっとひいてみて
すぐに拭きとったのも 今すぐ後ろを振り返れ ボクはここにいるよ ボクが書いたあの手紙の言葉を
もう一度君に贈ろう カントリー・ガール 君の目の中で 夕焼けがもえる カントリー・ガール 君の微笑みは
草原のにおいがする~♪~ 2024.10.28
午前中はお墓掃除と読書(司馬遼太郎の『街道をゆく 越前の諸道』再読了)。午後はアコギとバド部活
(16:45~18:00)。晩はコッポラ監督の名作「ゴッドファーザー」三部作のラスト part Ⅲを鑑賞。どれも2度
目の鑑賞だったけど、今がジャスト・オン・タイム。名優アル・パチーノ演ずる「マイケル・コルレオーネ1代記」
は映画史の珠玉。 2024.10.29
午前中は母の通院付き添いと家の近くをサイクリング。後者は、二ツ屋町・小坂町・横北町・勅使町を中心
に回った。特に動橋川沿いの遊歩道(自転車乗り入れ可)に立ち並ぶ桜の木の葉が紅葉真っ盛り(道に
散り敷いた葉も!)で、幸せ(時と場所の仕合わせ?)な気分になった。9月の終わりには彼岸花で、4月
初めにはもちろん桜の花で「映えスポット」になるお気に入りの道。午後はいつもの読書→アコギ→バド
部活(16:15~18:00)。読書は、先日ネット注文で買いそろえた手塚治虫の「ブラック・ジャック」全25巻の
第7巻。…やっぱりスゴイ! コマ割、ネーム(台詞など)、フレーミング(画面構成)も、「カメラ」アングルも、
ズームアップや「引きの絵」も、スター・システム(同じキャラクターを「使い回す」効果)、「照れ隠し的」な
ヒョウタンツギ等などの、「映画の手法」を活用した「まんが芸術」(「芸術まんが」ではなく)を堪能。これも
「仕合わせ」? 2024.10.30
午前中は甥と軽トラで松任市の「無印良品」の大型店舗(食品や生活用品が特に充実)へ。注文した家具
を運搬。私もオーガニックなコーヒー豆を購入。その足で、尾俣町の「持ち山(…山の一部の果樹栽培地)
に行き、キュウイ・フルーツを収穫。母と甥一家と分け合った。バド部活は15:20~18:00。私は月末の町内
会(町費等の取立中心)に備えて、17:30前に体育館を後にした。晩は5夜連続のホームシアターでの映画
鑑賞。昨夜の「グロリア」(ジョン・カサベテス監督、ジーナ・ローランズ主演)と同様、「初見」の「恐怖と欲望」
(スタンリー・キューブリック監督)を観た。今回も「2度観」(鑑賞後、すぐに2回目を観た。学生の頃、今みた
いに入れ替え制になる前は、映画館でこれをやっていた!)。これら名作を見ないでおいて、「シネ・フィル」
などと広言していた自分が恥ずかしい…と思う半面、やっぱり「邂逅」のタイミングが、今来たんだとも思う。
2024.10.31
~11月~
学校ではマラソン大会。バド部員は今年度も「頑張り屋さん」がほぼ全員で、1年生男子E君(部内ランキ
ングも1位)は第2位の成績に輝いた! 部活は希望者のみで、マラソン大会後の12:30~14:00に実施。
その後、金沢のミニシアター「シネモンド」でノルウェーの映画「 a human position 」を鑑賞。ん~、いわゆる
「アート系作品」(?)。パンフには「スローシネマ」と紹介されていた。でも新鮮な驚きがいっぱいあって、
「映画芸術の秋」の豊かな一日になった。 2024.11.1
バド部は新人大会前の最後の午前半日練習。この日も卒業生が3人(男子2人・女子1人)が参加して
くれて、よい練習になった。午後は読書→母と買い物→粟津温泉総湯。晩は先日届いたDVDの映画
「特攻大作戦」…ていうか、「ダーティ・ダズン The Dirty Dozen 」(ロバート・アルドリッチ監督、リー・マービン
主演。「昔」、テレビの深夜放送で観た)を鑑賞。「グロリア」の監督ジョン・カサベテスが俳優として出演
しているつながりで観た。「鼻につかない」アートや宗教的・道徳的(アンチ?)な主張も、「職人」アルドリッチ
の味わい? などと批評してみた。とにかく痛快! たしか、クオンティン・タランティーノ監督がリスペクト
していて、自作品への影響も発言していたと思う。納得。 2024.11.2
初のサイクリング1泊2日の旅、初日。目的地は福井県あわら温泉(ここで1泊)と三国(北前船「主要」
寄港地。室町時代の「三津七湊」の一つ)。11:00頃、自宅出発→県境の吉崎御坊(蓮如縁りの地)で昼食
(福井県の「福々弁当」。美味しかった!)→宿のあるあわら温泉を通り越して三国へ。マチノクラでガイダ
ンスムービーを観た後、旧岸名家(北前船時代の材木商の町家)を見学。あわら温泉の宿にチェックイン
してみたら、なんと、部屋のテレビはBS受信不可!楽しみにしていた THE ALFEE 出演の番組が観られ
ないことが明らかに…。しょうがないのであわら温泉の総湯セントピアで湯浴み→居酒屋「ひーちゃん」
(「ひろこさんの店」とお連れ合いのマスターがおっしゃっていた)で飲みと食事。美味しくて楽しかった!
2024.11.3
この日も秋晴れのサイクリング1泊2日の旅2日目。初日とコースを変えて、芝政ワールド前を左折→
城新田から海沿いのサイクリングロード(? 釣り人の駐車も多かった。浜坂で行き止まり)→吉崎で
昼食(焼き鯖寿司+地ビール)と休憩→片山津温泉総湯。自宅到着は18:45頃。ちっとも足に筋肉痛を
感じないんだけど、明日とかに痛み出す? 次は「愛する」越前大野に1泊するサイクリングに行きたい!
2024.11.4
午前中は母の通院付き添い。午後は読書(『小川未明童話集』など)とアコギ。そして、県新人大会前日
のバド部活は16:15~17:55。団体メンバーなのに1人欠席・1人遅刻の女子と、ベスト8入りを目指す男子
の間の「温度差(熱意の差)」が大きく感じられた。「紅白戦」の団体戦シミュレーションを行えない現チーム
のウイーク・ポイントだと思う。 2024.11.5
バド県新人大会初日。勝てばベスト8達成に「王手」(2回戦の相手校より手強い1回戦の金沢伏見高校
との対戦。実際この日、伏見がベスト8をキープ)の男子団体戦の結果は…1対3で惜敗。勝ったのは
本校1番手の1年生E君(校内マラソン大会第2位)の第1シングルス。負けた2つのダブルスと第2シン
グルスはほぼフルスコアだったので、文字通りの「惜敗」。…でも「大きな価値のある・収穫のある敗北」
だった。女子は同じ加賀地区の大聖寺実業高校に1対3で敗退。男子会場で解散する際には、団体戦
メンバーのチャレンジ(グッド・トライ)と金沢地区の県ベスト8校に「勝ちかけた」成果を称えた。 2024.11.6
バド県新人大会3日目。勝ち残った男子シングルス4人は、1番手E君が1勝して金沢市立工業の1年生
に2対0で敗退したが、昨日のダブルスでの「進化」に匹敵するパフォーマンスを見せた。得点は半分以上。
2番手F君(バドは高校始め)は2勝して金沢学院附属の2年生(ダブルスでベスト4入りしているペアの
1人で、シード選手)に2対0で敗退したが、持ち味のブレないフットワークを活かしてチャンスを作りにいく
配球が見事だった。得点は3分の2くらい。3番手の主将K君は0対2で敗退したが、セカンドゲームはフル
スコアの20対21と接戦できた。精神面での成長が確認できた。6番手も0対2で敗退。まだまだ不器用な
動きやラケットワークが大きな課題だが、他の要素で補いながらよく頑張った。4日目の最終日に駒を進
めることができた部員はいなかったが、収穫や成果の大きな大会だった。私自身の個々の選手を「見る目」
も好転できたと思う。自戒を込めて、ネクスト・チャレンジに挑む。…ん? 「チャレンジに挑む?」…その通り
かもしれない。そこからかもしれない。 2024.11.8
バド部活は新人大会を終えて休養日の土曜日。立冬は過ぎたけれど紅葉は今から…ということで、後回し
にされていた家事(掃除・洗濯等)を済ませた11:00頃にオートバイで越前大野へ出発。今回はお結びと青
リンゴを持参。いつもの結ステーション前の公園で美味しくいただいた。寺町を中心に散策後、南部酒造場
で地酒「花垣」を山元醸造所でお味噌を購入。帰りは美山地区や永平寺町を快走…と思いきや、夕方から
急に気温が下がり(山間部なので、早くお日様の光が届かなくなる)、寒かった! 17:15自宅到着後、母と
定例の食材等買い物。その後の粟津温泉総湯で冷え切った身体を温めて、いつも以上に「極楽」だった(^o^)
2024.11.9
『仏教のキイ・ワード』(紀野一義 著。講談社新書)からの備忘録。「応無所住而生其心(おうむしょじゅう
にしょうごしん)―金剛般若経― まさに住するところなくして其の心を生ぜよ 人間の心はどこにでもすぐ
に根を生やす。根を生やした心なんぞ、なんの役にも立たない。自由に動くことができないではないか。
根を生やさないで心をおこさなくてはならないのだ。心の対象にとらわれた心をおこしてはならない。鈴木
大拙先生は、『どこにも根を生やさないで心を起こせ』といわれた」。仏教=仏の教えには、ハッとさせら
れるものが多いと改めて思う読書。そういえば初任校の大聖寺高校で初めて倫理の授業を担当した年度
は、授業の準備のための読書をたくさんしていて、この本(初版は昭和63年)もその1冊。「色即是空」と
「空即是色」の意味や両者の関係についての説明が分かりやすくて、「接着剤プリント」と名付けた授業で
使用する資料プリントで生徒達に紹介してたっけ。「接着剤」は、知識を頭や心にくっつける糊(のり)の
役割を果たして欲しいという気持ちで名付けたもの。世界史などでもこの資料プリントを作るのと、生徒達
の反応を見るのが楽しかった。午後はバイクで西俣のキャンプ場や木場潟へ。久し振りに木場潟1周6.4㎞
を歩いた。先日初冠雪した白山や紅葉真っ盛りの桜葉などが美しかった! 2024.11.10
午前は自転車で墓掃除へ。午後はバイクで片野海岸へ。後者では雲一つ無い空と海と海岸線がきれい
で、久し振りに日没(16:50頃)を観た。東の空にはお月様も。そういえば作家の向田邦子さんが、昼間の
月のことを「大根の月」(透けるくらいに薄く輪切りにした大根)と小説の中で表現していたなあ。いつもの
丘で、アコギ(オベーション)弾き語りを2時間以上。1日の気温の寒暖差がメッチャ大きい日が続くので、
風邪をひかないように気をつけなければ…。少し喉が痛むし。「風邪引きより、ギター弾き」。初任校の
大聖寺高校でご一緒させていただいた英語の「授業と進学補習の大家」T先生(故人)の、「風邪引く暇
あるんなら、辞書引け」と生徒達に「愛のある無茶振り」をしていたことを思い出した。 2024.11.11
昨晩から風邪気味なため、秋晴れのよい1日だったが、おとなしくしていた火曜日。母の通院に付き
添った後は、寝室で眠ったり読書したり。いつもの「自己流民間療法」で、ポカリとみかんを買い込んで
飲んだり食べたりしながら横になっていた。それでも夕方には、県新人大会後久し振りのバド部活。
ミーティングの後、18:00過ぎまでゲーム練習を中心に実施した。バドで汗をかくことと、晩酌は我慢した
(…っていうか、食指が伸びない!)。明日も無理せずに過ごして、なんとか病院に行かずに治せたら
いいなあ。 2024.11.12
風邪気味であることを幸いに(「風邪気味だからしかたなく」ではない)、「長時間読書」の晩秋の水曜日。
チョイスしたのは『風林火山』(井上靖 著。新潮文庫)。主人公は武田信玄の軍師、山本勘助。自らが
謀殺した諏訪頼重(すわよりしげ)の娘、由布(ゆぶ)姫(信玄の側室となり勝頼の母となる)が、まるで
名刀の切っ先を思わせて、勘助同様、読む人を魅了する。それは同じ井上靖の代表作『敦煌』に登場
する、ウイグルの姫ツルピアに少し似ているような…。半日プラスαで、4分の3を読み切った。主な舞台
の一つになっている諏訪湖や高島城などには去年の夏にバイクツーリングで訪れていて、信玄の甲斐の
国(山梨県)へは今年の夏に計画(宿も予約)したが、天候不順が見込まれたので中止している。そういう
意味で、この本に「食指が伸びた」んだと思う。…ん、「復習と予習」? バド部活は16:15~18:00。この日
から、平日の練習でも、終わり30分はゲーム練習を必ず行うことにした。 2024.11.13
「風邪養生読書」は井上靖の『風林火山』をジーンと読み終え、カズオ・イシグロの『わたしたちが孤児
だったころ』へ。(まだ)多作とはいえない後者の小説作品(ハヤカワ文庫で出ているもの)はほとんど
読んでいるので、あと数冊でコンプリートすることも楽しみ! バド部活は15:20~18:00。本日は「シング
ルスの日」ということで、2対1のパターン練習の後、「2対1の3分間シングルス→勝者は10回・敗者は
30回の筋トレ」という新メニューが効果的だったよう。 2024.11.14
ノグチ・イシグロ作『わたしたちが孤児だったころ』の読書が進み、物語が佳境に入ってきた。手応えは、
数年前、最初に読んだ(同僚のSさんのお薦め)『日の名残り』に近くて、二つの世界大戦、その戦間期
の出来事や歴史上の人物の事跡を絡めたリアリティを維持しながらも、独特の「小説的な」ストーリー
展開や人物造形に心をつかまれる。バド部活は昨日同様の15:20~18:00。ダブルスの2対1・2対2の
パターン練習などを行った。 2024.11.15
バド部活は8:30、学校から男子4人を乗せて、金沢錦丘高校へ出発。ダブルス1回(ただし、シングルス
後にもう一度1ゲームのみ)・シングルス1回のゲームをさせてもらった。ダブルスの1番手同士の試合
は、先日行われた県新人大会と同じ組み合わせ。そこではファイナルゲームで本校が勝利、今回は
0対2で敗北。それ以外の試合もほとんど敗北したので、やはり「加賀地区と金沢地区の間の壁の高さ」
を思い知らされた。「また、絶対来たいです!」と2年生主将のK君が言っていたので、他の金沢地区
の学校との練習試合を重ねた上でリベンジしたい。11:10には本校に戻って、みんなとの練習で締め
くくった。 2024.11.16
町の人夫(にんぶ。定期的な共同作業)があった日曜日。先月に引っ越してきた甥も参加。内容は「江
掘り」(主に田んぼの用水路回りの草刈と泥上げ)。午前中は天気に恵まれて、2時間くらいで終了。
ところがその後、役員(会計の私も含む)による粗大ゴミ出し(町内行事なので申請しておけば無料)が
市の環境美化センターの混雑(同じような町内行事が集中?)により1時間30分くらい順番待ちに…!
よってコンプリートは13:00過ぎになってしまった。午後は予報通り雨や曇りの天気に。読書は無理せず、
清原なつの作『じゃあまたね』(全2巻。カテゴリーは「少女漫画」?)の何回目かの一気読み。7歳年上
の著者が金沢大学の薬学部で学生兼まんが家の二重生活。愛猫「タイガー」の目を通した自伝的ストー
リー。主人公が哲学好きで喫煙者の大学生(花岡ちゃん)という作品が生まれる際に「少女漫画的に
アウト」と担当者からダメ出しがあったが、掲載されるとたくさんの読者が支持したというエピソードが
印象的。有間皇子が主人公の『飛鳥昔語り』も、著者が大学生の時の創作(最後は石川弁満載の
『鶴姫哀話』)だったことが感慨深い。 2024.11.17
バド部活定休の月曜日。気温がかなり下がって天気も雨時々曇り(10:00頃までは晴れていた)。そのこと
もあって、ほぼ終日読書。500ページ越えのカズオ・イシグロ著ハヤカワ文庫本『わたしたちが孤児だった
ころ』を読了。思い入れたっぷりの解説(作家 古川日出男。タイトルがついていて「もう、よせよ。忘れた
振りなんかするなよ」)に何度も膝を打った。以下、備忘録。「孤児たちは気丈に生きる。孤児たちは愚痴
をこぼさない。孤児たちは〝自分がうまくやっている〟と思う。孤児たちは夢を追う。孤児たちは周囲の
視線を気にしない。しかし感情は自制する。孤児たちは、自分が孤児になった瞬間を覚えている。『まるで
世界が自分の周りで崩れてしまったんだよ』と思う。『全世界が粉々になってしまったんだよ』と思う」「そして
この本がイシグロの著作である以上、あなたは僕という語り手を信用してはならない。でも、僕には聞こえ
たのだ。孤児たちの悲痛な叫びが」。孤児として生き抜く、オデッセイ(冒険譚)としての人生…か。全うしな
きゃ。2024.11.18
午前中は、翌日の報恩講(ほうおんこう。浄土真宗の法要<仏法や仏の教えをきく行事。法事>。開祖の
親鸞聖人のご恩に感謝して、お寺や家庭で行われるおつとめ)の準備として、母屋で母と仏壇の掃除。
その後、お供えする花を買い物。午後は軽い読書→アコギ→バド部活(2学期末考査前の最後の練習)。
いつもの温泉湯浴みは、粟津も木場もお休みだったので、久し振りに瀬領温泉「せせらぎの郷(さと)」へ。
サウナ(コロナで使用できなかった)と露天風呂を満喫した。 2024.11.19
10:00から母屋の仏間に御坊様をお迎えして、今年の報恩講(ほうおんこう。この地域での呼び方は「ほお
んこ」)。母と私もポケット版の「浄土真宗勤行(ごんぎょう)集」を開き、3人で正信偈(しょうしんげ。入力し
ても漢字変換されない。「親鸞の『教行信証(きょうぎょうしんしょう)』の中にある讃歌で、その教えを要約
した経文)を唱えた。お経の後、8年前に死去した父の話を少しして無事終了。天気が好くてよかった。
11:00からバイクで越前大野へ。途中、勝山市の比島地区の白山神社に駐車して、付近を1時間くらい
散策。奥越前の山々の紅葉や九頭竜川に群生するススキの景色などを楽しんだ。えちぜん鉄道「勝山
永平寺線」の3両編成の電車が、生活道路のすぐそばを走る様子も見られた(3度も。終点の勝山駅が
比島駅の隣なので)のもよかった。大野では食堂「一福」(ダルマストーブが焚かれていた)でいつもの醤油
カツ丼をいただき、南部酒造場で地酒「花垣」(新酒の「冬のしぼりたて」)を購入して帰宅。たくさん着込ん
でのバイク走行だったが…寒かった!でも、粟津温泉総湯で十分温まって飲んだ缶ビールが、いつも以上
に美味しかった!! 晩に映画「博士の異常な愛情」(スタンリー・キューブリック監督)を鑑賞したが、今日、
「ロシア(プーチン大統領)が、核兵器使用条件のハードルを下げた」というニュースに触れていたこともあり、
このブラック・ユーモアを素直に楽しめなかったような…。作品のサブタイトルは「または私は如何にして心配
するのを止めて水爆を愛するようになったか」だし…。 2024.11.20
午後に2~3ヶ月スパンの散髪を終え、木場潟一周6.4㎞を「ウオーキング時々ランニング」で1時間の16:00
~17:00。小雨もちらつく夕暮れ時だったが、時々傘をさしてコンプリート。近くを走る北陸新幹線(今年の3月
に営業運転開始)は、日没近くになって客車に灯りがともされていた。道の駅「木場潟」で野菜やお肉、牛乳
を買って、晩ご飯にシチューを作った。淡麗辛口の日本酒にも相性ピッタリで美味しかった!! 2024.11.21
午前中は散歩と読書。午後は町内会の会計業務(月末の町内会費等取立の準備)をあらかた終わらせて、
14:30頃に福井県のアピタ(国道8号線を九頭竜川を渡ってすぐ右)へ。「手作り本屋さん」の AKUSHU や
スポーツグッズショップなどを回った後、無印良品店で綿100%のソックスを3つと、「福井県名産店」で鯖江
市の地酒「梵」の「艶(つや)」、「地産地消店」で銀杏などを購入。帰宅時間が遅くなりそうなので、いつもの
粟津温泉でなく山代温泉の総湯に浸かった。晩の映画鑑賞はスタンリー・キューブリック監督作品で初見の
「ロリータ」。…前回(「博士の異常な愛情」)に続いて、ピーター・セラーズの怪演振り(この作品では一人二役)
に唖然。きわどい場面は皆無で、ストーリーと役者の魅力がエンタメ。 2024.11.22
8:00~9:00頃、町の白山神社掃除(町内の老人会による。私は足を治療中の母の代理)。昨日届いた定期
購読誌「週刊金曜日」と司馬遼太郎の『街道をゆく 郡上・白川街道、堺・紀州街道など』を読み、先日大量
に作ったシチューを温め直して昼食。午後はアコギ(3時間越え!? 立ち弾きなので、これは足の運動を
兼ねている!? もはやスポーツ)と読書の続き。16:30から、母といつもの山代温泉のAコープへ食材等の
買い物。粟津温泉総湯(と湯上がり晩酌。秋刀魚の塩焼きがメイン)で締めくくり。 2024.11.23
金沢で1泊。翌日は輪島にボランティア。Y君「推し」の金沢城址河北門の見学やシネモンドでの映画鑑賞
(「ジガルタンダ・ダブルX」。インド映画<タミル語>で約3時間!)、市民芸術村の「れんが亭」での飲みは…
香林坊の映画館→せせらぎ通りの銭湯(松の湯。くじで無料サウナに当たった! ご主人曰く「3分の1の
確率」)→20:30過ぎには閉店の仕度。そこで、定宿の近くの秋吉に入る。カウンターで映画の余韻とパンフを
楽しみながらの充実した「飲み」。小雨もお天気雨程度で傘も時々使いながら、金沢城址や尾山神社を随分
久し振りに散策できて実に佳い日曜日になった。 2024.11.24
金沢駅近くの「できるだけ安い」コインパーキングに駐車して、6:50出発のボラバスに乗る。輪島のキリコ会館
前のボラセンターで12人のチームのマッチング(ボラ依頼者のニーズ割り当てやリーダー決めなど)。私は
追加された3台目の軽トラ・ドライバー。約10㎞の海沿いの道(依頼者のHさん宅の少し先に千枚田)を7往復
くらいして、主に土嚢(どのう。土砂を詰めた袋)を積んで・運んで・下ろした。予報通り天気も良く、風も無かった
ので作業に少しも苦を感じなかった。朝の移動のワゴンで一緒になった50歳くらいの男性が福井県大野市の人
(しかもバド部の相棒S先生と同じ大野高校出身。バドではなく野球部)が、福島県からマイカーで来た20歳代
の男性の「えーっ、岐阜に近い福井の町って、もしかして大野ですか? 僕はもう6回も車で大野に行っていて、
大野の大ファンなんです!!」というまさかの「告白」にビックリ・破顔でその若者と後部座席で「両手握手」して
いて、私もビックリ・破顔のまま助手席から振り向いて「私も大野のファンです!!」と二人に「告白」。その後
は昼食休憩中も「大野愛ネタ」を言い合い、三人で盛り上がってしまった。こんなこと、あるんだなぁ。福島の
若者の東日本大震災での経験談や、旅が好きで「移動も旅の目的。単なる手段じゃないから、できるだけ
高速を使わずに下道で移動します」とか、「大野のサイズ感が好き」「能登と福島の共通点は、土地の人達の
人情の温かさ。だから県外の人達の人情も集める」などの感性やフィロソフィーに膝を打って同感。今回の
ボランティアでも、そんな特別な「一期一会に出会え」た。 2024.11.25
「折々の言葉」(鷲田清一 朝日新聞朝刊 11月24日<日>)備忘録。「しごとは、こころと同じなりたちで
できてるんだよ」(細川貂々<てんてん>)。「しごとってそんなにすごいもの? そう訊ねて最後に出会った
のはこんな答え。しごともこころも自分のものではなく、自分と他人をつなぐもの、たがいの暮らしを支える
もの。でもなかなか思うようにいかないから、振り回されてしまうんだよと」。このコラムのすぐ左側には、
こんな見出しが大きく出ていた。「教員試験 前倒し効果低調 受験者数 実施機関8割で減」。教員という
しごとも、こころと同じなりたちでできているのになぁ…って思う。…ん、逆に「だから、学校の先生になりたい
という人が減っている」のか…とも思ってみた。そういえば、宮﨑駿監督の「ハウルの動く城」に、ハウルと
ソフィーのやりとりで「心って、重いのよ」という台詞があったっけ。宮崎作品の大きなテーマの一つが、この
「こころとしごと」なのかも。「千と千尋の神隠し」がまさにそう。 「千尋のこころと千のしごと」か。 2024.11.26
カズオ・イシグロの小説『充たされざる者』の「迷宮」(夢と現実、小説世界と実世界が混交? 主人公が
観る映画がスタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」なのに、主演俳優がクリント・イーストウッド
やユル・ブリンナーになっていて、それぞれの代表作「夕陽のガンマン?」や「荒野の七人」の場面も登場!
主人公の名前が「ライダー」であることと、イーストウッドとブリンナーそれぞれの「騎馬ガンマン」という連動
?)に、「クラクラ楽しく」入り込んでいる。文庫本だけど950ページ近くの長編(厚さが3㎝50㎜以上! 「普通、
上・下2巻に製本するでしょ」って思ってしまうくらいの「立方体」=キューブ!)で、270ページの第Ⅰ部まで
読了。カズオ・イシグロはどちらかというと寡作な小説家で、そのことは「同じような作品の創作に逃げない」
という特長から来ているのかも。第Ⅱ部以降も楽しみ! 2024.11.27
朝起きたら、庭が未明に降ったみぞれで少し白くなっていた木曜日。冷たい雨が降ったり止んだりで、「読書
籠もり」プラスαの1日。読書は『充たされざる者』(カズオ・イシグロ作)の第Ⅱ部約200ページ。プラスαは、
納屋でのバド壁打ちや壁キャッチボールとアコギ。夕方の粟津温泉総湯はいつもの顔ぶれで、「今日もバイク?」
の冗談から始まった会話が楽しかった。晩はDVDで「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙(そら)」を視聴。
独特の演出や印象的な台詞が登場する場面は、もはや歌舞伎の「大見得」(俳優が感情の高揚した場面で、
一瞬動きを停止してにらむようにして一定のポーズをとること)を何度も味わうようなエンタメ。 2024.11.28
「秋と冬の間の寒梅雨」…とでも言いたくなる、火曜日から4日続きの雨・みぞれ・あられ、曇り、強風、落雷
が入り混じる天候。バイクも自転車も長い散歩も「おあずけ」な日々。バド部もテスト休み期間中なので、
ほとんど家にいて読書かアコギか納屋で軽い運動。「晴れだけじゃ 花咲かず」だけど、雨風だけでも花咲かず
という当たり前に気づかされる。あと、基本「アウトドア人間」なのかな? バドミントンはインドア競技だけど。
あ、最近屋外での「エアバドミントン」が競技になろうとしているんだっけ? 母屋と納屋の間のスペースで、
エアバドミントンの設備は可能か? …ま、充電っていうことで。 2024.11.29
カズオ・イシグロ作『充たされざる者』読了。4日間の「もの・かたり」が、それぞれ200ページ越えで1部ずつ
の4部構成。著者の「映画好き」「音楽好き」が大きく反映。特に前者からくる「味」を楽しめた。例えば原題
の THE UNCONSOLED は、クリント・イーストウッドの監督・主演の西部劇「許されざる者」 UNFORGIVEN
と「地続き」。主人公の名前がライダー rider で、イーストウッドの出世作「荒野の用心棒」や「荒野のストレン
ジャー」「ペイルライダー」(ともに監督も)に明らかな「神話的な構成」(超人的な力を持つ流れ者が、街に
やって来て・「活躍」して・去って行く)。そういえば「元ネタ」が黒澤明監督の「用心棒」だし。イシグロは去年、
黒澤の「生きる」をリメイクしたイギリス映画の脚本を書いているし。イーストウッドと一緒に「2001年宇宙の
旅」の俳優として作中に登場するユル・ブリンナーの「荒野の七人」も、黒澤の「七人の侍」つながりだし…。
あと、スタンリー・キューブリック監督の「アイズ・ワイド・シャット」的な迷宮と主人公の「地獄巡り=オデッセイ
「冒険譚」のストーリーや空気感も強い。…あ、「2001年宇宙の旅」の原題は「 SPACE ODYSSEY 2001」だし!
「こわばる笑い」「こわいけど笑える」が随所で楽しめるのも、キューブリックの映画と共通。…にしても、他の
イシグロ作品と比べたら「敷居が高い」かも。解説にあったように、「日の名残り 2」的な作風を期待された
ことへのアンチテーゼとして書かれた野心・冒険作。…にしても「堅牢」で「手堅い」小説宇宙を構築していて、
唖然・呆然の読後感に浸った。イシグロの出自(1954年、日本の長崎で生まれ、5歳からイギリスに居住)
からも、黒澤とキューブリックへの傾きに納得。牽強付会(自分に都合のよい無理なこじつけ)かもしれない
けど、手塚治虫(さらにはゲーテ)の人間観や世界観にも通じる? 「2001年宇宙の旅」を作るのに際して、
キューブリックが手塚にデザイン監督をオファーしたという事実もあるし…。この秋に「ブラック・ジャック」の
全巻(全25巻)を購入して、今は13巻をゆっくり読み進めているのもタイムリーだった。 2024.11.30
~12月~
「師」走初日の日曜日。朔日は「映画の日」。リドリー・スコット監督の「グラディエーターⅡ」を小松イオンの
映画館で鑑賞。「Ⅱ」は「2作目」というより、「二本柱」「1作目の2倍エンタメ」という意味であることが分かった。
すなわち、敵役のローマ皇帝が兄弟の2人・同じく政治家が2人(1人は興行師でもある)・主役の剣闘士
(グラディエーター)が2人(メイン主人公の義理の父はローマの将軍)・ローマの市門を挟んで対峙したの
は2つのローマ軍…など。そしてなにより、1作目を愛好する映画ファンへのサービス精神が感涙もの。
1作目に感じた「ローマと今のUSAをオーバーラップさせて、『今は危機的な状態だけど、これまでよくやって
きたんだし、これからもよくやんなきゃ』というような政治的メッセージ色」は、今回はあまり感じなかった。
エンタメに徹している感じ? 監督お気に入りの俳優、デンゼル・ワシントンの存在感に圧倒された。リメイク
された「荒野の七人(マグニフィセント・セブン)」で主役のガンマン、サム(オリジナルではユル・ブリンナーで
クリス。結構、悪役もこなしていた俳優)を演じていたデンゼル・ワシントン。両方の役柄に、通奏低音のような
共通点(「奴隷の望むことは、奴隷を持つこと」)を感じた。あと、今回の2作目でも「哲人皇帝」マルクス・
アウレリウスの著書『自省録』への言及がいくつかあって、現時点で「今年一番の映画」になっている「ホールド・
オーバーズ 置いてきぼりのホリディ」(主人公の歴史教師からのクリスマス・プレゼントがこれ)とつながった!
2024.12.1
1週間振りの好天(輪島でのボランティア以来)に恵まれたので、バイクで越前大野へ(ボランティアで同じ
チームだった大野の人や、福島県から来られた「大野ファン」の人を思い出しながら)。まだ十分に紅葉も
楽しめた。そして南部酒造場では地酒「花垣」(生酒「九頭竜」)を、結ステーションでは野村醤油のお味噌
と地酒「一ノ谷」(「うすにごり」)を購入。ところで、『充たされざる者』(カズオ・イシグロの小説)の備忘録
part2を二つ。「この作品はブラック・コメディーとして書いたもので、リアリズムの小説家とは二度と呼ばれ
たくないというのが本人の弁である。(中略)実はイシグロは一貫して人間の独善性や自己正当化といった
テーマを追求してきた作家だけに、その独創性と力量を純粋に評価してほしいということなのだろう」(訳者
あとがきから)。この文庫本はブックオフで購入していて、中にイシグロがノーベル文学賞を受賞した際の
新聞記事(2017年12月9日付)の切り抜きが挟まっていた。その中の「カズオ・イシグロ氏 ノーベル賞
記念講演骨子」から。「物語が国境や分断を超え、人間が共有するものに訴えるのが大切だ」。二つの
備忘録の言葉を結びつけて思ったのは、人間が共有するもの(「人間あるある」「現代人あるある」「自分
あるある」)としての「人間の独善性と自己正当化」という愚かさや滑稽さや哀しさを、言語化という見える
化によって「身につまされ」させて自覚させ乗り越えさせるような作品を、これからも読ませて欲しいなあ
ということ。しかし、これでハヤカワ文庫から出ているイシグロの小説はコンプリート。新作に期待する
しかない? …あ、その間、「カズオ・イシグロ読本」的な批評や論文を読んでいこうかな。それも楽しみ。
2024.12.2
10:45から母の通院(2つ)に付き添い。薬を準備してもらっている間、8号線沿いにある「すき家」でランチ。
帰宅は14:00過ぎになり、読書とギター。火曜日なので粟津温泉総湯はお休み。だから18:00頃に、片山津
温泉総湯へ。晩はクリスマス・ソングを何曲か、弾き語りできるように練習した。そういえば「すき家」でも、
山下達郎の「クリスマス・イヴ」がラジオでかかっていたなぁ。 2024.12.3
意外と晴れ間も多くあった水曜日。午前中にはお墓まで散歩(片道30分くらい)できたし、午後にはバイク
の洗車もできた。16:45(日没の時間帯!)から久し振りのバド部活。全員参加で基礎打ちとゲーム(ダブルス
中心)練習。今月は校内ランキング戦(シングルス)が行われるので、切磋琢磨して欲しい。 2024.12.4
昨日同様(この日は傘を持って)長めの散歩。自宅→上野町→二ツ屋町→横北町→勅使町までのコース
を変えた往復。途中竹藪の近くを歩いていて、自然に折れている青竹を発見。持ち帰って枝を払い、50㎝大
に2本を切りそろえて、台所と洗面所に置いて「青竹踏み」をできるようにした。足裏の土踏まずが刺激され
て心地よい。バド部活は15:50~18:00。考査休み明け2日目で、冒頭のステップ・ランニングに始まり、2対1
のシングルス・パターン練習を組み込んで、有意義な「フル・スペック」練習になった。 2024.12.5
11:00から、N先生の義母のお葬式に参列。15:50~18:00、バド部活。この日届いた定期購読の週刊誌
「週刊金曜日」から備忘録。タイトルは「常識にもう一度力を」。エッセンスは「民主政下の社会制度の多く
は『市民は原則として遵法的であり、良識を持って行動する』ことを前提に、つまり『性善説』に基づいて
設計されている。だから、『その性、邪悪な人間』の目には抜け穴だらけに見える。だが、それを制度の
欠陥だと思ってはならない。性善説に基づく制度は市民に向かって『善良であってほしい』と懇請するから
である」(内田樹の「凱風快晴」より)。学校での、そして今の私にとっては、バド部での「バドという競技や
部活という教育活動に対する振る舞いに関わる指導(バドミントンの競技力そのものを高めるための技術
指導などとは別)」における「それって、人として常識でしょ?」という働きかけ(寄り添い)について考えて
しまった。今の立場(外部コーチ)で、できること。やんなきゃいけないこと。 2024.12.6
期末考査明け初のバド部半日練習の土曜日。OB・OGが4人来てくれたので、ハイレベルのノックや
ゲーム練習ができた。午後はゆっくり、読書とアコギ。夕方から母と買い出し。晩に粟津温泉総湯と先日
購入した越前大野の地酒「九頭竜」で晩酌。晩酌の友の一つはフライパンで炒めた銀杏の実。季節を
感じさせてくれる。 2024.12.7
「よそ行き」の革靴(リーガル)をメインにした買い物のために、福井県のアピタへ。100均ショップでは、
買い換えのタイミングの台所用品やお掃除グッズなどを購入。2足目の革靴は、1足目とほとんど同じ
タイプ。黒のシューズ・クリームも買ったので、1足目も手入れして使っていく。ラインの会員にもなって
いる「手作り本屋さん」の AKUSYU では、ヴァージニア・ウルフの文庫本『灯台へ』と『書いて学ぶ親鸞
のことば 正心偈(しょうしんげ)』を購入。後者は「なぞれる書き下し文とわかりやすい語注&現代語
訳付」(表紙の言葉)で、東本願寺が発行。「1日1文章」で、読み・書き・「自分訳」していきたい。
2024.12.8
午前中は、革靴の手入れ。母屋で炬燵を出す手伝いなど。午後は晴れ間をみて、小一時間の散歩
(自宅→桜町→大和町→山代温泉中心街)。「正信偈(しょうしんげ)」=浄土真宗の根本聖典『教行
信証(きょうぎょうしんしょう)』の終わりに記された親鸞の言葉で、「偈(げ)」とは仏教の経典の中で
詩句の形式をとり、教理や仏・菩薩をほめたたえたものを「自分なりに」(自力? 他力? やっぱり、
後者でしょう)学ぶ準備を始める。 2024.12.9
「冬風邪」をひいてしまいました(T_T) 暖房機器による乾燥が原因だろうか? 加湿器とか必要かも?
このコーナーは、しばらくお休みします。 2024.12.10
注文していたCD(ベスト盤やライブ盤、企画もの以外のビートルズのアルバム。未購入だった5枚)が届
いた! 風邪が快方に向かって体が楽になったら、集中して聴きたい。夕方のバド部活はお休みさせて
もらって、「かかりつけの」きたむらクリニックに行き、いつもの筋肉注射を打ってもらった。 2024.12.11
熱が下がらない。むしろ上がっていて39度越え。バド部活はこの日も休ませていただいた。明日もこのまま
なら、もう一度きたむらクリニックに行って、コロナやインフルエンザの検査をしてもらう。 2024.12.12
熱は…やっと37度後半まで下がった! 午後に、予約してあった「いきつけの」自動車整備工場へ。冬
タイヤに交換してもらい、来月(来年!)の車検の打ち合わせをした。晩にベッドで横になりながら、一昨日
届いたビートルズの「ホワイト・アルバム」(2枚組)の1枚目を聴いた。歌詞カードや解説を読みながら、3度
続けて聴いた。「マーサ・マイ・ディア」や「ブラック・バード」、「ジュリア」が好き。少しだけアコギを弾いてみた
が、歌える喉に戻ってないので2曲で終了。 2024.12.13
バド部で校内ランキング戦の土曜日。私も男子Bグループに加わり、シングルス・ゲームをしたかったのに…
今日も私は風邪休。熱はまだ37度以上で、身体全体がだるく節々が痛み、喉もすっきりしない。それでも夕方には、
母と買い物へ。さらに晩のアコギは、5~6曲を完「奏」できた。やっと光が見えてきた感じ。ここまで、長かった
なぁ。 2024.12.14
体温は完全に平熱まで下がり、ずいぶん身体も楽になった。まだ風邪の症状が残っているが、料理や読書
など、いつも通りできることも増えてきた。きたむらクリニックでいただいた薬はあと2日分。これまで、半分
と少しくらいで完治してしまって捨てていたのに…。しかし昨日あたりから気温が「だだ下がり」で、0度に近
づいていることもこんなに回復が遅い理由だと思う。 2024.12.15
風邪休養5日目。きたむらクリニックで処方された薬もこの日まで。風邪そのものの症状は、のどの違和感
や身体全体のだるさを残すだけ。でも、2年前の夏に入院・治療した帯状疱疹のような発疹が出てきている
ことが心配。これは日常生活を送りながら様子見…。この日、除湿器と電気毛布(敷き布団)を購入。おかげ
で、夜、快眠。 2024.12.16
丁度1週間振りのバド部活(16:45~18:00)。部員は全員、顧問も全員(大会引率時に担当していただく野球
部顧問のO先生を含む)で実施。私は病み上がりでコートには入らなかったけど、ノック後のゲーム練習の
様子(O先生もハッスル)を見ながら思った。こうやって体育館にいて、バドを見ている(聴いている)だけでも
心がよろこんでると。火曜日なので粟津温泉総湯はお休み。木場温泉に浸かって帰り、6日振りの晩酌。
…まだ、あまり美味しく感じられない(^^;) 2024.12.17
「私的正信偈」第1文 原文「帰命(きみょう)無量寿如来(にょらい)、南無不可思議光」
はかりしれなく生きる仏、阿弥陀如来(あみだにょらい)とそのまことの教えにしたがって、
それらが発する神秘的な光を敬います。
病み上がり初の散歩(晴れ間に。お墓まで小一時間)。アコギ弾き語りはベッドで寝ながら。それでも2時間
以上できた。甲斐バンドの「安奈」(クリスマス・ソングでもある)が身についてきた。~♪~安奈 クリスマス・
キャンドルの灯は 揺れているかい 安奈 お前の愛の灯はまだ 燃えているかい~♫~ 2024.12.18
「私的正信偈」第2文 原文「法蔵菩薩(ぼさ)因位(いんに)時 在世自在王仏所」
阿弥陀仏が法蔵(ほうぞう)という名前で菩薩(ぼさつ)行(ぎょう)に励んでいた時、世自在王仏(せじざいおう
ぶつ)という先生のもとにいました。
バド部活は15:20~18:00(45分授業6限)。冒頭のトレーニング・メニュー(ステップ・ランニング20周)からメイン
練習のシングルス2対1パターン練習、まとめのゲーム練習まで、よく頑張っていた。翌日はお休み(年末の
職員定時退勤)で、翌々日は男子全員が小松高校で練習試合。よい節目にしたい。 2024.12.19
「私的正信偈」第3文 原文「賭見(とけん)諸仏(しょぶ)浄土因 国土人(にん)天(でん)之(し)善悪(ぜんまく)」
いろんな仏がそれぞれどのような因果の法則で悟りを開いたのか、いろんな国や地域、人々の間の善悪がどの
ようなものなのかを見きわめました。
午前中は母と今年の花壇じまい。草苅機でざっくり苅った後、葉や茎を拾う手作業できれいにした(2時間
以上!)。久し振りの好天で、気持ちも晴れた。午後も久し振りに、自転車で2時間近く走り回った(加賀
温泉駅周辺→大聖寺の市街地など)。晩は今年の初鍋料理。とり野菜味噌を使って舌鼓。 2024.12.20
「私的正信偈」第4文 原文「建立(こんりゅう)無上殊勝願 超発(ちょうほつ)希有(けう)大弘誓(ぐぜい)」
この上なく大切な願いを立てて、ありがたく広大な誓いをおこしました。
午前中に町内会の会計業務(今年最後の町内会費等取立の準備)を終わらせ、午後は小松高校で練習
試合(男子全員の9名参加)。加賀地区大会団体戦で優勝するには、おそらく決勝戦(3年連続になる)で
勝たなければならない相手。今回の結果は…1番手ダブルスがファイナルで勝利。2番手ダブルスはファ
イナルで惜敗。シングルスは1番手同士は3分の2くらいの得点でこちらが敗北。そのF君が2番手には快
勝。最後に向こうが組み替えたダブルスと本校1番手が対戦。時間切れで1対1のスコアで終了。団体メン
バー以外の生徒達も善戦していて、1人ひとりの成長が確認できてよかった。
「私的正信偈」第5文 原文「五劫(ごこう)思惟(しゆい)之(し)摂受(しょうじゅ) 重誓(じゅうせい)名声
(みょうしょう)聞(もん)十方(じっぽう)」
はかりしれない長い時間の思いや考えが込められたこの願いと誓いを受け取り、実行して、将来、そのこと
で自分の名声が世界中で聞かれるようになることも重ねて誓いました。
午後に町の公民館の掃除。ヴァージニア・ウルフの『灯台へ』読了。以下、備忘録。「人生の意味とは何か?
ただ、それだけだ―じつにシンプルな問い。(中略)大いなる天啓なんてものは決して降りないのかもしれ
ない。その代わりにあるのは、暗闇のなかで不意に灯されたマッチの炎のような、日々のささやかな奇蹟と
光明(ひらめき)だ。ほら、いまここにも。これと、それに、もうひとつ別なものがあわさって。(中略)これが
天啓というものの本質。混沌のただなかに、なにかが姿を現し、この絶え間なく移ろい流れていく世界が
(と、空をゆく雲や揺れる木の葉を見つつ)突如として不変のものになる。生(いのち)がここで静止せんこと
を、そうラムジー夫人は言った」。 2024.12.22
「私的正信偈」第6文 原文「普放無量無辺光 無碍(むげ)・無対・光炎王(えんのう)」
あまねく放つ光は、何にもさまたげられない光・比べるもののない光・炎の王のような光。
福井県のアピタに歳の暮れの買い物。黒の革製ジャケットは衝動買い(「運命の出会い」買い?)。欲しか
ったコーヒー用の注ぎ口が細いポットもゲット。いつもの本屋さん AKUSHU で、年末年始読書本を以下の
ラインナップで購入。『百年の孤独』(ガルシア・マルケス 著。新潮文庫)、『ポアロのクリスマス』と『ベツレ
ヘムの星』(アガサ・クリスティー 著。早川書房)、『歎異抄(たんにしょう)にであう』(阿満利麿 著。NHK
出版)、『うちのお寺は浄土真宗』(藤井正雄 総監修。双葉社)。アコギ(トラベル・ギターのノクターン)の
弦も張り替えて、今年も冬休みがある(バド部活の外部コーチなので)をよろこびながらのクリスマス・イヴの
イヴ(前夜)の演奏。2024.12.23
「私的正信偈」第7文 原文「清浄(しょうじょう)歓喜(かんぎ)智慧光(ちえこう) 不断難思(なんし)無称光」
きよらかな光・よろこびの光・智慧の光、断えることのない光・人知を超えた光・言葉でいいあらわせない光。
高校は終業式の火曜日。バド部活は11:15~13:00に敢行。午後は夕方にアコギ(モーリス)の弦の張り替え→
JA元気村(産地直売が中心のスーパー)で「クリスマス・イヴのご馳走」の食材(しゃぶしゃぶ用能登牛スライス
肉など)を買い物→片山津温泉総湯。晩に先日購入しておいた少し高級なシャンパンを空けて、DVDで映画
「クリスマス・キャロル」(ディケンズ原作でミュージカルのイギリス映画)を鑑賞。弾き語りもクリスマス・ソングを
中心に。 2024.12.24
「私的正信偈」第8文 原文「超日月光(じつがっこう)照塵刹(じんせ) 一切群青(ぐんじょう)蒙(む)光照」
太陽や月を超えた阿弥陀仏の光が全世界を照らし、すべての生きとし生けるものがその光につつまれる。
~1月~
~2月~
~3月~